連続テレビ小説「おかえりモネ」 (第45回・2021/7/16) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おかえりモネ』(公式サイト)
第45回/第9週『雨のち旅立ち』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
百音(清原果耶)は気仙沼の実家を訪れていた。家族と楽しく食卓を囲む娘のようすに、耕治(内野聖陽)はどこか違和感を覚える。やがて飲みすぎてうたた寝してしまった百音を、亜哉子(鈴木京香)や未知(蒔田彩珠)も何かあったのではないかと心配する。すると百音は意を決し、なぜ自分が島を離れたいと思ったのかを語り始める。その後、再び登米に戻った百音は、サヤカ(夏木マリ)をはじめお世話になった人々に、別れを告げる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?)
演出:一木正恵(過去作/どんど晴れ、ゲゲゲの女房、まれ) 第1,2,7,9週
梶原登城(過去作/おひさま、あまちゃん、マッサン) 第3,4週
桑野智宏(過去作/ウェルかめ、梅ちゃん先生、あまちゃん) 第5,6,8週
津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん)
音楽:高木正勝(過去作/映画「バケモノの子」、「未来のミライ」、「静かな雨」)
主題歌:BUMP OF CHICKEN「なないろ」
語り:竹下景子
制作統括:吉永証(過去作/トクサツガガガ、詐欺の子)
須崎岳(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
気象考証:斉田季実治(NHKニュース7、ニュースウオッチ9)
※敬称略
お知らせ
第7週目から “超” が付く程、好意的に本作を見るモードに入っております。そのつもりで、読んで頂ければ幸いです。
今回を見て、これまであったことを、だいぶなかったことにしてみたが…
もう、かなりの期間 “好意的な解釈” を続けている。
だから、震災の日、百音(清原果耶)は父・耕治(内野聖陽)はと一緒に居たのに、トラウマになる程の影響を受けたのが百音だけって描くと、耕治が “鈍感な大人” に見えるとか。震災のその瞬間を百音が、友人たちと一緒に居なかったことが、今まで隠す程のことだったのかとか。
気象が未来が分かるなら、林間学校の事故もサヤカ(夏木マリ)のケガも無かったのではとか。そもそも、百音は「気象予報」と言う行為、「気象予報士」と言う仕事が、今の百音の中では「最も、人の役に立つ行為であり、仕事である」と思っているようだが。
百音が数ある「人の役に立つ職業」の中で「気象予報士」を選んだ理由が、今回の演説を聞いても腑に落ちない
森林組合での仕事を通して数々の職業を見て来た百音が、医師、救急救命士、震災時避難所まで広げれば、自衛隊、災害救助隊、災害ボランティアだって、選択肢に入っていてもおかしくないのに、俄然プライオリティーNO.1が「気象予報士」である理由の描写が、今回の演説でも全く示されなかった。
流石に、これは百音自身の決断だから、私が勝手に “好意的な解釈” して良いことではない。なぜ、今回そこを描かなかったのだろう?
サヤカはもちろん、朝岡に合格の一報を入れるべきでは?
そして、また愚痴。今回を見る前に今週分の録画を見直したから間違いないと思う。百音、気象予報士試験合格を朝岡(西島秀俊)に連絡していない。林間学校の時にあんなに世話になったのに? 気象の面白さをあんなに教わったのに? 気象予報士と言う国家資格が如何に人の役に立つのかあんなに教えてもらったのに?
これ位↓にテンポアップした方が、良かったのでは?
こんなことなら、第1回で、偶然、朝岡の来訪と林間学校が同じ日で、運良く森林組合にいた朝岡が百音たちを助けて、気象予報士になろうと決心したなら、2回くらいで済んだ話では? その後は1週間くらい縄跳びしながら適当に勉強して、ビギナーズラックで合格。これで2週目終了。
早速、合格を朝倉に伝えたら「是非、うちの会社で働いて」とヒロイン特権発動で、第3週の冒頭には入社試験も合格して、朝倉の計らいで住まいも決定。この位にテンポアップした方が、良かったのでは?
今回を見て残念ながら「強い物語」と認めることは出来ない
「合格 → 成り行きで家族に報告 → 会社も住まいも決まっていない状態で上京」は、流石に端折り過ぎと言うか、雑過ぎないか? 好意的に見ていても、演技も演出も脚本も、ヒロインは、自分がやろうと決めたことのためなら、故郷、家族、幼馴染などを捨てているように見えてしまう。
これが、「百音は、それ程の強い決意をしている」と映れば、先日から言っている「強い物語」と言えるのだが。何が何でも「東京篇」をやるための言動に見えているから、主人公自らが物語を作り動かすと言う「強い物語」とは、残念ながら認めることは出来ない。
あとがき
今回の終盤。百音の意見を受け入れた家族たちが、これまで描いて来たこととは無関係のような “ポエム” の大量投入で雰囲気だけ『雨のち旅立ち』にしていますが。就職先、決まってないんだよね。住むところも。流石に、二十歳の社会人2年生にとって、上京するには「未決事項が多過ぎる」ような。
最後のかなりの軽装で、川の土手を歩くシーンも何か違和感が。それこそ、大きな大きな荷物を持って、皆に背中を押されて、東京行きのバスとか新幹線に乗るシーンが良かったような。とにかく、曖昧な表現の連続がいけないのです。日時、季節はもちろん、各登場人物の心理描写も明瞭にすべきだと思います。
お願い…
管理人が返信に困るようなご意見などには対応いたしかねます。書くならご自身の場所でやって下さいませ。
管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/15761/
【これまでの感想】
第1週『天気予報って未来がわかる?』
1 2 3 4 5 土
第2週『いのちを守る仕事です』
6 7 8 9 10 土
第3週『故郷の海へ』
11 12 13 14 15 土
第4週『みーちゃんとカキ』
16 17 18 19 20 土
第5週『勉強はじめました』
21 22 23 24 25 土
第6週『大人たちの青春』
26 27 28 29 30 土
第7週『サヤカさんの木』
31 32 33 34 35 土
第8週『それでも海は』
36 37 38 39 40 土
第9週『雨のち旅立ち』
41 42 43 44
- 関連記事
-
- 孤独のグルメSeason9 (第2話・2021/7/16) 感想 (2021/07/17)
- #家族募集します (第2話・2021/7/16) 感想 (2021/07/17)
- 連続テレビ小説「おかえりモネ」 (第45回・2021/7/16) 感想 (2021/07/16)
- 推しの王子様 (第1話/初回15分拡大・2021/7/15) 感想 (2021/07/16)
- 緊急取調室 4th SEASON (第2話・2021/7/15) 感想 (2021/07/16)