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連続テレビ小説「おかえりモネ」 (第40回・2021/7/9) 感想

連続テレビ小説「おかえりモネ」

NHK総合・連続テレビ小説『おかえりモネ』公式サイト
第40回第8週『それでも海は』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


新次(浅野忠信)が見つかった翌日、百音(清原果耶)が気象予報士試験の勉強をする部屋で、幼なじみたちはボードゲームを楽しんでいた。やがて、ふとしたことで、亮(永瀬廉)が、自分たちの世代の将来について語りだす。百音が登米に戻る前日、亜哉子(鈴木京香)は、百音と未知(蒔田彩珠)に、自分の人生を引き合いに、アドバイスをする。そして翌朝、百音は漁港近くの海沿いに、ひとりでいる新次の姿を見つけて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?)
演出:一木正恵(過去作/どんど晴れ、ゲゲゲの女房、まれ) 第1,2,7
   梶原登城(過去作/おひさま、あまちゃん、マッサン) 第3,4
   桑野智宏(過去作/ウェルかめ、梅ちゃん先生、あまちゃん) 第5,6,8
   津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん)
音楽:高木正勝(過去作/映画「バケモノの子」、「未来のミライ」、「静かな雨」)
主題歌:BUMP OF CHICKEN「なないろ」
語り:竹下景子
制作統括:吉永証(過去作/トクサツガガガ、詐欺の子)
     須崎岳(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
気象考証:斉田季実治(NHKニュース7、ニュースウオッチ9)
※敬称略



お知らせ

第7週目から “超” が付く程、好意的に本作を見るモードに入っております。そのつもりで、読んで頂ければ幸いです。



勉強する百音の傍で、ボードゲームに興じる幼馴染を考える

すみません、今日も好き勝手に書きます。

毎度のように、百音(清原果耶)が気象予報士試験の勉強をする部屋で、幼なじみたちはボードゲームを楽しんでいる。これ、否定的に思う人が結構多いような気がする(だけ)。

でも、思い出してみる、自分が19歳の頃はどうだったかって? 私、大学受験勉強をしていたわけでも無くて、高校を卒業して映画の学校に毎日通って、週10作品以上の映画を(1980年代はこう言った)二番館みたいな1回の入場料金(数百円)で、月曜日から金曜日まで朝から深夜まで違う映画を数本見ていた頃だ。

先日、ドラマ『リコカツ』の感想で書いただろうか。ペン先が光るボールペンとノートを持ち込んで、上映中の映画の名シーンや名台詞やカット割りを書き込む毎日だった。若い頃は、深夜ラジオを聞きながら勉強したり、音楽を流したりしながら勉強できた。出来たと言うより、出来ちゃった。多分、それ位に自分がやるべきことに集中力を向けられたのだと思う。

でも、40歳を過ぎた頃から、周囲がうるさい場所だと集中できなくなった。図書館の学生や子供たちの小声もダメになった。耳栓を買った。でも、それより、静かな自分の家の部屋で無音でやる方が、はるかに集中できた。だから、仕事もミーティングと個人作業は完全に分けている。

だから、私は “ながら見” はしない。しないっていうか、“ながら見” しながら感想の下書きは出来ない。だって、見ていることに100%集中しているわけだから。話が長くなったから、この章の結論を。19歳くらいの時は、集中力の使い分けみたいなのが自在だったような気がする。

うるさいと思わず、楽しく賑やかと思って、更にその声が自分を応援してくれていると感じれば、勉強もはかどる。でも、邪魔な音や人たちと思ったらダメ。でも、この場面の人たちは、幼馴染と妹。だから、百音の勉強も、意外と捗っていると好意的に解釈している。

「年齢こそ違うが、4種類の人たち」にとっての「前を向くこと」と「好きなことをすること」

さて、ここから本題(失礼…) 今回は「俺らが 前を向くしかないんだ」と亮(永瀬廉)が言ったことと、百音の母・亜哉子(鈴木京香)が言った「好きなことしなさいね」の台詞を、ドラマチックに対比させ、既に亡くなっている百音の祖母・雅代(竹下景子)を含めた登場人物たち全員の “希望” を、様々な立場の上で描いた15分間。

