連続テレビ小説「おかえりモネ」 (第7週/土曜日版・2021/7/3) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』(公式サイト)
第7週『サヤカさんの木』の
『土曜日版』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
百音(清原果耶)の初めての気象予報士試験は、不合格だった。百音は菅波(坂口健太郎)に勉強をみてもらい再チャレンジを決意するが、日々充実していく森林の仕事との両立に悩む。そんな中、サヤカ(夏木マリ)が作業中に骨折、百音はしばらくサヤカの面倒を見ることに。ある日、朝岡(西島秀俊)が部下の気象予報士・野坂(森田望智)と内田(清水尋也)を連れて久しぶりに訪ねてくる。そして、百音の気象への気持ちに変化が起き…。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?)
演出:一木正恵(過去作/どんど晴れ、ゲゲゲの女房、まれ) 第1,2,7週
梶原登城(過去作/おひさま、あまちゃん、マッサン) 第3,4週
桑野智宏(過去作/ウェルかめ、梅ちゃん先生、あまちゃん) 第5,6週
津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん)
音楽:高木正勝(過去作/映画「バケモノの子」、「未来のミライ」、「静かな雨」)
主題歌:BUMP OF CHICKEN「なないろ」
語り:竹下景子
制作統括:吉永証(過去作/トクサツガガガ、詐欺の子)
須崎岳(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
気象考証:斉田季実治(NHKニュース7、ニュースウオッチ9)
※敬称略
お知らせ
第7週目から “超” が付く程、好意的に本作を見るモードに入っております。そのつもりで、読んで頂ければ幸いです。
「ダイジェスト版」としては、とても物語が分かり易い
第7週目から “超” が付く程、好意的に本作を見るモードに入って、感想を書いている管理人・みっきーの気持ちや姿勢に、少なくとも共感したり、似たような気持ちで見ていたりする読者さんには、次に書く私の言葉は、わかって頂けると思う。
確かに、「週5放送」をまとめた「ダイジェスト版」としては、とてもストーリーが分かり易いし、サブタイトルである『サヤカさんの木』と言う意味も伝わり易くなっている。それは、大いに認める所で異論はない。
"ながら見"では見えても聞こえても来ない細かなニュアンスや心情や状況の変化」は、全部カット!
しかし、私が今週の感想で毎回書いて来た、本作が今作に於いてチャレンジしていると思っている「“ながら見” では見えても聞こえても来ない細かなニュアンスや心情や状況の変化」は、全部カットされていた。
だから、私はこう思う。これまで通りの朝ドラを、これまで通りに楽しみたいなら「土曜日版」だけ見るのもアリかなと。逆に、これまでとは違った朝ドラを楽しみたい人は、録画や見逃し配信も大いに利用して「週5放送」を楽しんだら良いのでは? と。
樹齢300年のヒバの木を伐採することの価値と意義をもっと描いて欲しい
ただ、「土曜日版」の感想に書くことではないかも知れないが。そもそも、樹齢300年のヒバの木を切る必要性があるのかについての、詳しい説明が、これまであったのか記憶力の乏しい私にはない。
しかし、前回の感想に書いた通り、一般的に森の中に生えている樹木の中でもっとも成長が遅く、樹齢300年を超えると、ヒバの木そのものの生命力が落ちて来て、木材製品や加工品に使う材料としての価値が著しく下がる。このことは、間違って書いてはいけないから、40年以上に亘り「樹木医」をしている義父に聞いて確かめたから、間違いないと思う。
そこを、もっと分かり易く説明したら、「寿命を全うしようとするヒバの木」と「未来のための苗木」が、より巧みに対比させられて、それが更に「サヤカとモネ」へとフィードバックすると思う。それを敢えてやらない理由は、今の私にはわからないとしか言いようがない…
菅波は百音の「本当にやりたい仕事」を理解して助言しているのか?
ついでに。菅波(坂口健太郎)が百音(清原果耶)に、軽率に(私には、そう見えた)「(東京は)行くべき場所だと 僕は思います」と言った。その前段が気になるのだ。「本当にやりたい仕事が そこでしか できないなら」が。
この “本当にやりたい仕事” とは…
「気象予報士になって人の役に立ちたい」ことなのか?
「朝倉さんと一緒に仕事をしたい」ことなのか?
「東京のキー局の天気予報のお姉さんになって(大卒でないと無理か)、多くの人の命や財産を守りたい」ことなのか?
それ以外も受け取れる。「本当にやりたい仕事=気象予報士」なら、地元のテレビ局に気象予報士して売り込んだっていいし、ローカルラジオのお天気お姉さんからスタとしたっていいし、森林組合内に「モネのお天気コーナー」を作って、子どもたちや観光客に山の天気の大切さを押しても良い訳だから、曖昧なのはダメってこと。
更に私は『おかえりモネ』のタイトルから想像して、結果的に10年後くらいには百音は故郷に戻って、気仙沼や亀島の人たちの命や財産を守る展開で終結すると思っている。だから、菅波には明瞭に「行くべき理由」を言って欲しかった。だって、自分は週一、東京から登米に来ている立場なのだから。
もっと、菅波にとっての東京と登米の関係も描くべきと思う。こののちに、スローテンポで描く可能性は十分にあるが…
今回位にサンドイッチマンが面白く解説するなら見たくなる
さて、「土曜日版」の感想を最後に。今回くらいに、サンドイッチマンのお二人が、ダイジェスト版を受けとめて、面白く解説が入ると、サンドイッチマンを見るだけでも、「土曜日版」を見ても良いかも知れない。やはり、折角、出演依頼したなら、多忙なお二人とは言え、今回くらいは、第1週から見たかったです。やはり、スローテンポなんだなあと。
あとがき
十分に分かっていたことですが、これだけのベテランの俳優陣、キンプリ、若手実力者を集めたら、「脇役中心の1週間」が出来るのは当然ですよね。とにかく、百音には何処に居ようとも「勉強する姿」をワンカット、お願いします。
お願い…
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