リコカツ (第9話・2021/6/11) 感想

TBS系・金曜ドラマ『リコカツ』(公式サイト)
第9話『あなたが見据えた未来に、私も…』の感想。
咲(北川景子)は同居中の美土里(三石琴乃)や楓(平岩紙)らにマンションの売却を考えていることを告げる。それを聞いた楓はまたもや勝手に貴也(高橋光臣)に相談。貴也がマンションを訪れる。一方、正(酒向芳)は新たな職に就いて働き始めるが、融通が利かないため再三注意を受ける羽目に。そんなある夜、緒原家で一人、食事をする紘一(永山瑛太)の元に武史(平田満)から電話が入る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:泉澤陽子(過去作/あまんじゃく2018,2020、お迎えデス。、ブラックスキャンダル、大恋愛)
演出:坪井敏雄(過去作/凪のお暇、カルテット、わたナギ、恋あた) 第1,2,5,9話
鈴木早苗(過去作/3年B組金八先生ファイナル) 第3,7話
韓哲(過去作/ATARU、IQ246、コウノドリ、集団左遷!!) 第4,8話
小牧桜(過去作/この恋あたためますか) 第6話
音楽:井筒昭雄(過去作/民王、99.9、トクサツガガガ、妖怪シュアハウス、書けないッ!?~脚本家)
主題歌:米津玄師「Pale Blue」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
まえがき
今朝、ちょっと体調が悪くて、録画を見るのも、感想を書き出すのも遅くなりました。その上、何度も録画を見直したため、感想の投稿が大変遅れました。待っていて下さった数少ない読者さん、お待たせしました。お詫びと言っては何ですが、いつの以上の長文と拙稿となっております。最後まで読んで頂ければ…
面白いドラマに必要なのは、脚本家が書く緻密な設計図
やはり、面白いドラマに必要なのは、脚本家が書く緻密な設計図なわけ。ハッキリ言っちゃうと、本作にとって、咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)の両親たちの離婚話は必要ない。無くても、十分に描ける。
でも、偶然に自分たちよりも先に両方の両親が離婚活動を進め、更に先に子どもたちよりも離婚をしてしまう言う初期設定を大前提にしたことで、本作のタイトルである『リコカツ(離婚のための準備活動』の意味が、明瞭になるし、分かり易く伝わるし、何よりも「じゃあ、肝心な息子と娘はこれからどうなるの?」と言う部分に視聴者が集中できるのだ。
なぜ、今作の感想の冒頭にこんなことを書いたのかと言うと、先日「全10話」が放送予定だった連ドラが「9話で打ち切りされ、10回目を特別編にして最後の悪あがき」をすると発表したことに原因がある。あれも、最初からタイトルに水深を表す『Deep』が入っていたのだから、最初から「人魚」の設定を明瞭にしたら良かっただけのことなのだ。
それを理由は別にして。中途半端にチラ見させて、リアタイ視聴にツッコませて、それが今のドラマづくりだと豪語する。でも、結局、「今はリアタイの世帯視聴率は問題でない」とか「肝心なのは若年層から49歳までの女性の視聴率だ」とか言ったって、結果的に人々の心に残るのは “良く出来たドラマ” なのだ。
決して “話題になったドラマ” や “高視聴率なドラマ” でないのだ。その人にとって “忘れられないドラマ” こそが “良く出来たドラマ” なのだ。そのためには、本作のように緻密な計算と仕掛け、そして大胆な裏切りや、心地良い焦らしなどが必修要素。これが今回で更に良くわかった。
アバンタイトルの構成の順番も、お見事!
