ディレクターの目線blog@FC2

本家「ディレクターの目線blog」の緊急時&トラックバック用ブログです。コメントは出来れば本家blogへ!

●このブログは、本家ディレクターの目線blog』の緊急時&トラックバック用ブログです。

●記事の閲覧やコメントの投稿は、本家ディレクターの目線blog』をご利用下さい。


0

コントが始まる (第10話/最終回・2021/6/19) 感想

コントが始まる

日本テレビ系・土10ドラマ『コントが始まる』公式サイト
第10話/最終回『引っ越し』、EPG欄『ただひとめ、共に見届けてほしい最終回』の感想。



春斗(菅田将暉)と潤平(仲野太賀)、瞬太(神木隆之介)のコントトリオ「マクベス」の解散ライブ当日。里穂子(有村架純)のほか、初めてライブを訪れた奈津美(芳根京子)やマネジャーとして見守る楠木(中村倫也)とつむぎ(古川琴音)、真壁(鈴木浩介)と息子の太一(伊藤駿太)ら、これまでマクベスの‘人生’と交差してきた人々が集う。そのライブを見ながら、マクベスと出会ってからの日々に思いを巡らせる里穂子。一方、ステージの春斗も自分にとってのマクベスが何だったのか自問自答していた。もがき続けた彼らの最後のライブは進み…。
---上記のあらすじは[[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:金子茂樹(過去作/世界一難しい恋、もみ消して冬、俺の話は長い)
演出:猪股隆一(過去作/怪盗 山猫、家売るオンナシリーズ、ニッポンノワール、35歳の少女) 第1,2,5,7,最終
   金井紘(過去作/信長協奏曲、ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~) 第3,4,6,9
   瀬野尾一(過去作/居酒屋ふじ、こどものグルメ、ホームルーム) 第8
音楽:松本晃彦(過去作/踊る大捜査線、3年A組、ニッポンノワール)
主題歌:あいみょん「愛を知るまでは」(unBORDE)

冒頭コントのちょっとした"捻り"こそ、本作の醍醐味!

ほぼ、前回の第9話で “ケリ” が付いていた本作。だからこそ、最終回で観るべきは、いや見届けるべきは、1時間の構成である。それも、冒頭をどう描くのか? いつも通りに、コントで始まり、それが里穂子(有村架純)らが見ているスマホの動画であったと言うイントロか、もしくは、それとは異なるコントの使い方なのか? まず肝心なのはそこだ。

そして、既にサブタイトルが『引っ越し』と発表されているから、そもそも「引っ越し」なるコントはあるのか? そこが最初の見所だった。そして、実際は、コントトリオ「マクベス」をずっとマネジャーとして見守る楠木(中村倫也)が解散ライブのリハーサルを見ていると言うシチュエーションから始まった。

こう言うちょっとした “捻り” こそが、本作の醍醐味であり、第1話から脈々と続けて来た、ある種の “様式美” をぶち壊す破壊力こそ、未来ある若者たちの日常を描いた青春群像劇に相応しいとオジサンは思う。

解散ライブ、打ち上げ、ラーメン店、解散シーンもあっさり

さて、解散ライブのシーンも、打ち上げのシーンも、マクベス3人でのラーメン屋のシーンも、呆気ないとの表現がピッタリな程、いつも以上に淡々と描かれた。その原因は、モノローグの多様であることは明白だ。でも、敢えて賑やかに描かずに、モノローグで淡々と描いた理由を考えた、

そこで、私は、もう一度、最終回のサブタイトル『引っ越し』について、思いを巡らせてみた。

中盤までに、各登場人物がそれぞれの立場で、マクベスと自分が出会った “ご縁” や “必然性” について語った。そして、ラーメン屋では「いつの時点が、マクベスの解散なのか?」の議論になった。しかし、その「マクベスの解散シーン」はラーメン店の店内でも店を出た後にも無かった。