「前を向くこと」と「好きなことをすること」を…

 ●亮や百音たちの若い世代の “幼馴染”
 ●新次と亡き妻・美波(坂井真紀)と百音の父・耕治(内野聖陽)の中年の “幼馴染”
 ●幼馴染でないが耕治と耕治の中年夫婦
 ●亡き雅代と 百音の祖父・龍己(藤竜也)の老夫婦

…と言う、「年齢こそ違うが、4種類の人たち」にとっての、「前を向くこと」と「好きなことをすること」の “違うこと” と “同じ思い” を上手く比較・対比させながら描いた。

「海に恨みはねえがら」と言い切る、海への限りない愛

そして、特に、亮と新次(浅野忠信)については、海に翻弄されながらも、海を生活の糧にしている人たちの思い、海からの恵みへの尊さ、そして、東日本大震災を経験しながらも「海に恨みはねえがら」と言い切る、海への限りない愛。だから、新次は「けあらし」の中の船出を見に行った。

「気嵐」の朝、百音が「えびす像」に合掌する場面が良かった

そして、亮も漁に出て行った。このシーンで、私が良かったのは、2つある。

1つ目は、百音が新次と出会う前のシーン。前段で祖母の仏壇の前で「明日の朝は早いから」みたいなことを言っていたから、既に気仙沼市本土に来た早朝の設定だ。その時、百音が気仙沼市魚町の神明崎から東日本大震災の津波で流失し再建された「えびす像」に向かって、手を合わせるシーン。

気仙沼市が生鮮水揚げ日本一を誇るカツオを抱えて、海を見渡す「えびす像」は、1932年(昭和7年)に創建され、今回登場したのが3代目で五十鈴神社に奉納されたもの。亮の仕事の安全を祈る百音と、力強くカツオを抱えた「えびす像」がお互いに語り合っているようで良かった。

幼馴染のお父さんと心を通わせることが出来た百音のシーン

もう1つは、百音が「けあらし(「気嵐」と書く)」の現象の説明が出きるまでになっていたこと。そして、その説明が出来たから、幼馴染のお父さんと心を通わせることが出来た百音のシーンも良かった。

馴れ馴れしくもなく、あっさりし過ぎてもおらず、如何にも「お互いに何を話したらいいんだろ?」って感じの気まずさと、亮を思おう同じ気持ちのやりとりが自然で良かった。

あとがき

今回も良かったです。父親と息子、同じ漁師の道を歩むにしても、そこまでの道程も過程も違っていいはず。前回は分り難かった「自分の船と他人の船に乗る違い」も、少し見えましたし。今週のサブタイトルですが、最初は『それぞれの海』を語るエピソード集になるのかと思ったのですが、内容は正に『それでも海は』でした。

さて来週ですが。百音の試験は文字通り「三度目の正直」なんでしょうね…。あと、今回のラストシーンで、花壇に雪が積もる程の寒い1月なのに、縄跳びをする百音の吐く息は白でないのはく…(自粛&撮影頑張れ!)

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【これまでの感想】

第1週『天気予報って未来がわかる?』
1 2 3 4 5 
第2週『いのちを守る仕事です』
6 7 8 9 10 
第3週『故郷の海へ』
11 12 13 14 15 
第4週『みーちゃんとカキ』
16 17 18 19 20 
第5週『勉強はじめました』
21 22 23 24 25 
第6週『大人たちの青春』
26 27 28 29 30 
第7週『サヤカさんの木』
31 32 33 34 35 
第8週『それでも海は』
36 37 38 39

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連続テレビ小説『おかえりモネ』第40回

内容新次(浅野忠信)が見つかった次の日。永浦家に幼なじみたちが集まっていた。勉強する百音(清原果耶)の背後で、亮(永瀬廉)未知(蒔田彩珠)らはゲーム。だが、ちょっとしたことをきっかけに、将来の話を。。。。そして、百音が登米に戻る前日。亜哉子(鈴木京香)は、百音と未知に。。。。敬称略亮「俺らが、前を向くしか無いんだ」ということで。“こういう種類のドラマ”で、ありがちな。。。。既視感しか無い展開...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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