例えば、冒頭の数分間。前回の話で、咲と紘一の気持ちが “復縁” を希望しているように描きつつも、それが上手くいかないことで、視聴者を焦らしまくった。そして、今回の冒頭では、更に “復縁” すら感じさせないように、咲が同居中の美土里(三石琴乃)や楓(平岩紙)らにマンションの売却を考えていることを告げる。
でも、この直後のシーンは売却段階が進むエピソードではない。なんと、あの頑固オヤジの紘一の父・正(酒向芳)が元妻の薫(宮崎美子)が働く旅館に就職してきた。これ、明らかに何とか “復縁” を希望しているように見える。いや、正確に言えば、視聴者に「正は薫と復縁するつもりで来たの?」と思わせている。そう、ここが上手いのだ。
メインの夫婦には “復縁” の匂いすらさせずに、外堀からじわじわと匂わせる。でも、匂わせるけど楓が、またもや勝手に貴也(高橋光臣)に相談。貴也がマンションを訪れる。
ほら、上記の「Yahoo!テレビ」のあらすじと、実際の番組の構成の順番が逆なのだ。これは事前のテレビ局側から発表された内容と、撮影現場及び編集現場で、この順番が最良だと判断して変えたってこと。こう言う細かいエピソードの順番も、良く出来たドラマと言いたくなる理由の一つだ。
日本茶を湯呑みから湧き出る位に零して注いだ場面に注目
でね。(親しみを込め過ぎか?謝)今さら言うのも何だが、本作はラブコメだ。すっごくシリアスな部分もあるし、熟年離婚と言う厳しい現実も描かれるし、涙ちょちょ切れの泣ける場面もある。でも、コメディ。で、そこを本作はやる時は徹底的にやる。それも大真面目に徹底的にやるし、やり切っちゃう。そして、思いっきり視聴者を笑わせちゃう。
その上、お笑いの鉄則「同じことをやり続けて笑いを取る」をやる。今回は、前回で紘一がお茶を口から大量に零すシーンがあった。今回8分頃も全く同じシチュエーション。でも、今度は日本茶を湯呑み茶碗から湧き出る位に零して注いだ。
前回の紘一はちょっと動揺したけど、今回の紘一は動揺しないで「悪い癖だ また突っ走ってしまった」と笑い飛ばして、元カレ・貴也に茶すら勧めない。まあ、あれだけお盆に零れたから勧められないのは当然だが。だったら、やり直しても良いのに、それをしない。
その答えは、貴也のペンを一瞬で奪い取って署名したことで分かる。1分、1秒でも、サインをしてけじめをつけないと、自分の気持ちがまたダラダラするのが分かっているから。だから、咲が署名するカットも直結して、更に劇伴で煽って、一気にアバンタイトル終了。この構成こそが、本作の醍醐味だ。
当初は自分勝手に見えた美土里に命の期限がもたらされて…
そして、本編が始まると、もう一組の熟年離婚夫婦のエピソードだ。ちょっとコミカルなイントロから入って、咲の母・美土里を騙した男・立川(中山麻聖)と紘一のアクションシーンを経由して、そして立川から聞き出した、元妻の病「乳がん」への帰着。こんな表現が適切か分からないが、正にジェットコースター展開の急転直下。
もちろん、数話前に視聴者にはフラグを立てているから「遂に、ここでか!」と言うことなのだが、まさか「こんな状況で!?」と言うのが正直な感想。未来のための “若い男性との交際と仕事”、そして “浮気夫との離婚”、そして「要検査」の通知。これ、私事だから書くべきか悩んだが。昨年8月に「肺がん 要精密検査」 になった。そのことは、下記の投稿にも書いた。
肺がん検診で「要精密検査」になりまして…(2020/08/06) http://dmesen.blog71.fc2.com/blog-entry-11566.html
コロナ禍で、仕事も収入も激減した中での「肺がん 要精密検査」 。いやぁ、辛かった。でも、当blogの読者さんたちの応援や励ましもあって、検査結果は「異状なし」。
でも、2千万円を奪われて、若い男性との恋も失って、実は捻挫までして元妻を心配する夫とも離婚した美土里の気持ちを慮れば、番組当初の頃は「好き勝手に…」と思ったが、やはり「誰にも、幸せと不幸せの数と量は等しく訪れる」と、ちょっと運命的なものを感じてしまった。
50歳代や抗老化医学を実践している女性には美土里の台詞は、胸に突き刺さったのでは?
