連続テレビ小説「おかえりモネ」 (第31回・2021/6/28) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おかえりモネ』(公式サイト)
第31回/第7週『サヤカさんの木』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
百音(清原果耶)の初の気象予報士試験は、不合格に終わった。再挑戦のためにまた菅波(坂口健太郎)に勉強を教えてもらう日々が始まるが、森林組合の仕事が充実していく中で勉強の時間が思うように作れず、百音は勉強と仕事の両立の難しさを痛感する。そんな中、サヤカ(夏木マリ)が苗木を運ぶ作業中に骨折してしまう。ケガをしたサヤカを支えるため、自分に何ができるのか、百音は考えを巡らせる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?)
演出:一木正恵(過去作/どんど晴れ、ゲゲゲの女房、まれ) 第1,2,7週
梶原登城(過去作/おひさま、あまちゃん、マッサン) 第3,4週
桑野智宏(過去作/ウェルかめ、梅ちゃん先生、あまちゃん) 第5,6週
津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん)
音楽:高木正勝(過去作/映画「バケモノの子」、「未来のミライ」、「静かな雨」)
主題歌:BUMP OF CHICKEN「なないろ」
語り:竹下景子
制作統括:吉永証(過去作/トクサツガガガ、詐欺の子)
須崎岳(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
気象考証:斉田季実治(NHKニュース7、ニュースウオッチ9)
※敬称略
宣言!
今週から “超” が付く程、好意的に本作を見るモードに入っております。従って、異論反論等にはご対応いたしかねます。
「2015年3月」を強調するなら、アバンの冒頭で合否結果を
アバンタイトルが始まって、意外と早い時点で「2015年(平成27年)3月」のテロップが入った。今回が初見の視聴者でない限り、2015年3月は、先日に百音(清原果耶)の初の気象予報士試験の合格発表がある時期と言うのはわかるはず。そして、この章は肝心な私の演出への好みの問題だから、無視して結構。
アバンの冒頭からは、百音のアイデアで始まった学童机の製造過程、及び納品作業が佳境を迎えているような雰囲気の回想シーンが、まずあった。そして、次のシーンは、夕方近くの時間帯のサヤカ(夏木マリ)の家の前の木製のポストから、サヤカが郵便物を取り出し、その中から、「合否通知」を見つけた。
木製のポストの前面に「永浦百音」と書かれた小さな木製プレートが張り付けてあるなんてのは、いい演出と言うか、小道具さんの良きセンス。
でも、その直後に鶏の鳴き声がして、如何にも翌日な雰囲気になって、「学童机が全部できて納期に間に合う」と張ればらした顔で空を見る百音と、それに声をかける菅波医師(坂口健太郎)のシーンになる。そして、その直後に「不合格」の話。別にどうでも良いのだが、私は気になる。だから書く。
百音のどこをどう応援すべきなのかを見えるように描いて!
今現在、劇中に生きている百音にとって、一番興味関心があるのは何なのかってこと。多くの視聴者が「一度目の試験は不合格」と思っている。
だったら、アバンタイトルの冒頭は、サヤカが郵便物の中から「合否通知」を見つけて、仕事から帰宅した百音に、その「合否通知」のハガキを渡し、サヤカの目の前で開封して、明るい表情で「やっぱり、落ちっちゃった。次は、菅波先生が言ったように本気で頑張るからね」と言って、主題歌が良かった。
こうやれば、百音個人にとっては、不合格は予想していたけど、本当に目で不合格を見たら、ちょっと落ち込むけど、頑張る気持ちが涌いて来るのが分かるから。こう言う積み重ねをしないから、いつまで経っても、百音を応援したくなる以前に、百音のどこをどう応援すべきなのか見えず仕舞いだと思う。
森林組合での宴会? が2015年4月の可能性が出て来た!?
そして、今回は、謎解きをしないといけないことになった。
まず、アバンが2015年3月なのは明らかだ。そして、主題歌明けで納入完了で盛り上がっているのも、教育委員会からの公共事業だから、納期は恐らく2015年3月中旬のはず。でも、その盛り上がりの中でサヤカが「2年目にしてリーダー」と、川久保(でんでん) は「こご来て ちょうど1年が」と言っていたから、宴会が2015年4月の可能性が出て来た。
確かに、地域外からも学童机の予約が舞い込んでいるようだから、納期も4月に伸ばせている可能性はある。いや、菅波から「今日は寝なさい」と言われた直後の百音の部屋のカレンダーが「4月」になっていたから間違いない。でも、いつの間に3月から4月に? と言う疑問が増えた。
だから、「2015年春」くらいの曖昧なテロップにしておけばいいのにと、何度も書くのだ。
菅波が百音に「優先すべきは仕事」と言い切ったのは良かった
文句ばかりも何だから、1つ褒めておく。菅波が百音が気象の勉強を “うたうた” しながらやっているのを見て、百音が今もっともきちんとやるべきは、給料を貰っている社会人としての仕事「学童机の納品完了」だと明確に告げた。夢と現実の違いをハッキリさせた。これは良いこと。何せ、百音相手にそれを出来るのは、今は菅波だけだから。
今回の前半6分間だけで「約2か月の時間経過」をしている
そして、サヤカがケガで運ばれる直前、百音がスマホで電話をしているシーンでの、森林組合のホワイトボードの左上の手書きの日付が「4/24」になっていた。だから、サヤカのケガが「4/24」以降なのは間違いない。
何が言いたいのか言うと。アバンタイトルの回想シーンを含めると、今回の前半6分間だけで「約2か月の時間経過」をしているってことが、全く映像から感じ取れないってこと。自然を扱っているドラマなのに、季節感、それも3月から4月の日々変化する “春先の季節の変化” が伝わって来ないのは如何なものかってこと。
カレンダー、服装、ガーデニング、食べ物、卒業と入学、いくらでも季節感を表現する要素は素人でも思いつくのに、利用しない。これは、何かを隠しているってこと?
百音が運転免許を取る方が目的も目標も明確で良いと思う!
さて、百音が気象予報士よりも、自動車の運転免許を取ることになった。
異論反論あると思うが、私は、「朝倉さんに憧れて…」とか、「朝倉さんと一緒にテレビで天気予報をするのが夢…」のような曖昧な理由での試験勉強より、「日頃世話になっているサヤカのために」と言う試験勉強をやる “目的” も “目標” を明確だから、余程、こっちの方が良いと思う。もう一度書くが、異論反論あると思うが…
山の神様の怒りを鎮められるなら「林間学校の事故」も防げたような…
ただ、どうしても気になったのは、序盤でのサヤカと龍己(藤竜也)の電話の内容と、終盤で冗談のように百音に言った「私は 山の神様の怒りを鎮めるために こごに 無理やり連れて来られだの」の “関連性” だ。
あの木を切ることと、山の神様の怒りの関係。そして、サヤカは山の神様の怒りを鎮めるパワーを持っていて、もしかすると百音にもその素質がある可能性も出て来た。でも、今回、あんな悪天候になる事さえも事前察知できずにサヤカは骨折した。だから、サヤカも百音も。いつぞやの「林間学校の事故」も防げなかったのでは?
そう思うのが自然では? 思い付きで書くのは止めて、最低限の辻褄合わせはして欲しい。
あとがき
予告編で、今週の出来事は凡そ分かっていますので、サヤカのケガには驚きませんが。運転免許の試験も菅波先生に教わるのかな? 自分で本を読む自主学習と教習所(自動車学校)ではないのだろうか? う~ん、菅波先生、百音のパシリ化しているような(笑) でも、菅波自身も悪い気はしていないようにも見えるし(苦笑)
まさか、昨夜、私の免許更新の投稿をしたら、今回、百音が運転免許を取る話になるとは。因みに私は、東京から、夏休みを利用して、栃木県の鬼怒川温泉での「合宿免許」に行きました。1984年開催の「ロス五輪」の “あの夏” です。いい場面になると「○○番。乗車準備が出来ました」と呼ばれて、名シーンを何度も見逃したのが、今でも良き思い出です。
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★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/15699/
【これまでの感想】
第1週『天気予報って未来がわかる?』
1 2 3 4 5 土
第2週『いのちを守る仕事です』
6 7 8 9 10 土
第3週『故郷の海へ』
11 12 13 14 15 土
第4週『みーちゃんとカキ』
16 17 18 19 20 土
第5週『勉強はじめました』
21 22 23 24 25 土
第6週『大人たちの青春』
26 27 28 29 30 土
第7週『サヤカさんの木』
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