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連続テレビ小説「おかえりモネ」 (第32回・2021/6/29) 感想

連続テレビ小説「おかえりモネ」

NHK総合・連続テレビ小説『おかえりモネ』公式サイト
第32回第7週『サヤカさんの木』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


百音(清原果耶)は2回目の気象予報士試験を受けるが、感触は思わしくない。一方で森林組合での仕事は充実し、菅波(坂口健太郎)からも、試験へのモチベーションを問われ、揺らいでしまう百音。そんなある日、朝岡(西島秀俊)が後輩の気象予報士のフィールドワークのために久しぶりに森林組合を訪れる。そして気象情報をさまざまな事に役立てようとしている朝岡たちの様子を見た百音に、ある変化が起きはじめる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?)
演出:一木正恵(過去作/どんど晴れ、ゲゲゲの女房、まれ) 第1,2,7
   梶原登城(過去作/おひさま、あまちゃん、マッサン) 第3,4
   桑野智宏(過去作/ウェルかめ、梅ちゃん先生、あまちゃん) 第5,6
   津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん)
音楽:高木正勝(過去作/映画「バケモノの子」、「未来のミライ」、「静かな雨」)
主題歌:BUMP OF CHICKEN「なないろ」
語り:竹下景子
制作統括:吉永証(過去作/トクサツガガガ、詐欺の子)
     須崎岳(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
気象考証:斉田季実治(NHKニュース7、ニュースウオッチ9)
※敬称略



宣言!

今週から “超” が付く程、好意的に本作を見るモードに入っております。従って、異論反論等にはご対応いたしかねます。

今回は前回とは違った演出、脚本になっているように感じる

さて、またもや、アバンタイトルの冒頭から「2015年(平成27年)7月」のテロップ。前回が、「2015年4月24日以降」と推測したから、また2か月ちょっと時間経過したようだ。本作には珍しく、セミの鳴き声もしっかり聞こえたし、菅波医師(坂口健太郎)もハッキリと「風雨に暑い…」と言っていた。

うん、どうやら、今回は、前回とは違った演出、脚本になっているように感じるスタート。この調子で梅雨空を乗り切って欲しい。

「初国家資格」を取った百音。漸く物語が動き出した感じだ

百音(清原果耶)の運転免許の交付日が「2015年7月12日」になっていた。従って、約2か月半で免許所得。ここ、ちょっと妻と気になっていたのだ。前回でのサヤカ(夏木マリ)の骨折の程度は分からないが、リハビリやって、普通に生活できる前に、百音が免許を取らないと百音の努力も無駄になるし、ドラマとしても面白くないから。

そして、この運転免許が、まず受からない人はいないとされる自動車運転免許と言う、百音にとっての「初・国家資格」だと言うことで、漸く、物語の車輪が動き出したと言う感じが良かった。

完全に明確になった百音の誕生日「平成7年9月17日」

因みに、先日投稿した『完全にセラちゃんとのお別れエピソードと、運転免許更新で分かった免許証で個人情報バレる!問題』で書いた、運転免許証の「12桁の数字」で個人情報がバレてしまうと言う部分も解説したい。

百音の「12桁の数字」は「第761675187620号」だった。最初の2桁は、初めて運転免許証の交付を受けた都道府県のコード番号を表しており、百音は「79」で実際には存在しない都道府県番号だ。やはりドラマとは言え、現実の「宮城22」は使用不可と言うことらしい。

3桁目と4桁目の数字は、免許を初めて交付された年(西暦)の下2桁を表しており、百音の数字は「16」になっているから、本来は「1916年」か「2016年」となり、これもドラマ用らしい。現実と合っているのは、最後の12桁目が「0」になっていること。12桁の数字は再発行の回数を累計で表示するから、百音は初免許だから「0」で合っている。

そして、今回で完全に明確になったのが、以前に私が予想した通りに、百音の誕生日が「平成7年9月17日」だと言うこと。そして以前にも書いたが、気象関係者の間では、「9月17日は、大型台風襲来の特異日中の特異日だ」と言われていること。このことについては、後半で、もう一度深掘りしようと思う。

森林組合の軽トラのナンバー「64-59」で「虫ごっくん」

百音(清原果耶)は、普通免許の取得を菅波(坂口健太郎)に報告した。そして、主題歌明けのテロップは、「2015年(平成27年)8月」。画面には、森林組合の白色の軽トラが止まっていた。車のナンバーの下4桁が「64-59」。最近、クルマを購入する際に自分が希望する4桁までの数字を選べることになっている。

私も、今回の新車購入で「語呂合わせ」を利用してナンバー所得をしたが。さて、「64-59」は何だろう? 恐らく、自然に発行させた番号だと思うが、語呂合わせ的に考えると「虫ごっくん」となる。森林組合の軽トラが「虫ごっくん」って、なんかとっても強そうで勇ましい感じで悪くないなんて思うのは、私だけか。

ヒロイン特権を使わず百音の多忙な日々を描くは良いと思う

トムさん こと田中さん(塚本晋也)が心なしか元気になっていたのも嬉しかったが。一方で、百音は運転免許所得の勉強もしながら、更に最近は森林組合の仕事が忙しくなって、全くと言っていいほど気象予報士の勉強が進んでいなかったと言う。

