【地上波初】シリーズ江戸川乱歩短編集IV〔全3回〕 （第1回「怪人二十面相」・2021/7/12） 感想
©NHK
NHK総合・【地上波初】『シリーズ江戸川乱歩短編集IV』（公式サイト）
第1回〔全3回〕『怪人二十面相』の感想。
なお、本作は、2021年3月23日（火）からBSプレミアムにて3夜連続放送済みで、未見。
変幻自在の愉快犯・怪人二十面相と名探偵・明智小五郎、記念すべき初対決の幕が開く！
変装を得意とする正体不明の怪盗・怪人二十面相。明智の留守を任された助手・小林少年の前で次々と盗難事件が起きる。帰国した明智はおとりとなって二十面相と対決。最後は、少年探偵団の子らにも助けられ、見事勝利を収めるが・・・？
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作：怪人二十面相 江戸川乱歩・少年探偵1
演出：佐藤佐吉
朗読：玄田哲章
『岸辺露伴は動かない』を見た後だと、インパクトが薄い
感想を書く程の内容ではなかったが。一応、昨日に番組を紹介した立場なので、簡単に感想を。2020年12月28日から30日にかけて3夜連続で、高橋一生主演で放送された荒木飛呂彦による日本の短編漫画シリーズのドラマ化、NHK『岸辺露伴は動かない』を見た後だと、完全にインパクトは薄いが、それはさておき。
「江戸川乱歩短編集」と言うより「女優・満島ひかり劇場」
全体としては、「江戸川乱歩短編集」と言うより、「女優・満島ひかり劇場」と言った感じ。ストーリー時代は幼少期に読んだ記憶がある程度で、「こんな話だったっけ？」と言う感じで、凝った映像と大勢のゲスト俳優が登場した割に、インパクトは少なかった。
クレジットに「脚本」が無いことを考えると…
まあ、クレジットに「脚本」が無いことを考えると、原作を監督が直接映像化したような、敢えて言うなら最近の「MV」や「PV」に似たような制作手法の作品に感じた。
確かに、令和の時代に乱歩の時代を描くと言う点では、なかなかの努力やアイデアが見られた。でも、やはり「女優・満島ひかり劇場」が勝り過ぎて、「江戸川乱歩短編集」の1話と言うのが薄まったのが、私は残念。もう少し全体のバランスを取ったら良かったのに…
あとがき
30分と言う枠も、内容の割に長いですね。1話15分で2本立てにしたら良かったのに…。満島ひかりさんの一人数役は見応えはありました。そして、夏休みの少年時代に戻ったような、ノスタルジックな気分も味わえ、これはこれで、興味深い企画だと思います。
2021年3月、BSプレミアムで3夜連続放送で放送された『シリーズ江戸川乱歩短編集IV「新！少年探偵団」』が、今夜(7/12）から不定期で地上波初放送！
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