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ひきこもり先生〔連続5回〕 (第5話/最終回・2021/7/10) 感想

ひきこもり先生

NHK・土曜ドラマ『ひきこもり先生』公式サイト
第5話/最終回〔連続5回〕『できる、できる、できる』の感想。の感想。




ひきこもっていた陽平(佐藤二朗)は、不登校クラスの生徒たちの励ましで学校に復帰する。陽平は梅谷中学校を本当のことが言える学校に変えようと奮闘するが、いじめが発覚することを恐れる榊校長(高橋克典)は陽平に圧力をかける。卒業式が近づき、不登校クラスの生徒たちは、不登校クラス独自の卒業式をやりたいと祥子(佐久間由衣)に訴える。その矢先に、コロナの影響で全国一斉休校の要請があり、校長は決断を迫られる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
原案:菱田信也(過去作/ジウ 警視庁特殊犯捜査係、グ・ラ・メ!~総理の料理番~)
脚本:梶本恵美(過去作/オソコマエ!2、隠密八百八町、ボーダーライン)
演出:西谷真一(過去作/あさが来た、サギデカ、ディア・ペイシェント~絆のカルテ~) 第1,2,3
   石塚嘉(過去作/てっぱん、海底の君へ、4号警備、パラレル東京) 第4,最終
音楽:haruka nakamura(過去作/ドラマ劇伴は不明)

なぜ、僅か〔連続5回〕なんて中途半端な短い放送回数のドラマ企画にしたのか?

こう言う作品を否定するつもりは、毛頭ない。むしろ、学校と言う社会、生徒たちと言う子どもたちの社会との繋がりが、希薄になっているコロナ禍だからこそ、放送する価値はあると、最終回を見え終えた今でも思っている。

だから、敢えて言いたい。なぜ、このようなテーマの「教育を考えるドラマ」、「ひきこもりを世間に問うドラマ」、「いじめと教育委員会の問題提起をするドラマ」を、僅か〔連続5回〕なんて、中途半端な短い放送回数のドラマ企画にしたのかと。これ、<私>なら、「最低10話」、出来たら「2クール」くらい放送しても良かったとさえ思っている。

全5話の連ドラとして、完全に"主人公以外"を盛り込み過ぎ!

その理由は至って簡単。 全5話の連ドラとしては完全に "盛り込み過ぎ" なのだ。どこから手を付けて説明すべきか悩むが。例えば、陽平(佐藤二朗)。長年ひきこもりだったが、突然「不登校クラス」の先生になった。だから、先生としては初心者、駆け出しだ。

でも、回を重ねる毎に自分がすべきことを、不登校生徒たちから学んで、最後には本当の先生らしく見えた。本来、これだけでも5話では足りなのだ。なぜなら、陽平も初心者なら、不登校生徒も「STEPクラス」の生徒としては初心者な訳で、その初心者同士が心を打ち解け、先生を「ヤキトリ」、「味方」と言うまでには、5話では物足りない。

むしろ、ドラマらしいご都合主義に見えてしまった。

15名以上描くべき登場人物がいるのに、全5話は少な過ぎる!

更に、本作は、陽平の家族についても描いた。不登校生徒たちの個々の家族についても掘り下げた。その他、榊校長(高橋克典)、不登校クラス担任の祥子(佐久間由衣)、スクールソーシャルワーカーの磯崎藍子(鈴木保奈美)まで絡めた。

主人公と夫なたちだけでも少なくて4名。STEPルームの生徒の主要人物だけでも、奈々(鈴木梨央)を始め、10名。更に、イジメをやる側の生徒たち、その他の親たちも登場した。これでざっと15名以上の描くべき登場人物がいるのに、流石に5話は少な過ぎる。

陽平と奈々ら数名の不登校児と校長のバトルで良かった…

それと、本作のタイトル『ひきこもり先生』に拘り過ぎた脚本にも問題がある。確かに、第1、2話の頃は、"ひきこもり" を描いて、そこが元になって起きている "不登校" や "いじめ" を描いていた。しかし、<私>が物足りないと感じたのは "ひきこもり" になる "原因" については、意外と掘り下げが無かったことなのだ。

なぜ "ひきこもり" になり、"ひきこもり" になったから “何が” が起き、だから "ひきこもり" を止めたいと言う単純な流れにしたら良かったと思う。そこへ、「ひきこもり」と「不登校」と言う学校が抱える "二大問題" を同時に扱って、何度も書いて恐縮だが、〔連続5回〕は、ハッキリ言って無茶過ぎる。

せめて、陽平と奈々(鈴木梨央)ら2~3数名の不登校児と校長のバトルに収めておく程度が、〔連続5回〕には合っていたと思う。

あとがき

最後、昨年の「コロナ禍での一斉休校」を絡める必要はあったのでしょうか? コロナの無いフィクションの世界で「教育を考えるドラマ」、「ひきこもりを世間に問うドラマ」、「いじめと教育委員会の問題提起をするドラマ」を描き切るこそ、本作の本質に近づくことが出来たのに。現実を持ち込んだら、フィクションであるからこその良さが、半減すると思いました。

連ドラは、結末だけをお涙頂戴に仕上げて、感動できれば良いと言うものではない」と思います。もっと〔連続5回〕の “連続” と言う言葉の意味をスタッフには考えて欲しかったです。最初の数話が良かっただけに、結末が残念でした…


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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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