こう言うのも、私は好き。ヒロイン特権を使わずに、普通の19歳の社会人1年生として、多忙な日々と夢を淡々と描くのが。そう言う、朝ドラがあっても良いと思う。

サヤカの足の具合は意外と良い感じで、個人的に一安心

そして、受験2度目の気象予報士の試験日が「2015年8月30日」であることも、スケジュール表から判明。試験は受けたものの、感触は芳しくない様子で。でも、サヤカの足の具合は意外と良い感じで、こちらは個人的に一安心。やはり60代後半の骨折は将来的に影響を与える可能性もあるから。

菅波と百音の「社会人あるある」の話も、いい感じ

菅波と百音の「社会人あるある」も、なんかいい感じ。この二人、真逆の性格のように描かれるが、どこか似ている所があったり、互いを信じていたりする点とか、嘘を言わないって関係がいいなって思う。

それこそ、学生時代に知り合った人間関係ならいざ知らず、社会に出てから知り合った人間関係って、普段だって意外と希薄だし、コロナ禍のような未曾有の時には、あからさまに希薄さも優しさも見事に露呈しちゃう。隠してもバレるし、隠さなくても見えちゃうから。そんなリアルな感じも、私には悪くないって思う。

それに「気象予報士」と言う資格についての話も良かった。自動車の「二種免許」とか「大型免許」まら仕事に直結しやすいが、違うってこと。そう言うの、19歳の子にきちんと言う人って大事だなぁと思う。普通、「次、頑張れ!」で終わりだもん…

時間と時期表記、邪魔だと思うが記録として書かせて欲しい

さて、『おかえりモネ』なのに、『ビストロ・パ・マル』の三船シェフが登場! いや、久し振りの朝岡(西島秀俊)が後輩の気象予報士のフィールドワークのために森林組合を訪れた。そして、さり気なく語りで「運命の相手」と表現していたのが印象的。

因みに、朝岡たちの来訪日は、ホワイトボードの表示から「9月5日以降」と分かる。別に、日付とか時期とどうでも良いと思う人もいるかも知れないが、本作は時間経過や現時点の描写が曖昧な割に、時間経過が早いから、意図的に書いている。

だって、前回は前半6分間だけで「約2か月の時間経過」をしていた。今回も前半の6分間で、また「約2か月の時間経過」。だから、邪魔だと思うが、記録として書かせて欲しい。

気象予報士への夢を再燃させていく… みたいな流れ

フィールドワークのシーンと、その後の朝岡以外の気象予報士たちと百音のやり取りも良かった。「社会人あるある」で目的を失いかけていた百音が、実際に夢を叶えようとしている若き名の無き気象予報士たちに触れあって、気象予報士への夢を再燃させていく… みたいな流れ。

「本作が描こうとしているモノ」が繋がって見えた気がした

しかし、今回の15分間が、意外と良く出来ているのは、突然やって来た「運命の相手」が連れて来た、謂わば「チーム朝岡」たちが、気象予報の技術応用によって、“防災” や “大雨” を防ぐことも可能であると言うことを、百音に知らせた展開になっていたこと。

だから、私の中で、これまでの6週間分が、何となく「1つの目的」、「1つの目標」、そして、「本作が描こうとしているモノ」が繋がって見えた気がした。

百音の人生と "雨" は、切っても切れない縁があると推察

そのことを、ちょっとだけ解説しようと思う。要は、「百音の人生の岐路や分岐点には、必ず “大雨” があるってこと」だ。思い出して欲しい。19年間の百音の人生の中で、百音の人生を変えるような “雨” が “6回” あった。箇条書きにしよう。

  1.百音が生まれた時の台風
  2.伝統芸能「登米能」の時の雨予報
  3.林間学校での突然の雨
  4.ナラの伐採の指揮をする山番頭・熊谷さんたちを襲った雨
  5.妹・未知(蒔田彩珠)の牡蠣の地場採苗の研究中に降った雨
  6.先日のサヤカのケガのもとになった雨

このように、百音に何かが起こる時、百音の感情が大きく動く時、百音が自分の存在に気付く時、百音が自らも無力さに気付く時、必ず “雨” が降るのだ。

そして、私は、今回の “防災” や “大雨” を防ぐと言うことが、百音がやがて気象予報士の試験に受かって、日が医師日本大震災には友人や母親たちと一緒に居ることが出来なかった故郷の「亀島」で、 “防災” や “大雨” を防ぐこと、島の人たちの命や財産を守ると言う “目標” を明確にしたと捉えた。

もちろん、これは、あくまでも今回を見て感じたことだから、今後そうなる保証はない。しかし、「運命の相手」と一緒に居たいとか、同じ仕事をしたいと言う乙女チックな理由でないことが見えただけでも、今回の15分間が描いた意味は、今後にとって大きいと思う。

あとがき

この15分間をきっかけに、良き方向にドラマが進んでくれることを信じたいです。そして、そうなることを願います。だって、前回の運転免許を取ろうとしたモネにだって、今回で大きな何中に気付いたモネにだって、応援したくなったではありませんか。一部の人を除いて… と、信じたいです。


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【これまでの感想】

第1週『天気予報って未来がわかる?』
1 2 3 4 5 
第2週『いのちを守る仕事です』
6 7 8 9 10 
第3週『故郷の海へ』
11 12 13 14 15 
第4週『みーちゃんとカキ』
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第5週『勉強はじめました』
21 22 23 24 25 
第6週『大人たちの青春』
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第7週『サヤカさんの木』
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連続テレビ小説『おかえりモネ』第32回

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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