2021年春以降のテレビ番組を見て、「コロナ対策に嫌な慣れ」が見えて来ているのが気になる

また、病院、警察、消防、金融関係、郵便事業、宅配業、介護関連、食品スーパー、薬局などなど、私たちの生活インフラを守って下さっている “休みたくても休めない” 数え切れない業種で働かれている方々にも、「ありがとうございます」と言うしかありません。
まえがき
この投稿は、ワクチン接種を強制することを目的としておりません、ある報道を読んだ私の不安を、ちょっぴり書いただけです。また、若者世代を中心にワクチン接種に消極的な考えが比較的多く見られるようですが、私はワクチンの専門家ではないので、「打った方がいい」なんて書きません。私が接種した感想と、2度目の接種に向けての気持ちを書いただけです。
また、今の10代、20代はネット情報でワクチン接種を決める世代です。ですから、中高年と同じ基準で、若者たちに「余命へのリスク」や、「日本社会全体のことを考えろ」と言うのもおかしな話。接種するかどうかを決めるのは、自身の権利。それを理解した上で、読んで下さい。「大人の言うことなんて信じられるか?」な若者は、即別のサイトへ行って下さい。
昨年の第1回目の緊急事態宣の頃の手齢番組を思い出すと…
思い起こせば、昨年の第1回目の緊急事態宣言から夏頃までのテレビ放送や番組は、今と大分異なっていた。ワイドショーやニュース番組の多くは、まるでオンライン会議のような感じで、スタジオにはメインキャスターや司会だけ。あとはオンラインで番組に参加していたと記憶している。
私の好きなドラマはどうだったろう?
昨年4月から放送開始した春ドラマは軒並み “放送一時中断” となり、その代わり、昔のドラマの再放送や、Zoomなどを使用したオンラインでの会議から撮影、編集まで行った「リモート・ドラマ」なる小作品が増えたのが、記憶に新しく、懐かしい人もいるだろう。
今年2021年春以降のテレビ番組が、それ以前とかなり違っていることに、お気付きだろうか?
あれから、ほぼ1年が経過した今年2021年春以降のテレビ番組が、それ以前とかなり違っていることに、お気付きだろうか。要するに、1年前は必死に緊急事態宣言を受け止めて、未知なる新型コロナウイルス感染防止に努めた、番組やドラマ制作が盛んだったのだ。
しかし、この春以降(番組によっては、年明けから)の各種番組が、思ったよりも緊急事態宣言の影響を受けているように見えないと感じないだろうか。
ここからは「私の予想;に過ぎない前提で読んで欲しい
これは、私が現役テレビマンにインタビューしたわけでは無く、あくまでも視聴者の目線でテレビを見て、そこから割り出した、あくまでも「私の予想」に過ぎない。その程度の認識で、でも、私自身には相当当たっている自信があるから、興味があるなら、この先を読んで頂ければと思う。
明らかに「コロナ過用の番組制作の方法論」が確立された!
まず、明らかなのは、コロナ過用の番組制作の方法論が確立されたこと。ここで間違って欲しくないのは、あくまで「確立した」と思っているのは、テレビ番組関係者であって、私を含めた一般視聴者でないと言うこと。では、何がコロナ前と今春では変わったのか?
オンラインツールを使った番組が大量生産されるように…
まず、殆どの人が分かるのが、ZoomyやSkypeと言ったオンラインツールを使った番組制作が大量生産されていること、相手がプロだろうと素人だろうと、リモートでのインタビュー収録や、生放送が異様に増えた。
もちろん最初の頃は、機材やネット回線の不備、機器の使い方が分からないなどのトラブルも目に付いたが、最近は滅多に見ない。むしろ、自宅から番組出演して出演料が貰えるなら、お得とさえ思っているように見える出演者も多数いる。
海外ロケ番組が減っていない!
また、緊急事態宣言発出下で、容易に海外ロケに行けないはずなのに。海外ロケ番組が減っていない。
これは恐らく、前述の「国内でのリモート撮影手法」が、ほぼ確立したことを更に海外ロケ番組に応用して、日本と海外のスタッフ、そして素人ゲストが、東京にいるスタッフから、容易に正確にコントロールする手法も確立したからだと思う。
だって、要はディレクターの指示が、確実に通訳されて、相手国のスタッフやキャストの耳に入るなり、カンペで見ることが出来れば、テレビ番組制作に於いては、海外の壁などすぐに超えられるからだ。
もちろん、世界的なコロナ不況で本来はテレビに出演するはずのなかった裏方(コーディネーター)が素人との通訳担当として出演だけでなく、撮影までやっているから、あとは撮影データを日本のスタッフに送るだけ。まあ、これは「アフター・コロナ」でも、大いなるコストカットとして、残ると私は思っている。
バス旅番組、旅行&食レポ番組は、むしろ増加傾向のような
更に、私は意外に思うのだが。国内ロケ番組、例えば、バス旅番組、旅行&食レポ番組も、放送が減った印象は皆無だ。むしろ、増加現象にあるように思っている。
その理由の一つが、今春以降に放送予定の上記のようなロケ番組は、「緊急事態宣言発出下を想定済みの企画」に変更されているからだ。例えば。地方ロケの番組は、「過去の名作選」へ置き換えらえている。都内ロケの番組も、出来るだけ “町ぶらシーン” を無くして、店紹介もそこそこにして直接店内からスタートが増えている。
ロケ番組の視聴者は常連さんが多いから、1回でも休めない
近県ロケの企画も、いつでも変更可能なように、無難な企画に置き換えられている。でも、国内ロケ番組、例えば、バス旅番組、旅行&食レポ番組の類いは、熱烈や習慣化している視聴者が多いのが特徴だ。だから、1回でも放送を休むと飽きられる。全編再放送だろうと、一部新撮影を入れてでも放送を継続する。
だから、何が何でも放送する。だから、私は悪い意味で言うが、視聴者に対して「緊急事態宣言発出中」である意識を薄める役割になっていると考える。もちろん、ロケ番組を見て、不要不急の外出自粛の鬱憤を晴らしている視聴者も多いが。その撮影現場で、感染がおこる可能性もゼロではないわけで…
撮影で使われる多種多様なアクリル板には、"魔法"がある!
