連続テレビ小説「おかえりモネ」〔全120回〕 (第59回・2021/8/5) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おかえりモネ』(公式サイト)
第59回/第12週『あなたのおかげで』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
朝岡(西島秀俊)の、いずれ気象キャスターをやめるつもりだという発言に、百音(清原果耶)たち気象班一同は大騒ぎに。しかし、莉子(今田美桜)は、そうなれば後任は自分になるのではないか、と期待を膨らませる。未知(蒔田彩珠)は仕事で思うような成果を出せず、焦りから電話で百音に少し当たってしまう。そんな中、内田(清水尋也)が見つけたある物から、朝岡がスポーツ気象にこだわる本当の理由が明らかになる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?)
演出:一木正恵(過去作/どんど晴れ、ゲゲゲの女房、まれ) 第1,2,7,9,12週
梶原登城(過去作/おひさま、あまちゃん、マッサン) 第3,4,10,11週
桑野智宏(過去作/ウェルかめ、梅ちゃん先生、あまちゃん) 第5,6,8週
津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん)
音楽:高木正勝(過去作/映画「バケモノの子」、「未来のミライ」、「静かな雨」)
主題歌:BUMP OF CHICKEN「なないろ」
語り:竹下景子
制作統括:吉永証(過去作/トクサツガガガ、詐欺の子)
須崎岳(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
気象考証:斉田季実治(NHKニュース7、ニュースウオッチ9)
※敬称略
お知らせ
第7週目から “超” が付く程、好意的に本作を見るモードに入っております。そのつもりで、読んで頂ければ幸いです。
今回の百音と未知の電話シーンは、明らかに夜だった…
前回の感想で、百音(清原果耶)が夜に悩むのは、百音の「昼夜真逆シフト」を考えると、おかしくないかと書いた。正直言ってしまうと、入社4年目とは言え、体力のある二十歳だから、「午前2時起床(だっけ?)」なのに、午後8時以降に起きているだけで、仕事を舐めているように映るのだが。
百音は、明日休暇だから夜、未知に電話したの?
さて、今回は百音と未知(蒔田彩珠)の電話のシーンがあった。朝岡(西島秀俊)のくだりがあったし、2人の服装も別の日だ。でも、前回では、照明や美術スタッフの働きで、ぎりぎり “宵の口” に見せていた。しかし、今回の百音の部屋はカーテンが締まり(窓は開いている)、百音自身も寝床で未知へ電話をしている。
また、前回では未知の研究室の外が少し明るく見えたのに、今回の未知の研究室の外は真っ暗。そう、夜なのだ。明日が休日の設定なら良いが、だったら寝支度した状態で百音に電話させる必要はないわけで…
脚本家は、百音と未知の姉妹の会話は、じっくり描きたかったのではないだろうか?
これが気になって、肝心な話が頭に入らない。でも、本来、脚本家は、ここの百音と未知の姉妹の会話は、じっくり描きたかったのではないだろうか。
特に上京した途端に「父親の自慢の娘」と言う立場を、一気に姉に持って行かれた妹の気持ちとか、百音とは同級生である亮(永瀬廉)と、未知とは “同級生の妹” と言う立場に、元々 “差” が存在する亮の、格下的な(亮は、そんなつもりはないが)扱いをされた妹が、ケロッとした顔(声)で “どうしようも埋まらない差” を語る姉妹の心情のやり取りって、姉妹だから描けたのでは?
