NHK特撮ドラマ「超速パラヒーロー ガンディーン」 (第3話/最終回〔全3回〕・2021/7/10) 感想

NHK総合・NHK特撮ドラマ『超速パラヒーロー ガンディーン』(公式サイト)
>第3話/最終回〔全3回〕『共闘:team 』の感想。
ショックを受けコーチを辞めようとする京(小芝風花)。そんな時、自分がいては皆を危険に巻き込んでしまうとグー(林カラス)が行方をくらます。必死に探す大志(奥野壮)、源(つるの剛士)、理央(中村守里)ら。なんとか救出に成功するが、そこにラルー(水野美紀)が出現。グーの隠れた能力を使って人類を抹殺するため、引き渡しを要求する。ガンディーンに変身する大志。ラゲルトとの最終決戦の火ぶたが切って落とされた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:まなべゆきこ(過去作/連続殺人鬼カエル男、レッドアイズ監視捜査班) 第1,2話
小林弘利(過去作/ウルトラマンオーブ、ウルトラマンタイガ、探偵・由利麟太郎) 第3話
演出:辻本貴則(過去作/キャバすか学園、ウルトラマンR/B、ウルトラマンタイガ、ウルトラマンZ)
音楽:原文雄(過去作/ウルトラマンサーガ)
キャラクターデザイン:西川伸司(過去作/ビオランテ、モスラ幼虫、キングギドラ)
主題歌:島爺「逆光」(ワーナーミュージック・ジャパン)
スーツアクター:稲庭渉(過去作/アクマニヤ星人、ゾフィー、ウルトラマンジャック、ウルトラマンブル)
大久保洸成(過去作/ウルトラマンゼロ、ウルトラマンリブット)
パラ陸上監修:花岡伸和(日本パラ陸上競技連盟)
コーチング監修:水野洋子(日本体育大学)
解説(副音声):西村俊彦(朗読劇やナレーションに多数出演)
「第2話と第3話の間」の内容が飛び過ぎ、第3話も何もかもが一気に進み過ぎで、もったいない
京(小芝風花)がショックを受ける気持ちは、かなり好意的に解釈すれば、分からなくもないが。流石に、第2話と第3話の間に起きた「京の心情の変化」の描写が不足し過ぎ。だって、京は劇中で立った1人の "普通の感覚の人" なのだから、そこの心理描写を雑にするのは、もったいない。
その他にも「第2話と第3話の間」の内容が、飛び過ぎ。更に、第3話も何もかもが一気に進み過ぎだし。これも、明らかにもったいない。
〔全5回以上〕で「Eテレ」へ枠移動して再開しても良いと思う
やはり、〔全3回〕で、この壮大、且つ、奇抜で挑戦的な企画のドラマをやり切るのは無理だったのでは? まず、最低でも〔全5回以上〕にするべき。
その上で、NHK総合で枠が抑えられないなら、Eテレ初の本格ドラマ『名作照明ドラマ・ハルカの光』(2021年)のように、Eテレで枠を確保する位の、大胆な選択が必要だったように思う。
何せ、本作は、東京オリパラ2020開催年に放送する「パラ・スポーツ(車いす陸上)のPR×特撮ドラマ」と言う、「異色のコラボレーション」と言う滅多にないドラマ企画なのだから。
あとがき
本作がいつ頃撮影されたのか知りませんが、そんなに遠くなければ、出演現在放蕩中の連ドラに小芝風花さんに主演、水野美紀さんは脇役で出演中だから、本作の出演に時間を割けなかったのでしょうね。でも、それを補う位に他のキャストも頑張っていましたし、特撮モノを支える技術スタッフさんたちの活躍も、素晴らしかったです。
あのエンディング、どう見ても「続編ありき」な結末ですよね。ならば、今作はあくまでも「パイロット版」の位置付けにして、Eテレで〔全5~7話〕で、「本編」として仕切り直しした方が、良いと思います。
放送の曜日や時間の選定は難しいですが、Eテレで仕切り直せば、ドラマ『名作照明ドラマ・ハルカの光』のように、再放送希望の帰依が集まって再放送が実現する位に人気ドラマになる可能性はあると思います。まあ、もう少し "大人向け" にアレンジしたらNHK総合テレビの「土曜時代ドラマ」枠でも、イケるかも?
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/15738/
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