連続テレビ小説「おかえりモネ」 (第49回・2021/7/22) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おかえりモネ』(公式サイト)
第49回/第10週『気象予報は誰のため?』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
朝の情報番組の気象コーナーで、仙台の強風の情報を伝えたい朝岡(西島秀俊)と、黄砂の情報を伝えるべきだという高村(高岡早紀)の意見が対立する。百音(清原果耶)はそのようすを目の当たりにしたり、莉子(今田美桜)のサポートをしたりする中で、報道気象の奥深さに気付いていく。どうにかして仙台の強風の危険を莉子の中継コーナーで伝えられないか考えた百音たちは、ある方法を考えつく。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?)
演出:一木正恵(過去作/どんど晴れ、ゲゲゲの女房、まれ) 第1,2,7,9週
梶原登城(過去作/おひさま、あまちゃん、マッサン) 第3,4,10週
桑野智宏(過去作/ウェルかめ、梅ちゃん先生、あまちゃん) 第5,6,8週
津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん)
音楽:高木正勝(過去作/映画「バケモノの子」、「未来のミライ」、「静かな雨」)
主題歌:BUMP OF CHICKEN「なないろ」
語り:竹下景子
制作統括:吉永証(過去作/トクサツガガガ、詐欺の子)
須崎岳(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
気象考証:斉田季実治(NHKニュース7、ニュースウオッチ9)
※敬称略
お知らせ
第7週目から “超” が付く程、好意的に本作を見るモードに入っております。そのつもりで、読んで頂ければ幸いです。
本作は「10月末」で終了。「全24週」、「全120回」が決定!
まず、昨日、NHKから次に発表があったので、知らない読者さんのために記しておく。
「おかえりモネ」10月末で終了 大河ドラマは12月26日最終回 - 産経ニュース
https://www.sankei.com/
NHKは21日、放送中の連続テレビ小説「おかえりモネ」の最終回の放送が10月29日(30日は振り返り)となることを明らかにした。次期連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」は、11月1日から放送される。
NHKの連続テレビ小説は、新型コロナウイルスの影響で昨年、撮影と放送を一時休止したため、例年は4月、10月のスタートとなる放送期間が変則的になっている。
前作『おちょやん』が「全115回」、前々作『エール』が「全120回」。と言うことは、この調子で『エール』と同じ「全120回」なら、余程の飛び道具でも用意しないと。 それにしても、既に「約42%(4割以上」が終わっているとは、思えぬ「起承転結の「起」感が…
※本日は忙しいので、数字等の間違いは追々修正します。
もう残り時間も少ないし、アバンは無くても良いような…
さて、“終わり” が見えたからなのか、ここ数日のアバンタイトルが、ほぼ前回のダイジェスト版、それも終盤部分になっている。まあ、前回で違和感を産まずに使えるシーンは数分間しかないから、しょうがないが。
とは言え、前回での8分頃、夜に出動の電話が百音(清原果耶)に掛かって来た時の百音の入電中の会話のスマホの画面が「待ち受け画面」なのは、どうかと思う。「通話画面」にならないスマホでも開発されたなら納得するが。
とにかく、コロナ禍で放送回数も減って、撮影が大変なのは分かるが。最低限の現場での撮影後のチェックはした方が良いと思う。
先日から番組で"黄砂"を扱うかどうか話題になっているが
こう言っては、一部の地域を差別しているように感じる読者さんもいるかも知れないが。先日から天気予報番組で “黄砂” を扱うかどうか話題になっているが。
私、スマホが普及して、更に黄砂が世間で話題になってから、千葉県に住んでいるが、関東ローカルのNHKの天気予報コーナーでも、取り扱いの日も無い日も多いし、黄砂情報が画像1枚で終わっている印象しかない。
もちろん、西日本や九州地方の人には大きな影響があると思うが、先ほど、北九州の知り合いに聞いたら、テレビで天気予報見るより、スマホでチェックした方が早いし、確実と言っていた。
朝ドラって、「日本全国の人たち」が見る国民的ドラマだから、私は、日本の人口1.27億 (2016年当時)を考えて、劇中では「西・東日本 黄砂に注意」のタイトルになっていたが、東京を中心とした首都圏にも黄砂の影響があるから “報道の必要性がある” と高村(高岡早紀)が主張した方が、良かったような。
だって、そうすれば「ローカル・ニュース」と「全国版ニュース」の違いも描けるし、高村の立場も明瞭になったはず。それを、ただ番組制作の裏話的な騒動としか描こうとしないから、むしろ、首都圏以外に住んでいる人(その方が1億人もいる)も納得出来たのでは?
本作って「天気は未来を予想出来る」ことが前提じゃないの?
7分頃、朝岡(西島秀俊)が神野マリアンナ莉子(今田美桜) たちに言った、次の台詞で “ながら見” の目が留まって、録画を見直した。
朝岡「天気は 瞬間 瞬間で変わる」
え~と、本作って「天気は未来を予想出来る」ことを前提に、これまで全体の4割(10週分)を創って来たのでは?
確かに、天気は瞬間、瞬間で変わる。いや、むしろ、こっちが本当。要は “ノンフィクション” ってこと。逆に、「天気は瞬間、瞬間で変わる」から、「天気予報」や「気象予報士」の仕事の意味や価値があるって言うのが本作が描き続けて来た “フィクション” ではないのか?
もう、この時点で、ノンフィクションとフィクションが、ぶつかり合っている。そのことに、どうやら脚本家も演出家も気付いていないようだ。無理にポエムな台詞を盛り込んだり、曖昧な表現で誤魔化したりするから、こうなってしまう。
「気象」と言うか「天気」と言うのは今わかっている事実を並べて検証した、もっとも現実性の高い事実の列挙なのだ。そこへポエムや個人的な感情を挟むから、わかり難い「気象」や「天気予報」が、余計にわかり難くなるのだ。
そもそも、「天気予報の報道発表」について、気象庁と気象予報士とテレビ局の関係すら、曖昧にしか描かずに、「お天気お姉さんの役割の重要性」の話にすり替わった。こう言う、キャラを活かすがための無茶なエピソードは、そこそこにしておいた方が良いと思う。
あとがき
百音の面接は、来週、ナレーション処理ですかね。面接の場面でこそ描ける、百音の気持ちがあったはずなのに、残念…
お願い…
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★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/15779/
【これまでの感想】
第1週『天気予報って未来がわかる?』
1 2 3 4 5 土
第2週『いのちを守る仕事です』
6 7 8 9 10 土
第3週『故郷の海へ』
11 12 13 14 15 土
第4週『みーちゃんとカキ』
16 17 18 19 20 土
第5週『勉強はじめました』
21 22 23 24 25 土
第6週『大人たちの青春』
26 27 28 29 30 土
第7週『サヤカさんの木』
31 32 33 34 35 土
第8週『それでも海は』
36 37 38 39 40 土
第9週『雨のち旅立ち』
41 42 43 44 45 土
第10週『気象予報は誰のため?』
46 47 48
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