連続テレビ小説「おかえりモネ」〔全120回〕 (第53回・2021/7/28) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おかえりモネ』(公式サイト)
第53回/第11週『相手を知れば怖くない』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
百音(清原果耶)の下宿先の銭湯には、実は宇田川という男性が住んでいた。宇田川は、大家の菜津(マイコ)と昔からの付き合いがあり、とてもいい人だという。ふだんは全く姿を見せない宇田川に、最初はおびえていた百音と明日美(恒松祐里)だが、案外とすぐに慣れてしまう。やがて夏が訪れ、莉子(今田美桜)との中継コーナーも視聴者から好評で、百音の仕事は一層充実していた。そこへあるニュースが飛び込んでくる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?)
演出:一木正恵(過去作/どんど晴れ、ゲゲゲの女房、まれ) 第1,2,7,9週
梶原登城(過去作/おひさま、あまちゃん、マッサン) 第3,4,10,11週
桑野智宏(過去作/ウェルかめ、梅ちゃん先生、あまちゃん) 第5,6,8週
津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん)
音楽:高木正勝(過去作/映画「バケモノの子」、「未来のミライ」、「静かな雨」)
主題歌:BUMP OF CHICKEN「なないろ」
語り:竹下景子
制作統括:吉永証(過去作/トクサツガガガ、詐欺の子)
須崎岳(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
気象考証:斉田季実治(NHKニュース7、ニュースウオッチ9)
※敬称略
お知らせ
第7週目から “超” が付く程、好意的に本作を見るモードに入っております。そのつもりで、読んで頂ければ幸いです。
基本的に今回から"答えの出ないツッコミ"は止めることに!
本作、ドラマとして特にフィクションなのに、現実的な重要な部分の描写が実に曖昧で、いつまでも決着(辻褄合わせや答え合わせ)をしないから、ツッコミ始めるとキリが無いし、答えも帰って来ないから、基本的に今回から止めることにした。
従って、「あれが、ああなるから、ここが、こうなるんじゃないのかな?」と思うことは、ほぼスルーすることにした。従って、コメント投稿しても答えないので、ご了承を。
アバンにも驚いたが、"祖父母の台詞付き登場"に唖然!
さて、スゴイな。連日金メダルラッシュの「筋書きのないドラマ」であるスポーツ選手たちの活躍を見て、感動しっ放しなのだが。おと「筋書きがアリアリの朝ドラ」を見たら、何と朝から2分間も、水曜日のアバンタイトルの2分間も使って、月曜日と火曜日のダイジェスト版を放送するとは?
これ本気で、いいと思ってつくり、放送しているのだろうか。私には時間の無駄遣いにしか思えないが、スタッフにとっては上手く時間稼ぎをしたってことか。まさか、漸く本題の気象予報士の話が始まった週の中日(水曜日)の冒頭の2分で見解の相違がやってくるとは!
まあ、それよりも、わざわざ大家の菜津(マイコ)の祖父母に台詞を与えて、登場させることの方が、遥かに驚きだが。
今週は「"ものすごくもったいないこと"をした」と思っている
内容が無いので、今回15分間に関する感想は、上の章だけ。でも、折角、貴重な時間を割いて読みに来て下さった読者さんのために、今週を見て、「“ものすごくもったいないこと” をした」と思っていることを綴らせて貰う。
私は、主人公が気象予報士となり、やがて故郷に帰って、故郷の役に立つ朝ドラと当時に、東京や地方の違いや、人々との交流を描く、ホームドラマを見たいと思って、毎日、毎朝見ているつもり。だから、今週を見て、「“ものすごくもったいないこと” をした」と思っているのだ。
百音は、強引でいいから家族と一緒に上京して欲しかった…
「ものすごくもったいないこと」とは、百音(清原果耶)が上京する時に、家族のだれ一人も同行しなかったこと。
そもそも、銭湯が下宿になったのは、百音の祖父・龍己(藤竜也)のコネ。だから、当然、亀島の家で龍己が「俺が、責任をもって連れて行く」と言い出したらいい。「そうだ、雅代(竹下景子)の遺影も持って行こう」と盛り上がるのだ。
そうすれば、当然に寂しがり屋の百音の父・耕治(内野聖陽)が「年寄りが行くより、父親の俺が言って、大家さんに頼むのが筋だ」と騒ぐ。ここでまず「父と息子の喧嘩」が描ける。
そこへ「何を言ってんの? 耕治さんは仕事があるでしょ? だから私がおじいちゃんと遺影をもって東京に行ってくる。これでも私、学校の先生だから引率には自信もあるし」と、百音の母・亜哉子(鈴木京香)も参戦。で、家じゅうで大喧嘩になって、結局、夫婦2組で百音の上京に付いて行くことに。
もちろん、百音はイヤな顔をするが、なんか家族愛を感じて、ちょっと嬉しい気持ちにもなって、不安もなくなって。こう言うのがホームドラマじゃないのか。朝ドラが描く、「ヒロインの上京劇」ではないのだろうか? 『あまちゃん』でヒロインが電車から手を振るのに合わせて、バーバが岩場から手を振る、そう言うのがホームドラマでは無いのか?
同行の相談役を新次、サヤカ、森林組合まで広げたっていい
これを、思い切って水曜日まで3日間やっても良い位だ。百音の2歳年下の妹・未知(蒔田彩珠)が珍しく、「じいちゃんはカキの面倒を見てて。私だって東京に行きたいもん!」って、駄々をこねたっていい。
「誰が百音を責任もって、上京させるか?」に、なぜか新次(浅野忠信)やサヤカ(夏木マリ)が相談役になっても良い。森林組合のメンバーも加わって、ジャンケン大会が始まったっていい位だ。それこそ、興味のない天気予報番組の裏側を2日間も見せられるなら。
ホームドラマとして視聴者を楽しませるって、こう言うことではないのだろうか?
これ、やっていたら、どうなったと思う? 面白いよね。ホームドラマとして、ベテラン俳優さんたちの演技も見られるし。朝から笑えるし。
そして、龍己夫婦と、大家の菜津の祖父母なら、遺影の竹下景子さんと牡蠣の話で、もう1つコントも出来るだろうに。
だって、祖父・小倉 肇 役は、沼田 爆さんですよ。元劇団四季所属で、いい人から殺人犯まで演じられる演技幅の広い俳優さん。4人と組んだら、さぞ楽しかっただろうに。風呂場の男湯と女湯で、声だけの演技も悪くないし。ホームドラマとして視聴者を楽しませるって、こう言うことではないのだろうか?
あとがき
天気予報番組の裏話なら、放送開始前に、本作の気象考証である斉田季実治さんが、番宣番組でやっていたので十分のような。それでも足りないなら、今こそ、『おかえりモネの気象考証が教える天気予報の裏話』の特番でも放送すれば良いと思います。
お願い…
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【これまでの感想】
第1週『天気予報って未来がわかる?』
1 2 3 4 5 土
第2週『いのちを守る仕事です』
6 7 8 9 10 土
第3週『故郷の海へ』
11 12 13 14 15 土
第4週『みーちゃんとカキ』
16 17 18 19 20 土
第5週『勉強はじめました』
21 22 23 24 25 土
第6週『大人たちの青春』
26 27 28 29 30 土
第7週『サヤカさんの木』
31 32 33 34 35 土
第8週『それでも海は』
36 37 38 39 40 土
第9週『雨のち旅立ち』
41 42 43 44 45 土
第10週『気象予報は誰のため?』
46 47 48 49 50 土
第11週『相手を知れば怖くない』
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