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ドラマスペシャル 警視庁ひきこもり係 (2021/8/5) 感想

警視庁ひきこもり係
©テレビ朝日

テレビ朝日系・ドラマスペシャル『警視庁ひきこもり係』公式サイト
『滝藤賢一主演!前代未聞の刑事ドラマが、この夏、爆誕! チーム全員ひきこもり…?捜査はすべて完全リモート…? “ワケあり”のはぐれ者5人が、まさかの奇跡を起こす?』の感想。



草壁(戸塚純貴)は怪我が原因で戦力外通告を受け、生活安全課総務2係、人呼んで「ひきこもり係」に異動してきた。そこは定年した元刑事の花房(高田純次)が警視監から依頼されてつくった寄せ集め部署で、元ハッカーで漫画喫茶にこもっている百田(山本舞香)、元科捜研で母親の介護で自宅にこもっている家藤(富田靖子)が集まっていた。キャップの引谷(滝藤賢一)も署に住み着いていて…そんなひきこもり係に初仕事が舞い込む!
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ公式サイト]より引用---


原作:なし
脚本:大北はるか(過去作/ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~、ナイト・ドクター)
演出:樹下直美(過去作/未解決の女シリーズ、コタローは1人暮らし、緊急取調室4)
音楽:鈴木ヤスヨシ(過去作/ブスの瞳に恋してる2019、女刑事・音道貴子 凍える牙)

ドラマの題名作りの苦労を感じる『警視庁ひきこもり係』

『警視庁ゼロ係?生活安全課なんでも相談室?』とか、もはや、刑事ドラマの名前を付けるだけでも、これだけ大量に存在すると、かなり大変な作業になるのだろう。

そこで今回は、「働き方改革」が進められるなかで、「万年人手不足」の問題を抱える警察各部署のサポートのため、生活安全課総務2係、通称「ひきこもり係」が作られたと言う今どきの設定を流用。

工夫が見えたのは「ひきこもり係」が、ワケありのはぐれ者という5人の設定

しかし、一工夫したのは「ひきこもり係」キャップを務めることになった引谷(高田純次)をはじめ、その名の通り全員がひきこもり、もしくはひきこもり予備軍。元ハッカーの百田桜(山本舞香)、元陸上の代表選手で怪我により挫折した草壁栄次(戸塚純貴)、元科捜研で現在は母の介護中の家藤時子(富田靖子)と、それぞれがワケありのはぐれ者という5人の設定。

まあ、これらも決して目新しいものではないが、「ひきこもり」と言う比較的マイナスな印象が強い人たちを、「超個性的」と解釈し直して、登場人物らを再構成して、何とか既視感を払拭し、新鮮さを醸し出そうと言う努力は認める。

脚本家と演出家のタッグで、お気楽な印象の題名の割に、想定外に「戦隊モノ」風の刑事ドラマに

その点は、今秋に第2段の放送を控える『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』の脚本家・大北はるか氏らしく、今作も謂わば「戦隊モノ」らしい、誰か1人が大活躍するストーリーではなく、チームの5人それぞれに個性と能力を与えて、見せ場を作った。

演出担当なんて今期放送中の『緊急取調室4』の演出も担当している樹下直美氏を起用。樹下氏の指示かは不明だが、「ひきこもり係」のメンバーのファンションや、美術セットも意外とファッショナブルに作られており、安っぽさは感じることは無かった。

それ故に、ドラマとしては、タイトル『警視庁ひきこもり係』と言うお気楽な印象の割には、想定外に「戦隊モノ」風の刑事ドラマに仕上がっていた。

問題があるとすれば、次の3つ

問題があるとすれば、3つ。まずは「1時間48分」と言う放送尺。この程度の事件なら、引き延ばしても「1時間30分枠」。流石に、尺が長過ぎた。もう一つは「ひきこもり」と言うキーワードに拘り過ぎて、ややドラマの世界観が小さくなってこと。まあ「ひきこもり」だから「広く、大きく」なるのは無理かもしれないが。

そして3つ目は、メインの事件自体があまり興味関心を惹くような面白さが無かったこと。

あとがき

上手く行けば「シリーズ化」、「連ドラ化」を狙っているのでしょうかね。全体の半分以上は、事件そのものよりも、「ひきこもり係」の紹介。これでは、連ドラの第1話を「1時間48分」見せられたのと同じこと。せめて、事件にもう一捻り、二捻りあったら、長過ぎ感は薄まったかも知れません。

ただ、出演者の組合せは新鮮ですし、「ひきこもり係」のメンバーの設定も個性的で面白い。もしも、「作り直しのチャンス」があるなら、まずは「人物紹介はコンパクトに」、「事件は絶対に捻ること」の2つをやったら、起死回生はあるかも…

 

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Author : みっきー

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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