連続テレビ小説「おかえりモネ」 (第22回・2021/6/15) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おかえりモネ』(公式サイト)
第22回/第5週『勉強はじめました』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
登米に着いた百音(清原果耶)と菅波(坂口健太郎)を、菅波の先輩医師・中村(平山祐介)が待ち構えていた。どうやら菅波は豪快な性格の中村が苦手なようだった。百音が実家のカキをおみやげとしてふるまうと、登米の皆からおいしいと喜ばれ、百音はうれしく思う。そんな中、広葉樹がなかなか売れない現状をサヤカ(夏木マリ)や川久保(でんでん)から聞かされた百音は、広葉樹を使った新商品開発を担当することに。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?)
演出:一木正恵(過去作/どんど晴れ、ゲゲゲの女房、まれ) 第1,2週
梶原登城(過去作/おひさま、あまちゃん、マッサン) 第3,4週
桑野智宏(過去作/ウェルかめ、梅ちゃん先生、あまちゃん) 第5週
津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん)
音楽:高木正勝(過去作/映画「バケモノの子」、「未来のミライ」、「静かな雨」)
主題歌:BUMP OF CHICKEN「なないろ」
語り:竹下景子
制作統括:吉永証(過去作/トクサツガガガ、詐欺の子)
須崎岳(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
気象考証:斉田季実治(NHKニュース7、ニュースウオッチ9)
※敬称略
結末を知ると結末までの道程を考えがちになりやしないか?
今回の15分間を見て、ふと思ったことを書く。ご存知の方もいると思うが、昨日(6/14)で29年と半年間、私たち夫婦と一緒に暮らして来た “三人目の家族” である愛車を手放した。細かいことは、過去の投稿を読んで頂くとして。
それでね、考えたの(また、馴れ馴れしい表現になって申し訳ない。でも、気軽に話しかけたいのだ)。もう修理ができずに愛車の未来は「廃車」と言う結末しかないって覚悟したこの数か月のことを。その時、こう考えた。どうやったら、愛車に相応しい日々、日常、課程を経て「廃車」と言う結末を迎えさせるかって。
で、整備士さんの「奥様が “セラちゃん” と名前を付けてまで29年間乗り続け来たクルマですから、動く限り “クルマ” として全うさせてあげてはどうでしょう?」の言葉に背中を押されて、「セラちゃんの最期を “世間の迷惑モノ” で、終わらせたくない」と決めたのだ。
そう、結末を知ると、結末が分かると、結末までの道程を考えがちになりやしないか? ってこと。だって、多分、殆どの人は、「壊れたら、廃車にすればいいじゃん!」とか、「修理できないなら、さっさと次の車を買おう!」って思うでしょ? でも、私たちは子どもがいないせいもあって、愛車への思い入れが強かったから、そうは出来なかった。
本作も百音も、「新車」みたいなものではないのかと…
この思考回路、思考過程を朝ドラ『おかえりモネ』に当て嵌めてみた。私たちは、主人公が気象予報士になると言う「結末」を知っている。そして、普通の人は、朝ドラの主人公は「結末」に向かって、努力し、苦悩し、目標を達成すると、勝手に決めている。まあ、これまでの経験や朝ドラとしてのお約束からも、そう考えることは間違っていない。
でも、今、我が家には「新車」がやってきた。この「新しい家族」にまだ「結末」なんてない。始まったばかりだ。むしろ、「あそこを、カスタマイズしようかな?」とか「妻と、あそこへ行ってみたいな!」とか、いろいろ “やりたいこと” しか思いつかない。
そう、今の『おかえりモネ』も主人公の百音(清原果耶)も、「新車」みたいなものではないのかと思ったのだ。
百音にとっては社会人として "慣らし運転中" だってこと
もちろん、「もう1月以上も経っているのに、全然、気象予報士になる話になっていない!」とお思いの人もいると思う。でも、まだ「1か月点検」だよ… ってこと。百音にとっては社会人として “慣らし運転中” だってこと。
多分、この脚本家は、こんな気持ちで本作を書いているのではないだろうか。確かに、今までの朝ドラとは違う。展開も遅いし、じっと見ていないと見逃してしまうような短いのに大切なカットも使うし、時間軸も分かりにくいし、百音の高校時代も良くわからないし。
固定概念や既定路線とは違う朝ドラもある…と思って見ると
でも、今回で言うなら、「水産業はそれなりに儲かる」、「儲かるのは、おじいちゃんの努力の証」、「お金になる林業をやる必要があること」、「過疎化の地域医療(訪問医療)も必要があること」などが描かれた。そして、百音はその内の「お金になる林業をやる」ことになった。
それが、この先の百音が本当にやりたいことかは別にして、森林組合の職員として “慣らし運転中” の百音が、今の自分がやるべきこと、出来ることなのは分かったように見えた。そして、百音の本格的な初仕事「お金になる林業をやる」が、先日の「林間学校」と繋がった。そう、これも本作が大切に描いている “循環” だ。
こうして、固定概念や既定路線とは違う朝ドラもある… と思って見ると、また、百音の笑顔や、宮城県の美しい自然も違って見えて来ると思う。
あとがき
「のんびり見ましょうよ」ってのが、今日の私の感想です。
本作に関するコメントを読むと、やたらと「意味付け」や「根拠」に拘る人が多いように感じます。もちろん、他のドラマでは、私みっきーが、誰よりも率先してやっているのですが(苦笑) 『おかえりモネ』は、そう言う見方をしない方が楽しめるような気がしたので、今日の感想はこうなりました。
普通に、百音たちの日常を覗き見する感じで、今は良いような…(今日だけかも?)
お知らせ
※ネタバレ的な情報提供や、相変わらず自分の意見を押し付けるだけのコメントが多いので、再び、本作(土曜日版以外)のコメント欄だけ閉じます。
素敵なコメントを下さる方もいらっしゃるので、その方々には、ご迷惑をお掛けします。と言うわけで、よほど気が向いたら開けます。
なお「Web拍手」のコメント欄は封鎖できないので、コメントに対してお返事するかは、その都度判断させて下さい。
管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/15654/
【これまでの感想】
第1週『天気予報って未来がわかる?』
1 2 3 4 5 土
第2週『いのちを守る仕事です』
6 7 8 9 10 土
第3週『故郷の海へ』
11 12 13 14 15 土
第4週『みーちゃんとカキ』
16 17 18 19 20 土
第5週『勉強はじめました』
21
- 関連記事
-
- 連続テレビ小説「おかえりモネ」 (第23回・2021/6/16) 感想 (2021/06/16)
- 大豆田とわ子と三人の元夫 (第10話/最終回・2021/6/15) 感想 (2021/06/16)
- 連続テレビ小説「おかえりモネ」 (第22回・2021/6/15) 感想 (2021/06/15)
- シェフは名探偵 (第2話/5分拡大・2021/6/14) 感想 (2021/06/15)
- イチケイのカラス (第11話/最終回30分拡大・2021/6/14) 感想 (2021/06/15)