連続テレビ小説「おかえりモネ」 (第36回・2021/7/5) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おかえりモネ』(公式サイト)
第36回/第8週『それでも海は』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
2015年の年の瀬、百音(清原果耶)は三度目の気象予報士試験に意気込みつつ故郷・気仙沼へ帰省する。実家でも勉強に励む百音だったが、島では亜哉子(鈴木京香)についてあるうわさが浮上していた。亜哉子が気仙沼本土でしばしばある男性と会っているというのだ。百音は未知(蒔田彩珠)と2人でことの真相を確かめようと、本土へ出かける亜哉子のあとをつけるが……。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?)
演出:一木正恵(過去作/どんど晴れ、ゲゲゲの女房、まれ) 第1,2,7週
梶原登城(過去作/おひさま、あまちゃん、マッサン) 第3,4週
桑野智宏(過去作/ウェルかめ、梅ちゃん先生、あまちゃん) 第5,6,8週
津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん)
音楽:高木正勝(過去作/映画「バケモノの子」、「未来のミライ」、「静かな雨」)
主題歌:BUMP OF CHICKEN「なないろ」
語り:竹下景子
制作統括:吉永証(過去作/トクサツガガガ、詐欺の子)
須崎岳(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
気象考証:斉田季実治(NHKニュース7、ニュースウオッチ9)
※敬称略
お知らせ
第7週目から “超” が付く程、好意的に本作を見るモードに入っております。そのつもりで、読んで頂ければ幸いです。
劇中の時期、時間、季節、期間が、明確に描かれるのは良いこと
演出家によって、劇中の時期、時間、季節、期間などに、とても注意する人と、そうでない人がいるようだ。そうでもないと、脚本家が意図的に、明瞭にする週としない週を分けていることになるから。まあ、一般的に後者は考えづらいから、前者だろう。演出家も、今週は桑野智宏氏に交代したから、それが原因かも。
やはり、衣装や照明などを演出する際に、脚本に具体的に書かれていない情報でも、前後の筋書きを読んで、「今は、これ」と決めて演出する細かいタイプの演出家はたくさんいる。だからと言うわけではないが、明確にするなら明確に描いて欲しい。
演出家の個性に任せている部分は大きいのかも知れない…
と言うことで、アバンタイトルは「2015年(平成27年)12月」だ。因みに、第6週『大人たちの青春』では、6月22日(火)放送の第27回の “序盤” が「2014年の12月22日」で、森林組合にクリスマスツリーが飾ってあった。同じ回の “中盤” では正月の三が日でおせち料理を食べていた。
そして、その第6週を演出したのが、今週担当の桑野智宏氏。やはり、演出家の個性に任せている部分は大きいのかも知れない…
「かかと落とし」は"骨粗しょう症防止"と"ボケ防止"になる
さて、アバンタイトルの中で、菅波医師(坂口健太郎)が “縄跳び” と記憶力の話をしていた。「かかと落とし」は “骨粗しょう症防止” と “ボケ防止” にも大いに役立つことは医学界でも言われていることで、興味のある方は下記のリンクをタップしてご覧下さい。
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今回は、劇週の時間軸が明瞭だから、ありがたい
そして、主題歌明けは「2016年(平成28年)正月」の「気仙沼 亀島」。そして、亀島の「成人式」が何日なのかわからないが、2016年の「成人の日」は「1月11日(月)」で、気象予報士の試験は日曜日と決まっているから、試験(1月10日)の前日の成人式には出席しないのは筋が通る。
また、百音(清原果耶)の勉強机の前に黄色い紙に「試験まで あと… 7日!!」」と書いてあった。と言うことは、この日は「三が日」が過ぎた「1月4日(月)」となる。「試験13日前」も強調されてていた。気にならない人にはどうでも良いだろうが、気になる性分の私には、これだけでもありがたい。
百音は、"同年代の他の子"とは違うのが魅力って思うえば…
好意的に見てる、見ようとしているわけでは無く、あくまでも、普通に。だから、感じるのだ思う。
別に菅波先生は “雑” な気持ちで「2週間」と至ったわけでは無いけど、百音はハッキリと 「2週間じゃないです 13日です 先生」と言った。以前から書いているが、百音は、そう言う物言いをする子なのだ。確かに「13日」と自分に言い聞かせることで、やる気を漲らせるって人もいると思う。
でも、そう言うひとは、そもそも、(語弊はあるが)食って寝て騒ぐだけ「正月の帰省」などせずに、森林組合で「1人学習」をしても良かったと思う。特に、「3度目の正直」で本気で合格するつもりなら、でも、百音って子は帰っちゃう。もう、ここを納得と言うか、受け入れないと、本作を好意的に楽しむことは出来ないと思う。
森林組合の人たちの覗き見や盗撮が気にならないのが百音
森林組合の関係者たちが、窓越しに百音と菅波のやり取りに注目しているのも、スマホで撮影しているのもどうかと思うが。でも、それより、注目され撮影されていることを承知した上で、なんか普通に菅波と話せる百音も、何かなぁって。ちょっとは「止めて下さいよ」って愛想笑いで応えても良さそうだけど。でも、それもしないのが百音って子。
経済的に困窮していなくても、父親のために晴れ着を着ないのが百音
そして、成人式の振袖のくだり。生活費に困っていないのは父親の台詞から十分分かるのだから、父の夢を娘として叶えてあげても良いかなって。でも、写真館で撮影する時間も惜しい程に、勉強したいのが百音って子か。その割に、妹と母親の尾行をする時間はあるのに。更に加えれば、友だちの東京行きの話に目をキラキラさせて、東京に行きたいの? だから、気象予報士に?
なんとか、良きバランスで、ヒロインと脇役の両方で魅せて欲しい
とにかく、百音が変わった子なのは十分わかるが。もっと、家族に寄り添っても良いような気もする。逆に、もっと気象予報士の試験に本気で挑んで欲しいとも思う。でも、それ、いつやってくれるのだろう?
これだけ俳優陣が揃っているし、個々が抱える問題もドラマとして面白味を感じる。だから、書きたくなる気持ちは分かる。でも、やはり、「百音を応援したくなるような物語」にしないと、どんどん百音の魅力だけでなく、百音への興味関心も薄まるような。それ位に、脇役が揃っているから。なんとか、良きバランスで、ヒロインと脇役の両方で魅せて欲しい。
あとがき
今回、百音が妹に「本当 私 こんなごどしてる場合じゃないの」と、いいことを言いましたね。こう言う部分をもっともっと盛り込んだら良いのでは? とは言え、亮(永瀬廉)と新次(浅野忠信)、それに亮の母の及川美波(坂井真紀)のことも、知りたいし観たいですが…
お願い…
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★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/15720/
【これまでの感想】
第1週『天気予報って未来がわかる?』
1 2 3 4 5 土
第2週『いのちを守る仕事です』
6 7 8 9 10 土
第3週『故郷の海へ』
11 12 13 14 15 土
第4週『みーちゃんとカキ』
16 17 18 19 20 土
第5週『勉強はじめました』
21 22 23 24 25 土
第6週『大人たちの青春』
26 27 28 29 30 土
第7週『サヤカさんの木』
31 32 33 34 35 土
第8週『それでも海は』
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