また、緊急事態宣言中のテレビ番組と言えば、多種多様なアクリル板の多用がある。医学的には、換気が行われているとは言え、一定の空間に10名近くのコメンテーターやひな壇芸人が集まって、大声をだせば、カプセルのようなアクリル板ならいざしらず、ただの「宴会場のパテーション」レベルが乱立したって、大した効果が期待できない事は、凡その予想は付く。
でも、あの多種多様なアクリル板には、 “魔法” がある。アクリル板が経っていることで、「この番組は、感染対策をやっている」と言う印象を植え付けることが出来るのだ。更に、出演者同士の横の距離を話せば、効果はさらに上がる。
もちろん、ここで言う効果とは、感染対策そのものでなく、「感染対策をやってます感」のことだが。縦型液晶テレビを使った共演風も、似たようなものに違いない。
テレビ番組制作のスタッフやキャストを全否定する気はない
【ぼちぼち、まとめへ】
ここまで、私なりに、今のテレビ番組の制作現場が「今は緊急事態宣言発出中ではない錯覚を植え付ける作戦」と「感染対策をやってます感の創出作戦」をやっていることを書いて来た。
それらが、テレビスタッフたちが、視聴者に「いろんな策を講じて、テレビを見て欲しい」と言う思いからやっていると好意的には思っている。新ドラマが次々と作られ、放送されて、楽しませて貰っているのも確かで、全てを否定するつもりは無い。
最近話題の「デルタ株」の怖さを、ご存知だろうか?
しかし、東京五輪2020が始まって、都内を含めた感染戦者が増加しているのが現実。芸能人も、ここ最近、感染者が増えており、ドラマが一時中断するケースも発生した。
これまでは、「三密を割ける」、「マスク着用」、「うがいと手洗い」で、これまで戦って来た私たちとテレビ番組制作陣。しかし、最近になって東京都などを中心に新型コロナウイルスの感染が急拡大している要因とされる変異株「デルタ株」だ。
感染対策の専門家らは、感染力が強いデルタ株への置き換わりを警戒し、対策強化の必要性を繰り返し訴えている。詳しく知りたい人は、下記の報道を読んだ方がいい。私なんぞの素人の意見など耳を貸す必要などない。
変異株「デルタ株」 なぜ怖いの? 感染防ぐには? ワクチンの有効性は?<新型コロナ> :東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/120318
東京都などで新型コロナウイルスの感染が急拡大している要因とされる変異株「デルタ株」。感染対策の専門家らは、感染力が強いデルタ株への置き換わりを警戒し、対策強化の必要性を繰り返し訴えている。デルタ株とはどんなもので、何に気を付けたらいいのか。(デジタル編集部)=2021年7月31日更新
要約すると…
●感染力高く、ワクチンの効き目を低下させる恐れがある
●感染リスクが高まる『5つの場面』が、下記の5つ。
「飲酒を伴う懇親会等」
「大人数や長時間におよぶ飲食」
「マスクなしでの会話」
「狭い空間での共同生活」
「居場所の切り替わり」
その他にも、「デルタ株』については、次の3つの情報もある。情報源は、本日(8/2)放送の日テレのニュース番組『news every.』。
●“ごく少量のマイクロ飛沫” でも、十分に感染リスクがある
●マスクのちょっとした隙間も命取りになる可能性がある
●マスク着用でも会話は出来るだけ短時間に済ませる
「デルタ株」の登場で、テレビ番組制作にも"更なる意識改革"と"新しい感染対策"が必要になっていると思う、
と言うわけで、今年2021年春以降のテレビ番組が自信をもってやって来た、番組制作に於ける感染対策は「一昔前のもの」と言う “更なる意識改革” と “新しい感染対策” が必要になっているのではないだろうか。
番組の制作予算は減少の一途。それでも、現場で働くスタッフ、そしてキャストたちは、少しでも辛い日常を忘れて、楽しい番組をと視聴者へ届けようと必死なのは分かるし、伝わる。だからこそ、一時の成功体験におごることなく、次なる感染対策をつくって、前進して欲しい。
あとがき
最近、芸能人、それも若い芸能人の感染が増えて来ました。毎日のようにYahoo!ニュースのトピックスに挙がります。それらの人が、夜な夜な外に出歩いて、無防備で生活しているとは思えません。
特に、当blog的に言いますと、連ドラに出演中のキャストが… と思います。だとしたら、やはり、撮影現場の感染対策の見直しを徹底的にして欲しいです。キャスト、スタッフ、そして1人でも感染させないために!
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★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/15812/
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