まあ、正直、脇役の恋バナを描く暇があるなら、主人公が気象予報士として働いている姿をもっと描けと言いたいが。
「スポーツ気象」について、もうハッキリとナレーションやアニメーションを使って、現状を視聴者に説明した方が良いと思う
さて、「スポーツ気象」のくだり。これ、(来週も続くようなので)もうハッキリとナレーションやアニメーションを使って、視聴者に説明した方が良いと思う。
今や、「スポーツ気象」と言うものがない競技大会は存在しないってことを。ネタバレになるから前回は書かなかったが、今回の10分過ぎで、だいぶ「スポーツ気象とは?」が描かれたから、書いてしまう。
先日、ある読者さんのコメントで、「なぜ、いま “スポーツ気象” を描くのか?」と言うのがあったから、やはり、分かっていた方が、少なくとも、この先一週間程度は、少しイライラが減るはずだから。
劇中の2016年は、史実だと「スポーツ気象元年」みたいな年
まず、劇中は2016年だが。しかし現実(史実)では、既に、2016年8月は、気象予報会社「ウエザーニュース」社の「スポーツ気象チーム」が、リオデジャネイロ・オリンピックで、野球や7人制ラグビー、トライアスロン、女子ホッケー、セーリング等、7競技16チーム日本代表選手団を現地サポートしているのだ。(情報源)
従って、史実よりドラマの方が4年以上遅れた展開になっている。でも、そこはフィクションだからツッコまない。
そして、時間と暇があったら、下記のサイトを見て欲しい。これを読めば。いろんなことが見えて来るからだ。
スポーツ気象(Sports Weather)天気を味方に選手のパフォーマンスを最大化
今のスポーツ競技大会や選手に「スポーツ気象」は欠かせないものであることを、分かり易く解説すべき
例えば、昭和の頃に子ども時代を迎えた人は、
「運動中に水を飲んではいけない」
「運動中に水を飲むと、それまでの運動の効果が消えてしまう」
「ウサギ飛びで、足腰を鍛えろ!(今は、無理な姿勢で、股関節、膝関節、足関節を深く曲げ、その関節に強い負荷が掛るため、体育では禁止されている」
のような、今では考えられないことが信じられ実行されていた。
その延長で「スポーツ気象」を捉えると、良くわかる。「スポーツ競技大会が天候に左右されるのは、しょうがないこと」とか、「スポーツの結果は選手の記述力と根性だ」とか、もう、そう言う考えも古いわけだ。
多くの競技大会主催者や大会に参加する選手が「スポーツ気象チーム」へ依頼して、成功を勝ち取る時代なのだ。だから、そのことを、分かり易く解説しておいた方が良いと思う。
そもそも、百音は「スポーツ気象」へ興味関心を抱かない気象予報士なのだから…
ただ、朝岡が50年前に「神宮全日本大学駅伝」の選手だったから「スポーツ気象」に興味を持ったとしても、それが主人公の話に影響しなければ意味がない。
先日、いやいや「スポーツ気象チーム」に入った百音が、車いすマラソンの選手・鮫島(菅原小春)との交流の中で、信頼や興味が増して行って、「スポーツ気象」に興味を持つ可能性はゼロではない。
でも、そもそも(今回も、言ってしまった…)、百音は気象予報士として、全国1億2千万人より、故郷の自然や、そこで暮らす人たちのために天気予報を届けたいのが夢なのだから、やはり、ここで「スポーツ気象」を持って来るのには、東京五輪2020とセット販売って、ことなのだろうか?
あとがき
これ、考えようによっては、「スポーツ気象」のくだりって、朝岡個人の思いが中心に今後描かれるはず(今日が木曜日だから、明日の金曜日で終わるはずがない)です。だったら、「脇役のエピソード」、そう「スピンオフ週」見たなものですよね。
姉妹の苦悩やら、朝岡の思いを描くより、主人公が気象予報士として何をするのか。暴走するもよし、お手柄をあげるのもよし。とにかく、まずは、ここ最近は受け手の台詞しかない百音がかわいそうなので、清原果耶さんに心に残るような台詞を書いてあげて欲しいです。
※明日(8/6)は『令和3年 広島平和記念式典』の放送があるため、第60回の放送は「08:35~08:50」になる予定です。
お願い…
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【これまでの感想】
第1週『天気予報って未来がわかる?』
1 2 3 4 5 土
第2週『いのちを守る仕事です』
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第3週『故郷の海へ』
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第4週『みーちゃんとカキ』
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第5週『勉強はじめました』
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第6週『大人たちの青春』
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第7週『サヤカさんの木』
31 32 33 34 35 土
第8週『それでも海は』
36 37 38 39 40 土
第9週『雨のち旅立ち』
41 42 43 44 45 土
第10週『気象予報は誰のため?』
46 47 48 49 50 土
第11週『相手を知れば怖くない』
51 52 53 54 55 土
第12週『あなたのおかげで』
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