【地上波初】シリーズ江戸川乱歩短編集IV〔全3回〕 (第3回「妖怪博士」・2021/7/17) 感想

©NHK
NHK総合・【地上波初】『シリーズ江戸川乱歩短編集IV』(公式サイト)
第3回〔全3回〕『妖怪博士』の感想。
なお、本作は、2021年3月23日(火)からBSプレミアムにて3夜連続放送済みで、未見。
怪人二十面相による復讐劇!
怪しい老人の後をつけて奇妙な洋館に忍び込んだ少年探偵団員の相川泰二は、老人に見つかってしまう。奇怪な風貌の老人・蛭田博士は何か説明の出来ないような力を持っている様子で、屋敷にも恐るべき仕掛けがあった…!
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作:少年探偵団 江戸川乱歩・少年探偵2
演出:古屋蔵人 氏
朗読:玄田哲章 氏
演出担当の古屋 蔵人氏が所属する「HOEDOWNMV」らしい作品
演出担当の古屋 蔵人氏が所属する「HOEDOWNMV」が、MVで得意とする音楽や効果音と演者の動きを不思議な感じで合わせるような手法を所々に織り交ぜながら、全体的には、リアルな映像処理と、アニメチックな映像処理のシーンを積み重ねて、一本の短編映画を見たような雰囲気の作品だった。
少年期の妄想とこの映像と私の感覚の合致に感動を覚えた
そして何より、私が少年期に読んだ『江戸川乱歩短編集』の『妖怪博士』を頭の中で映像化したものの記憶と、とても今作が似ていると感じた。この感覚は『シリーズ江戸川乱歩短編集IV』になって〔全3回〕の中で “唯一” の感覚。もちろん、自分自身の少年期の読書中の妄想を、リアルに記憶しているわけはないわけで。
そうなると、少年期に読んだ『妖怪博士』を今の自分が読んだら、「読者諸君の一人」として、今作のような妄想をしたのではないかと。とにかく、ストーリーの面白さは当然として、映像と私自身の感覚の合致に感動を覚えた。
あとがき
前2回とは、映像的な共通点が少ない作品でしたが、この『妖怪博士』が、最も本作らしいと言うか、このテイストで創り続けて欲しいと感じました。でも、3話とも、個性があって楽しい初夏の夜を過ごすことが出来て良かったです。
2021年3月、BSプレミアムで3夜連続放送で放送された『シリーズ江戸川乱歩短編集IV「新!少年探偵団」』が、今夜(7/12)から不定期で地上波初放送!
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry//15765/
- 関連記事
-
- TOKYO MER~走る緊急救命室~ (第3話・2021/7/18) 感想 ※画像追加 (2021/07/19)
- 連続テレビ小説「おかえりモネ」 (第9週/土曜日版・2021/7/17) 感想 (2021/07/17)
- 【地上波初】シリーズ江戸川乱歩短編集IV〔全3回〕 (第3回「妖怪博士」・2021/7/17) 感想 (2021/07/17)
- 孤独のグルメSeason9 (第2話・2021/7/16) 感想 (2021/07/17)
- #家族募集します (第2話・2021/7/16) 感想 (2021/07/17)