連続テレビ小説「おかえりモネ」 (第8週/土曜日版・2021/7/10) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』(公式サイト)
第8週『それでも海は』の
『土曜日版』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
2015年の年末 、百音(清原果耶)は3度目の気象予報士試験の準備をしつつ、故郷へ帰省する。実家では、亮(永瀬 廉)の父・新次(浅野忠信)のことで、家族が悩んでいた。新次は耕治(内野聖陽)と幼なじみだったが、震災前に買った新しい漁船の借金返済を巡って、耕治と疎遠になっていた。その新次がトラブルをおこし、百音と未知(蒔田彩珠)は、亮の心中を察して心配するが…。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?)
演出:一木正恵(過去作/どんど晴れ、ゲゲゲの女房、まれ) 第1,2,7週
梶原登城(過去作/おひさま、あまちゃん、マッサン) 第3,4週
桑野智宏(過去作/ウェルかめ、梅ちゃん先生、あまちゃん) 第5,6,8週
津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん)
音楽:高木正勝(過去作/映画「バケモノの子」、「未来のミライ」、「静かな雨」)
主題歌:BUMP OF CHICKEN「なないろ」
語り:竹下景子
制作統括:吉永証(過去作/トクサツガガガ、詐欺の子)
須崎岳(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
気象考証:斉田季実治(NHKニュース7、ニュースウオッチ9)
※敬称略
お知らせ
第7週目から “超” が付く程、好意的に本作を見るモードに入っております。そのつもりで、読んで頂ければ幸いです。
今週も、相変わらず"時間軸"の行き来の描写が曖昧…
今週も、相変わらず “時間軸” の行き来の描写が曖昧だから、「土曜日版」で切り刻まれちゃうと、どこが今(2016年の正月)で、回想シーンなのか、余計に分からなくなる。ただ、このことは、既に2か月も放送を終えてしまった本作に、今さら言ってもどうしようもないから、腹の中におさめておく。
今更だが、第1回から時間軸通りに描いた方が良かったと思う
と言いつつ、今さら言いたい。これ、普通に第1週は、今週でてきた東日本大震災の前年の4月た数々の親たちの馴れ初め話を描いても良かった。もしくは、百音(清原果耶)が産まれた「1995年(平成7年)9月」に遡って、第1週の金曜日に母親が産気づいて終わる。そして、第2週から、百音の中学時代で幼馴染たちも描く。
そして、第3週で震災、被害、葛藤など描いて、第4週で百音が「島を出たい」理由を描いて、そのまま森林組合。これで、ちょうど1か月。1か月目から、気象予報士関連のエピソードと、時間軸を実際と一緒にした方が、良かったのでは?
流石に、放送開始から2か月も経って、今も、震災前や震災直後に行ったり来たりを見続けるのは、好意的でも正直 “しんどい” と言うのが本音。せめて、「土曜日版」のナレーションで補強してくれれば “しんどさ” も薄まるが、それも期待できないし…
劇中の今が「百音が正月休暇中で猛勉強中」であることが、ほぼ表現されていなかった
それと、本編の感想では敢えて触れなかったが、「土曜日版」だから書く。
それは、劇中の今が「正月」、それも「百音が正月休暇中で猛勉強中」であることが、ほぼ表現されていなかったこと。これ、「正月」と言う設定をもっと活かしていれば、亮(永瀬廉)がメカジキ50本揚げた嬉しさと、独り身の正月の寂しさから、つい酒を飲んでしまったのも、理屈的に分かり易くなる。
脚本家にとって重要なのは「1月であること」だろうが、視聴者にとって大切なのは、ドラマに於ける「正月」と言う季節感の演出
時々、菅波医師(坂口健太郎)が、雪が降る程の寒さの森林組合から百音に電話を掛けるシーンにも、正月らしさがほぼない。門松1つも立ってないし、花壇や山に雪が積もっているのに、縄跳びする百音の吐く息は白くないし。確かに、本作にとって重要なのは、3度目の試験日のある「1月」と言う “時” だけかもしれない。
でも、映像って言うのは、目や耳で伝えるメディア。だから、門松1つでもいい、「新春餅つき大会」のポスター1枚でもいい。もちろん、屋外で吐く息は「白」(口の中に氷を頬張って、僅かに温風を拭かせた場所で撮影するの)。また。どこか遠くの神社から「お囃子」が聞えて来ても良い。こう言う映像ならではの工夫は、もっとすべきと思う。
百音の成長物語として、俳優の演技力や存在感が半端なく良いから、思った程は悪くは見えていない
さて、愚痴ったから、最後に少しだけ褒めておく。百音の成長物語としては悪くない。雑でベタだが。でも、やはり俳優の演技力や存在感が半端なく良いから、思った程は悪くは見えていない。でも、時間軸の扱いは、連ドラとして、もう破綻する第1歩に踏み込んでいると思う。早く、仕切り直しをした方がいい。
あとがき
もう、この状況で軌道修正とか交通性は難しいでしょう。予告編では、百音が第3回目で合格して、東京行きが決まりそうです。だったら、「東京篇」から "仕切り直し" したら良いのに。と、思っても、もう撮影は進んでいるから、このまま、好意的に解釈して、宮城の美しい自然に癒されることに、集中した方が良いかな。
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【これまでの感想】
第1週『天気予報って未来がわかる?』
1 2 3 4 5 土
第2週『いのちを守る仕事です』
6 7 8 9 10 土
第3週『故郷の海へ』
11 12 13 14 15 土
第4週『みーちゃんとカキ』
16 17 18 19 20 土
第5週『勉強はじめました』
21 22 23 24 25 土
第6週『大人たちの青春』
26 27 28 29 30 土
第7週『サヤカさんの木』
31 32 33 34 35 土
第8週『それでも海は』
36 37 38 39 40
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