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今夜,地上波初登場! 映画『ボヘミアン・ラプソディ』を楽しむ7つの推しポイント

今夜地上波初登場映画『ボヘミアン・ラプソディ』を楽しむ7つの推しポイント

作品をより楽しむための"7つの私の推しポイント"に迫る!

「クイーン」のメインボーカル、フレディ・マーキュリーの半生を描き、全世界で社会現象を巻き起こした『ボヘミアン・ラプソディ』が、今夜6月4日(金)「金曜ロードショー」にて地上波初放送。そこで、作品をより楽しむための7つの私の推しポイントに迫った。

「音楽」と言う様式美を非常に意識した構成

まず、この映画は、「音楽」と言う様式美を非常に意識した構成になっている。簡単に言えば、「イントロ」、「Aメロ」「Bメロ」「サビ(クライマックス)」「アウトロ」のような構成だ。今回の楽しむポイントは、これに準じて書いてみようと思う。

イントロは「20世紀FOX」のオリジナル・ファンファーレ

まず、この映画の「イントロ」だ。この映画の冒頭は「Somebody to Love」が流れる中、フレディが会場に向かうシーンで始まる。でもこれは、あくまでのドラマの「起承転結」に於ける「起」であり、映画の「シーン1」である。

では、本作の本当の意味でのイントロは何か? それは、本編が始まる前、オープニングに登場する「20世紀FOX」のロゴタイトルに被さる、例のファンファーレだ。いつもの音色とは違う。当然である。「クイーン」のオリジナルメンバーであるギターのブライアン・メイと、ドラムスのロジャー・テイラーの演奏による特別バージョンなのだ。

この度の地上波初放送は「本編ノーカット」ゆえに、ここはカットされないと思うから、是非とも聞き逃しの無いように…

名曲誕生秘話とフレディの半生が見事に融合した構成

134分間に亘って描かるのは、名曲誕生のエピソードと、フレディの半生が、楽曲の内容と人生の足取りを見事に融合させて見せてくれる「エンターテインメント」だ。それを「5曲の名曲」と「フレディの半生」を重ねてみると…

渇求に似たフレディの心の叫びを象徴「Somebody to Love」

例えば、「Somebody to Love」だ。映画のオープニング、フレディがライヴエイドの会場に向かう一連のシーンで流れる楽曲だが、劇中ではフレディは歌わずに、劇伴(BGM)的に使用されるのが見所だ。

「誰か、僕に愛せる人を探して…」と言う渇求に似たフレディの心の叫びを象徴するこの歌が、本作の「Aメロ」に当たる部分で使われることで、本作が、いや、フレディの半生が、愛を求め、愛を疑い、愛を失い、愛を手にすることの連続であることを予感させる、意味深な “出だし” なのだ。

フレディと恋人の親密さを象徴する「Bohemian Rhapsody」

「Bohemian Rhapsody」の制作から録音に至る連続のシーンは本作の大きな見所の一つだ。残された記録にかなり忠実に再現された録音風景は、音楽ファンでなくても楽しめる。そのシーンの前段で、恋人のメアリーのために、フレディがピアノで弾いてみせるシーンも印象的。

ピアノの下に寝そべった2人。フレディはその姿勢のままピアノを弾くから両手が交差する。だから、演奏は途切れ途切れになって旋律が歪む。未完成の「ボヘミアン・ラプソディー」を恋人だけに聴かせることで、2人の親密さも分かるし、それを覗き見している楽しさもある素敵なシーンも見逃せない。

フレディが恋人のために弾き語りをした「Love of My Life」

「Love of My Life」は、フレディが恋人に “別れ” を覚悟の上で 、自分のセクシュアリティについて打ち明けるシーンのBGMに使われた。本来は「人生最愛の人」と言う和訳がピッタリのような、恋人メアリーへのフレディの愛を綴った曲だ。しかし、メアリーはフレディの告白を聞いても「自分の人生と共にいて欲しい」と言う。

フレディがメアリーを「人生最愛の人」と歌った楽曲のシーンから、クイーンが一躍スターダムにのし上がり、海外遠征の日々が続き、フレディとメアリーが疎遠になって行き、やがて2人の間に “不協和音” が… となるシーンに使われているのが、皮肉であり切なくもある。

当時スキャンダラスな雰囲気「Another One Bites the Dust

クイーン最大のヒット曲と言えば、「Another One Bites the Dust」だ。当時の邦題は、「地獄へ道づれ」だった。80年代に入って、フレディのファッションは、長髪から短髪になり髭をたくわえ、所謂「ゲイ」のようなスタイルになった。

スタジオでの演奏シーンと、夜の怪しげな場所での男たちとのフレディのやりとりが、フレディの心の闇を赤裸々に描き出す。たフレディ長かった髪を切り髭をたくわえたフレディのファッションは一変する。スタジオでの演奏シーンと、怪しげなナイトスポットで男たちと視線を交わし合うフレディの姿が交差する。

「また一人死んでいく。そして、もう一人が消え、もう一人が消えた」と言う歌詞も、不吉で恐ろしく、当時のスキャンダラスな雰囲気を見事に描き出した。

残りの時間を燃え尽したい「Who Wants to Live Forever」

どうしても紹介しておきたい楽曲が「Who Wants to Live Forever」だ。「永遠に生きたい人、永遠は私たちの今日、いつまでも待っているのは誰?…」と歌うこの楽曲は、信頼していたマネージャーの裏切り、ソロ活動から発したメンバーとの決裂などによって、追い詰められるフレディ。