そして、若年層には共感しづらいのは当然とは思うが、三石琴乃さん(53)と同年代の人、特に女性やアンチエイジング(抗老化医学)を実践している方にとっては、次の美土里の台詞は、胸に刺さったと思う。
美土里「怖いのよ… 未来が
(中略)やっぱり 年齢には勝てない
この先 どんどん… 老いていって
何もかも 失うのが… 怖いのよ」
ここまでは、普通の熟年女性の “がん” を扱うドラマだったら、まあ、書こうと思えば書けるし、女優さんに言わせられるし、言うことも出来ると思う。
女性脚本家・泉澤陽子氏だから、後半の台詞が書けたと思う
でも、この後の後半部分は、ちょっと並の脚本家、それも男女差別をするつもりは毛頭ないことを理解して頂いた上で書かせて貰うが。若手の男性脚本家では書けないと思う。やはり、脚本には、その脚本家の人生だけでなく、結婚観、死生観なども、歳を追うごとにリライトされて進化するから。
美土里「私には 見た目しか 取り柄がないから
それ以外の価値が 何にもないこと
(息を一層荒げて)自分が 一番よく分かってる
だから… このまま… このまま… キレイな私のままで
世の中から いなくなるの もう決めたの
とにかく 私のことは そっとしといて」
ご存知の通り、本作の脚本家は1人体制で女性の泉澤陽子氏が書いている。年齢非公表だが、「第1回TBS連ドラ・シナリオ大賞で入選」と「シナリオ講座第39期生」と言う経歴から勝手に推測すると(間違っていたら、泉澤陽子さんに謝罪するしかないが)、恐らく45歳前後。そんな泉澤氏が、どんな気持ちで美土里の台詞を書いたのか。
そして、この台詞を、「見た目しかないアニメーションの登場人物」の数々に、その声で永遠の命を吹き込んで来た日本を代表する人気声優の三石琴乃さんに喋らせることで、「カタチあるものと無いものの違い」を考えさせられた。
また特に、今作に於いては「熟年女性の多くが抱える、いつまでも若くありたいと言う美への価値観、老いとの向き合い方、人生と命の問題、そして人間としての尊厳とは何か?」を、ここまでストレートに台詞に書いたのは素晴らしいと思う。
武史と美土里だけの"元夫婦のカタチ"が切なくて、苦しくて、美しかった…
次のシーンは、個人的にドキッとした。武史と美土里が二人きりになって、武史が初デートの詳細を語り出し、美土里とのことは全部覚えていると言ったシーンだ。武史は「美土里はユーミンの『ダンデライオン』を歌ってくれた」と言っていた。
読者さんが「日本自動車連盟 (JAF)」の会員だったら、毎号「JAF MATE」と言う月刊誌が送られてくると思う。その中の人気コーナーに松任谷 正隆氏が寄稿している『車のある風景』と言うエッセーがある。
正隆さんがユーミンと出会う前の話から、最近の話まで “車にまつわるエピソード” を集めたエッセーだが、この正隆さんの語り口が、平田満さん演じる武史にそっくりなのだ。そして、『ダンデライオン』。
きっと、偶然の産物だが、50歳半ばを過ぎると、夫婦の話は車でのデートと高級フレンチ&イタリアンとカラオケがお約束だ。そんな私たち夫婦と29年間も連れ添った愛車の話は、今度改めてしようと思う。理由はその時まで内緒で。とにかく、ここの武史と美土里だけの “元夫婦のカタチ” が切なくて、苦しくて、美しかった…
これが「本作が最終的に最も伝えたかったこと」だと思う!
武史と美土里のやり取りの後、元の家に戻って来た咲と紘一のやり取りが良かった。
咲「離婚してから やっと分かったんだよね
夫婦って 何なんだろうね?」
紘一 「紙切れ一枚で 赤の他人が 家族になる 夫婦と呼ばれる」
咲「うん」
紘一「夫婦のあるべき姿というのは お互いに異なる
理想のカタチが違うことに 結婚してから気づき
離婚すると決めて… お互い 自由になって」
咲 「逆に うまくいったよね 短い間だったけど」
紘一 「ああ」
咲 「離婚して… 良かったのかな? 私達」
紘一「人生… 何が起こるか 分かんない
いつ病気になるかもしれないし いつ 事故に遭うかもしれない
今日が 人生最後の日になるかもしれない自分は仕事柄
それを意識しているつもりだった
だが… 君のご両親を見て 改めて それを実感した」
ここのやり取り、私が考えるに「本作が最終的に最も伝えたかったこと」だと思う。うん、別の表現を使うならば「こう言うドラマを作りたかった」と言う意図が盛り込まれた秀逸な会話だったと思う。その理由を、私なりの解釈で書いてみるので、良ければ、このまま続きを読んで欲しい。次回の最終回は総括になって書かないと思うから。
多種多様な「結婚」と「離婚」に対する価値観を持った人たちの化学反応のドラマ
本作が『リコカツ』と言う名のドラマで斬新なのは、「全部の夫婦が離婚する」と言う内容だと言うこと。そして、離婚を描くには、その前提である結婚を描く必要が出て来るのは当然のこと。
そして、その「結婚」も「離婚」も、日常の社会生活を円滑、潤滑に送れるように日本人が考えた制度。※“一夫多妻制度” や “離婚禁止” の国家や宗教があるため、敢えてここでは「日本人」と表記する。
