孤独のグルメSeason9 (第2話・2021/7/16) 感想

テレビ東京系・ドラマ24『孤独のグルメSeason9』(公式サイト)
第2話『神奈川県中郡二宮の金目鯛の煮付けと五郎オリジナルパフェ』の感想。
なお、原作の漫画、久住昌之&谷口ジロー『孤独のグルメ』は、未読。
神奈川・二宮駅に着いた五郎(松重豊)は商談まで時間があるため喫茶店で仕事をする。だが、自由に組み合わせが選べるオリジナルパフェに仕事どころではなくなる。パフェに満足した五郎は商談先へ。取引相手の南(松尾諭)は妻(真田麻垂美)のいないところでは口が達者だが、彼女が来ると黙り込むのだった。商談後、すっかり空腹の五郎は、前方に「金目の煮付け」ののぼりを発見する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:久住昌之&谷口ジロー『孤独のグルメ』
脚本:田口佳宏(過去作/孤独のグルメ 全Season) 第1,2話
児玉頼子(過去作/孤独のグルメ Season2,3,5,6,7,8)
演出:井川尊史(過去作/孤独のグルメ Season3,4,8、2018SP) 第2話
北畑龍一(過去作/孤独のグルメ Season6,7,8)
北尾賢人(過去作/孤独のグルメ Season3のAD、8)
佐々木豪(過去作/2016年~「孤独のグルメ」スペシャル版の制作担当> 第1話
音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ
今Seasonからカメラワークが"字幕表示"への配慮が足りない
長年好きなドラマに、こんなことは書きたくないのだが。この『Season9』になってから、カメラマンの画作りに「テロップ」でなく「字幕表示」への配慮が欠落している。
これまでは、字幕の位置を映像に合わせたり、逆にカメラのアングルなどを上手く使ったりして、松重豊さんの「美しい食事の所作」と「料理がおいしく見える」ための工夫が、あちこちに施されていた。しかし、今シリーズから、「字幕オン」では、松重さんの所作も料理も見え難い。
私は視覚障害者ではないが、人気シリーズだから、コロナ禍で撮影条件も厳しくなっているだろうことは想像できるが、『孤独のグルメ』として最低限の見(魅)せるべきものは、きちんと映して欲しい。その上、ちょっと松重さんがカット割りが変で、食べにくそうに見えるのは私だけ?
「黙食&個食」のコロナ禍に"人と人とのつながり"を描き忘れないのは良いこと
さて、ドラマ本編は、久し振りに「スイーツ篇」から始まったのは、ファンとしては嬉しいところ。そして、意外に仕事関連も飲食店関連も登場人物にひと工夫が施されており、「黙食&個食」のコロナ禍にピッタリの食事スタイルと踏襲しながら、ちゃんと “人と人とのつながり” を描き忘れないのは、良いことだと思う。
あとがき
パフェと金目の煮つけ、なかなかの組合せで面白かったです。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/15764/
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