脚本家は「解散」と「引っ越し」を巧みな言葉遊びに使った

そこで、こう考えたのだ。脚本家は「解散」と「引っ越し」を、まるで巧みな言葉遊びのように使ったのではないかと。そして、普通の人なら「解散」は滅多に体験する事でないから、ここでは「引っ越し」を例にとることにする。

さて、「引っ越し」とは何なのか? いや、「引っ越しと言う行為は、どこからどこまでを示すのか?」ってこと。

「旅行は、行っている最中や帰って来た時よりも、計画をしている時が一番楽しい」なんてことを言う。では、引っ越しは? 「引っ越しは、人や荷物の移動中や、新居に人や荷物が到着した時よりも、引っ越しを計画している時が一番楽しい」と言えるのかってこと。

「引っ越し」と言う行為は、どこからどこまでを示すのか?

要は、「引っ越し」の発端は、辛い現状からの逃避、明るい未来への出発、混沌とした状況からの脱出など、様々な感情が渦巻いており、決して引っ越しを思い立った時や、引っ越しの荷造りをしている時が一番楽しいなんて全員が言えるものではない。

では、前の棲家を出て、新居に向かう途中はどうだろう? ウキウキ気分な人もいれば、切ない気持ちの人もいるし、悔いを残しつつの人もいるはずだ。そして、新居に荷物を運び、一通り「人と荷物の移動」が終わった時は、新天地での不安もあれば、希望もある。まだ、前の棲家に気持ちを残している者もいるはずだ。

だから、「引っ越し」って、引っ越しを考える少し前から始まって、人やモノの移動も完了し、更に新居やその周辺での生活に慣れるまでが「引っ越し」と言う行為なのではないかと考えたのだ。

最終回は、今まで描いた「人生の引っ越し」の"エピローグ"

そう考えると、この最終回に新たな価値が生まれる、それは、この最終回は、春斗(菅田将暉)、潤平(仲野太賀)、瞬太(神木隆之介)、里穂子(有村架純)、奈津美(芳根京子)、つむぎ(古川琴音)たちの、 9話分を割いて描き続けて来た「人生の引っ越し」の “エピローグ” なのだ。

そして、彼らの「人生の引っ越し」の “プロローグ” が「10年前のマクベスの結成」だ。そして “本編” と言うべき大半の部分は、人と荷物の引っ越し作業に相当する、“縁と運命と必然性” で結ばれた<奇跡の出会い>から始まった<マクベスとファンの直接的、且つ、本音のぶつかり合いの日常>だった。

直球な里穂子の台詞に託した金子茂樹氏の脚本の潔さこそが、秀逸な心地良い余韻に繋がった

エピローグには、余韻が必要だ。その余韻の導入部になったのが、42分頃、里穂子が春斗へ告げた、次の台詞だ。

里穂子「マクベスが解散しても…
    あなた方が精魂込めて作り上げたコントは
    この世から消えることはありません。
    動画としても しっかり残り続けるでしょうし
    何より ファンの記憶の中に
    しっかりと 残り続けて行きます。

たった1作品のテレビドラマが、たった1枚のレコードが、たった1本の映画が、たった1枚の絵画が、そして、たった1人の人との出会いが自分自身の運命を変え、更に周囲の人たちとの関係も変えて行く。それが、前述の “縁と運命と必然性” で結ばれた<奇跡の出会い>へ永遠と連鎖する。

そのことを、惜しげもなく、むしろ、直球な里穂子の台詞に託した金子茂樹氏の脚本の潔さが、『コントが始まる』と言うドラマの最終回が放った、秀逸な心地良い余韻だった。そして春斗のモノローグ「コントが始まる」だからの「私 お電話いただいた 『水のトラブル GOGOGO』の高岩と申します」のコントのオチも見事だった。