しかし、その制度によって、いつの間にか苦しんだり、生きづらい人生を送っている人もいるし、仕事を優先したくて妊娠や出産を諦め結婚を先延ばしにする人もいるし、自由に生きるために結婚しない人もいるし、子供や経済的な自立を考えると離婚を先延ばしにせざるを得ない人もいる。それが、今の日本の現実。
まず、そのような、利便性を考えて生まれた「結婚」と「離婚」と言う制度の中で揺れ動く様々な人たちが、本作にはたくさん登場すると言うのが、本当に良く出来ていると思う。多種多様な「結婚」と「離婚」に対する価値観を持った人たちが、ふとしたことで関わり合うことで、化学反応が起きて、それがドラマになっている。
そこが、私が本作を最大に評価する点だ。
「好きな人と人が一緒にいるだけで、その2人にとっては"最高に居心地がいい関係"でいいんじゃないの?」ってことを描いている
そして、結婚をしたから幸せだとか、離婚をしたから不幸であるとか、再婚をするのかしないのか、そう言う二者択一的なモノへの評価ではなく、「どちらがどっち」を遥かに超えた “曖昧な愛情” を描いたラブストーリーになっているのも、とても新鮮だと思う。
国や行政が一枚の紙でどっちに決めたとかでもなく、周囲の人たちがどう見ているのかとか、そう言う形式的なことも大切だとは思うが、本作が描こうとしているのは、もっと根本的でシンプルな、「好きな人と人が一緒にいるだけで、その2人にとっては “最高に居心地がいい関係” でいいんじゃないの?」ってことを描いているドラマが、本作だと思う。
いや、きっと、「好きな人と人が一緒にいるだけで、その2人にとっては “最高に居心地がいい関係” でいいんじゃないの?」ってことを、私はこの歳になって、改めて教わっている。
旅館支配人に土下座して懺悔する、正とそれを見る紘一と薫に泣いた…
紘一の父・正が紘一と薫の前で、箱根の温泉旅館「陣屋」の支配人・小山田(吉田ウーロン太)に仕事を辞めるように告げられたのに、土下座をして、今までの自分を懺悔するシーンに涙が溢れた。
実直で正義感溢れ、真面目で頑固一徹の正が、自分の過ちを赤の他人に全部吐いた。とめどもなく吐いた。それを見て、正の本心を見ていなかったことを改心する母と息子。これも、これで「緒原家のカタチ」。
人は、その気になれば素直になれる。やり直しも出来る。叶わないこともあるかも知れないけど、「至誠に悖るなかりしか」と言う正自身への説教が聞えたような、いいシーンだった。
紘一から咲へのプレゼント「光るボールペン」が名脇役に!
そして、第2話で紘一から咲にプレゼントされた「先端が光るボールペン」。ある時は、行方不明になった咲の “救助の光” になり、またある時は、人気恋愛小説家・水無月連(白洲迅)への紘一の嫉妬心の “火付け役” になり、今回では小説家の本音と合わせて咲が描く人生の結末を “書かせるペン” として手渡された。
連の"口パク"は「咲いて! 緒方咲」だと推理してみた
そして、連の “口パク” 。字幕表示にも、何も書かれていなかった。何度もリピートさいせいしたが、「○○○ 緒原咲」で「3文字と、名前」あるのは間違いなさそう。雰囲気から想像すると「走れ」か「咲いて」と推理。
まあ、恋愛小説家と言う設定を考えたら、ペン(光)を貰った “咲” を再び “蕾(つぼみ)” に見立てて「咲いて!」と願う方がロマンチックのような。事実は分からないが…
最後の「最初のデイトの場所」の擦れ違いから再会、抱擁の流れが秀逸過ぎる!
最後の「最初のデイト」の擦れ違いから、再会、そして主題歌まで、ほぼ完璧。咲と紘一の違いを描きつつ、遂に本音をぶつけ合った。階段とエスカレーターの使い分けもお見事。そして、本作お約束の、焦らして、焦らして、焦らしまくって。いよいよキスかと思わせて、紘一はドギマギした感じで、咲は幸せな笑顔のスローモーション。もう、秀逸過ぎる!
あとがき
次回の最終回、どうなるのやら。ラブコメだから、絶対に想定外の結末を期待したいです。いや、このスタッフとキャストならやってくれると信じます。
なお、39:44ごろ、TBS系金曜ドラマ『リコカツ』と米津玄師による主題歌「Pale Blue」がコラボしたテレビCMが放送されました。
CMでは、ドラマで “咲” を演じる北川景子さんと、“紘一” を演じる永山瑛太さんの「もう大丈夫ですよ」と「あなたのこと ずっと待ってました」の名セリフが登場。不器用だけど、真っ直ぐ心に届くセリフを、「Pale Blue」に合わせて聴くことの出来る特別CM。 見逃し配信だと(未確認ですが)差し替わっている可能性があるので、本編の「39:44」を見て下さい。
また、下記の2つの投稿も、ドラマ『リコカツ』関連人気の投稿なので、良かったら読んで頂ければ幸いです。
ドラマ『リコカツ』主題歌・米津玄師「Pale Blue」と藤井 風「青春病」のMVの縦横比「1:√2」を深読みしてみた ※追記あり
【読んでみて!】2021年6月10日に頂いた"Web拍手コメント"への返信(その2)
管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/15639/
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話
- 関連記事