そして、やがて忍び寄る “死の病” の前兆。眠れない夜が続き、鏡に映った自分を怯えた様子で見つめるフレディ。自分に残された時間を燃え尽して終えたいと言うフレディの心情を、「永遠に生きたい人、永遠は私たちの今日、いつまでも待っているのは誰?…」と歌うこの楽曲で、観客に説いて行く…

スーパースターの光と影

前段で概要は語ってしまったが。無名の歌手がスーパースターになり、発表する曲が次々と大ヒットする一方で、フレディは孤独を募らせていく。本作には成功(光)と孤独(影)の象徴として、フレディが1人で暮らす大豪邸が描かれる。

一方の恋人のメアリーは隣に住んではいるが、フレディがゲイであることを知って、やはり次第にフレディから心は離れていく。しかし、フレディはメアリーの愛を益々求めるようになる。そんな、どんどん疎遠になっていく2人。その時、フレディが隣りの家に住むメアリーに窓越しに取った行動が見どころだ。

ここはネタバレしない。是非、擦れ違う2人の思いを見事に魅せた演出と演技を堪能して欲しい。

猫映画としても楽しめる

一部のファンから、「猫映画」としても高く評価されているのが本作。フレディは大変な愛猫家で、一番多い時で10匹の猫を飼っていたと言う。本作では描かれていないが、最も気に入っていた愛猫は「デライラ」で、メンバーが反対したにもかかわらず、「デライラ」と曲をアルバムに収録。

更に、ギターのブライアン・メイに「ニャー」と言う猫の鳴き声の効果音を無理矢理にギターで弾かせて録音されている。「猫あるある」が随所に散りばめられているので、猫好きな方は別の楽しみ方も出来る。


クイーンのメンバー愛

フレディがソロ活動に専念して、メンバーたちの間に大きな確執が生まれた。しかし、改心したフレディがクイーンのボーカリストとして復活する舞台となるライブエイド本番が迫る中、フレディはメンバーにライブエイドへの熱い思いを語る。

そんな真摯なフレディにメンバーは「お前は伝説だ」とリスペクトの言葉をかける。その言葉に、メンバー愛が溢れる言葉でフレディが応える。その言葉こそ、分裂していたクイーンが再び1つになって、ライブエイドの本番に向かっていく重要なシーンのポイントだ。是非とも、聞き逃さないように。

「ライブエイド」での圧巻のライブシーンの再現度

とにかく、本編のクライマックスは、1985年のライブエイドでのステージの完全再現だ。実際のライブエイドも、数万人の観客を巻き込んだ「クイーンの伝説のステージ」だが、映画でもその伝説の様子はヒシヒシと伝わって来る。

何せ、ターのブライアン・メイと、ドラムスのロジャー・テイラーが監修しているため、再現度は半端ない。そして、公開当時、「本物のフレディ・マーキュリーが憑依している」と多くの観客に言わしめた、ラミ・マレックの渾身のパフォーマンスも、もちろん必見だ。

本当のエンドクレジットの「アウトロ」の素晴らしさ

さて、私が今夜の「本編ノーカット放送」で気になっているのが、エンドクレジットの最後まで放送してくれるのか? だ。本編自体は、ライブエイドのステージの終演と共に、フレディの半生を描いたドラマも終わる。そして、フレディたちが手を振ってステージを去る様子がスローモーションで撮影され、そこへ「Don’t Stop Me Now」が重なる。

そして、フレディ本人の写真と共に、1991年に45歳の若さで亡くなったことを告げるキャプションが入る。続いて、恋人や家族、メンバーたちと一緒に写っているプライベートやライブでの写真が続く。そして、エンドクレジットが始まるのだが、ここで「Don’t Stop Me Now」を歌うフレディ本人の映像が流れる。

ここで、観客は現実に引き戻されるのだ。このように、映画(フィクション)と現実(リアル)の “境界線” を観客たちに “華麗に” 跨がせる映画は、滅多にない。そして、写真も終わって、スクリーンには大量のスタッフたちの名前しか連なっていないエンドロールを締め括る楽曲が「The Show Must Go on」。

フレディの遺作となったアルバム『イニュエンドウ』から、元々は英語のことわざで、「何か問題があっても続けないといけない」、「ショーは終わらない」と言う意味の選曲は、見事なセンス。重厚で曲だが、「ショーは続けなければいけない」と言う強いメッセージと共に、フレディは既にこの世に存在せず、「フレディのショーは終わったのか?」と自問自答する時間になっている。

これが、前述の生き残ったメンバーが作ったファンファーレで高らかにフィクションの始まりを告げる「イントロ」と、切なくも現実を受け入れざるを得ないが、自分の中のフレディは生きているんだと言う現実を知らしめる「アウトロ」と見事に合致しているのだ。

あとがき

何とか、放送開始時間までに投稿が間に合いました。是非とも、エンドクレジットの最後まで放送して欲しいですね。今夜は『リコカツ』の放送がありますので、『ボヘミアン・ラプソディ』は録画して、この記事を読んでから、じっくり堪能して下さい。エンドクレジットがカットされていたら、DVD等の購入を強くおすすめします!

私の過去の感想のリンクも掲載しておきます。
映画「ボヘミアン・ラプソディ(日本語字幕版)」 感想と採点 ※ネタバレなし
2回観ても飽きない! 映画「ボヘミアン・ラプソディ(日本語字幕版)」 2度目の感想と採点 ※ネタバレなし

金曜ロードショー35周年記念作品第2弾『ボヘミアン・ラプソディ』は6月4日(金)21時より日本テレビ系にて放送(※本編ノーカット、45分枠拡大)。


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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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