あとがき

実は、本作には、私と妻には、他のドラマにはない思い入れがあります。それは、5月29日に放送された第7話『無人島』、EPG欄『「何か」が始まる時。「何か」とさよならする時。』で印象的に描かれた、瞬太の愛車「シトロエン・BX(ベイクス)」を中古車屋に売りに出す時の洗車のシーンです。

もう、その放送の時点で、29年半、共に暮らして来た愛車の “セラちゃん” の廃車が決まっていました。瞬太の愛車は中古車となって、次のオーナーが見つかると思います。でも、我が家の愛車には “次” が無かったのです。だから、妻と号泣して見ましたよ。だから、新車の来る前日は、瞬太たちのように、徹底的に洗車をやりました。

でも、翌日のお別れの日は、皮肉にも雨降りで。それも、コントなのかなって…

最後に、この言葉を読者さんに贈ろうと思います。世界の喜劇王と呼ばれたチャールズ・チャップリンの次の言葉です。

Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.
<人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ。>


※「コントが始まる」のBlu-ray & DVD BOXは、Amazonと楽天市場では購入特典が違いますので、ご購入の際は注意して下さい。


管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonから安心して ご購入して頂けます!


管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!


管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!


管理人・みっきー お薦めする商品を、楽天市場から安心して ご購入して頂けます!


管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!

 

〔お願い〕
読者の皆様も大変な状況とは思いますが。コロナ禍で仕事激減の折、勝手なお願いで恐縮でございますが、Amazon楽天市場からお買い物する際は、当blogのリンク経由で買って下さると、皆様のおかげで私にポイントが貯まる上に、何よりもブログを書き続けるモチベーションアップになります。引き続き、皆様のご協力をお願い申し上げます。 m(_ _)m

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ くる天-人気ブログランキング


「楽天市場」からのおすすめ商品や企画


「Amazon」からの最新のお知らせ


★本家の記事のURL →  https://director.blog.shinobi.jp/Entry/15674/


【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話

関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

トラックバック

コントが始まる 最終話

春斗(菅田将暉)、潤平(仲野太賀)、瞬太(神木隆之介)のお笑いトリオ・マクベスの解散ライブ当日。 里穂子(有村架純)、奈津美(芳根京子)、楠木(中村倫也)、つむぎ(古川琴音)、真壁(鈴木浩介)たち、これまでマクベスの人生と交差して来た人たちが顔を連ねます。 そして、ついに最後のライブが始まりました。 里穂子はライブを見ながら、マクベスと出会ってからの日々を思い出して、「私にとってマクベ...

土曜ドラマ『コントが始まる』第10話(最終回)

内容春斗(菅田将暉)潤平(仲野太賀)瞬太(神木隆之介)の“マクベス”の解散ライブが始まった。それを見守る里穗子(有村架純)たち。。。。敬称略脚本、金子茂樹さん演出、猪股隆一さん前回までに、あれこれと書いてきたので。特に、書くことは無いのだが。実は、個人的に、今回の最終回で気になっていたのは、結末では無い。今回のエピソードの構成。選択肢は2つしか無いと思っていたのだ。今回の序盤にあったようなコ...

コントが始まる 最終回「引っ越し」

今旬で、人気、実力、共に兼ね備えた役者さん、大集合!での、ドラマ。青春・後期の銀蔵劇として、とても佳作だった気がしました。気のせいか、金髪・神木クン、毎回。コントにおける役割が、ユーモラスに女装してる確立、高かったですね。今回も、三つ編み女性で、ウケました。個人的には、少し複雑な要素も秘めた、中村倫也がマネージャーってのも、贅沢感だったし今回は、ついに“解散ライブ”… 随所で、じれじれな恋愛...
My profile

Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

PR


TB送信について

一部のブログサービス(特に、FC2ブログ)宛に、FC2からトラックバックが届かないケースが発生中です。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村  PVアクセスランキング にほんブログ村

楽天市場PR

カテゴリー+月別アーカイブ

 

検索フォーム

PR

FC2カウンター

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数: