連続テレビ小説「おかえりモネ」〔全120回〕 (第60回・2021/8/6) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おかえりモネ』(公式サイト)
第60回/第12週『あなたのおかげで』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
百音(清原果耶)は、100パーセント自分のためと言い切って車いすマラソンの練習に臨む鮫島(菅原小春)の姿に心動かされ、一方で「人の役に立ちたい」という目標について、さらに思い悩むのだった。鮫島のサポートには医師の力も必要だということになり、百音は思い切って菅波(坂口健太郎)に頼んでみる。洗濯のついでに汐見湯を訪れた菅波に、百音は、ずっと以前に菅波に言われたある事について、その真意を聞くが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?)
演出:一木正恵(過去作/どんど晴れ、ゲゲゲの女房、まれ) 第1,2,7,9,12週
梶原登城(過去作/おひさま、あまちゃん、マッサン) 第3,4,10,11週
桑野智宏(過去作/ウェルかめ、梅ちゃん先生、あまちゃん) 第5,6,8週
津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん)
音楽:高木正勝(過去作/映画「バケモノの子」、「未来のミライ」、「静かな雨」)
主題歌:BUMP OF CHICKEN「なないろ」
語り:竹下景子
制作統括:吉永証(過去作/トクサツガガガ、詐欺の子)
須崎岳(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
気象考証:斉田季実治(NHKニュース7、ニュースウオッチ9)
※敬称略
お知らせ
第7週目から “超” が付く程、好意的に本作を見るモードに入っております。そのつもりで、読んで頂ければ幸いです。
なぜ「スポーツ気象」の内容を曖昧のまま話を進めるのか?
あの~、今回のアバンタイトルでも、百音(清原果耶)が、室内で車イスマラソンの練習に臨む鮫島(菅原小春)をスマホで撮影している場面が使われていた。しかし、何のために撮影しているのか、一切の説明がない。私は好意的に「番場っている鮫島に百音が心を惹かれて行く過程」だと解釈しているが。
でも、本来なら、「スポーツ気象」のデータ作成のためなら、何らかの理由があるはず。毎日書いて恐縮だが、「スポーツ気象」が必然的なものとなった現在。でも、劇中の2016年は開発中段階。だったら、もっと「スポーツ気象」について、解説があっても良いと思う。
もちろん、今後の百音には「スポーツ気象」に何の興味も関心も無いが。放送するなら、視聴者のために、丁寧に解説するべきと思う。
教育の一環と言うより朝岡が百音に丸投げしたように見える
あと、ちょっと気になったこと。前回で「医師の力も必要」と言うことで、菅波医師(坂口健太郎)の名前が挙がった。ドラマとしては、間違っていない。だって、百音が頼める医師は菅波しかいないから。
でも、前回で、あれだけ「スポーツ気象」の大切さや必要性を、自分の過去を含めて熱弁した朝岡(西島秀俊)抜きで、百音が主導で「チーム・サメジマ」を作って、若手気象予報士3人と菅波で「チーム・サメジマ」を… と言う流れにしてしまうと、完全に朝岡が百音に鮫島のことを “丸投げ” して、無責任に見えなかっただろうか。
「チーム・サメジマ」立ち上げに朝倉がいない超違和感!
撮影スケジュールの都合を無理してでも、菅波の名前を挙げる時も、「チーム・サメジマ」のプレートを掲げる時も、朝岡を配置すべきだったと思う。こう言う “穴” が続くと、「このスポーツ気象のエピソードって長いけど、今後には大して影響はないんだろうな」って感じてしまう。
それを、こともあろうに、〔全120回〕の “ちょうど半分” の第60回でやらかしてしまうと、作品を応援したくても、その気が削げてしまうのだ。
百音の身近人が震災で、身体的な被害を受けた設定があれば
今日は、〔全120回〕の “ちょうど半分” の第60回だから、これまで敢えて書かずに来たことを書く。まず、その前に、一度は書いたことを披露する。
それは、百音が東日本大震災に遭った時、百音の家族や身近な人が、身体的な被害を受けた設定にしたら良かったってこと。こんなことを書くと、また批判が来ると思うが、あくまでもフィクションの初期設定として。
百音の身近な人が、亡くならないまでも、津波などで一生残る身体的な障がいを持った設定だったら、何のケガもしなかった百音の「地元のために、地元の人のために、気象予報士で貢献したい」と言う気持ちが、“信念” にもなったのでは無ないかってこと。この辺りまでは過去に書いたと思おう。
私の「初期設定」だったら、今回の百音はかなりいい感じに
そして、今回初めて書くこと。
もしも前段のような初期設定があったら、今回の「チーム・サメジマ」のエピソードも、上司である朝岡の命令でやっている感も薄まる。車イス競技に関心を持って参加しているだけな感じも薄まる。
逆に、「自分が100%自分のためにやること」と言う鮫島の言葉と、百音の信念がリンクして、朝岡なんて不要な、スピンオフ週とは言わせない程の、駆け出しの気象予報士が、まず身近な人のために働くエピソードとして見応えのある2週間(か、知らないが)になったのではないだろうか。
あとがき
もう、初期設定の変更は不可能ですから、どうしましょ?
とりあえず、もっともっと百音が鮫島が車イス陸上に賭ける気持ちに共感した方に描く。そして、朝岡そっちのけで、鮫島のために動く。更に、「スポーツ気象」について、独学する。既に始めている競合他社に乗り込んで行って、「スポーツ気象」を教わるなんて、積極的なのも良いですね。
ドラマとしては、理由がなんであろうと、主人公がやる気になって、話が進むのは悪くないです。もう、第60回にもなると、言えるのはそんなことしかありません…
お願い…
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【これまでの感想】
第1週『天気予報って未来がわかる?』
1 2 3 4 5 土
第2週『いのちを守る仕事です』
6 7 8 9 10 土
第3週『故郷の海へ』
11 12 13 14 15 土
第4週『みーちゃんとカキ』
16 17 18 19 20 土
第5週『勉強はじめました』
21 22 23 24 25 土
第6週『大人たちの青春』
26 27 28 29 30 土
第7週『サヤカさんの木』
31 32 33 34 35 土
第8週『それでも海は』
36 37 38 39 40 土
第9週『雨のち旅立ち』
41 42 43 44 45 土
第10週『気象予報は誰のため?』
46 47 48 49 50 土
第11週『相手を知れば怖くない』
51 52 53 54 55 土
第12週『あなたのおかげで』
56 57 58 59
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