連続テレビ小説「おかえりモネ」 (第11回・2021/5/31) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おかえりモネ』(公式サイト)
第11回/第3週『故郷の海へ』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
山で豪雨に見舞われたことをきっかけに、気象予報士の資格に興味を持った百音(清原果耶)。さっそく専門書を買って天気の勉強をはじめるが、元から学校の勉強があまり得意ではなかった百音は、ずらりとならぶ専門用語に悪戦苦闘していた。やがて夏になり、祖母・雅代(竹下景子)の初盆に合わせて亀島の実家へ帰省する百音。港で耕治(内野聖陽)や未知(蒔田彩珠)の出迎えを受け、百音はうれしく思う。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?)
演出:一木正恵(過去作/どんど晴れ、ゲゲゲの女房、まれ) 第1,2週
梶原登城(過去作/おひさま、あまちゃん、マッサン) 第3週
桑野智宏(過去作/ウェルかめ、梅ちゃん先生、あまちゃん)
津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん)
音楽:高木正勝(過去作/映画「バケモノの子」、「未来のミライ」、「静かな雨」)
主題歌:BUMP OF CHICKEN「なないろ」
語り:竹下景子
制作統括:吉永証(過去作/トクサツガガガ、詐欺の子)
須崎岳(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
気象考証:斉田季実治(NHKニュース7、ニュースウオッチ9)
※敬称略
わざわざ、書店のレシートは挿入しなくても良かったような
さて、斎藤書店で百音(清原果耶)が買ったのは、レシートを見ると「次世代の林業~持続可能な社会を目指して」と「あなたも受かる!気象予報士試験」の2冊。購入日時は、2014年5月27日(火)12時23分。
月曜日から、重箱の隅を楊枝でほじくるようなことは書きたくないが、先週の「林間学校」は授業の一環だから平日(月曜日)で、本を買った流れから推測すると、騒動の翌日。その勤務時間内の昼休みに本屋にやって来たのだろう。だったら、もう1冊、「自然体験学習の支援の仕方」とか「野外活動ハンドブック」みたいな本も買って欲しかったなぁと。
だって、 朝岡(西島秀俊)と夜電話している時のテーブルに 「山歩きの注意事項の資料」があったのだから。いや逆に、ヒロインが気象予報士になるドラマなのだから、「あなたも受かる!気象予報士試験」だけ買って、嬉しそうにした百音だけのアバンタイトル方が、「林間学校」での “矛盾” を潔く忘れられたと思う。やはり、映ると気になるのだ…
主題歌明けは、何とも普通に百音の日常を描いていた
と言うわけで、まだまだ大量に残っている好意的な脳内補強力を使って、主題歌明けからは潔く “矛盾” を消し去って見始めた。そうすると、何とも普通に百音の日常を描いている。森林組合の一人として林業に携わり、一気に興味の湧いた天気にも関心が止まらないって感じ。これはこれで悪くない。
演出家が交代し、少し今風な映像になるかも…
そして、4分頃の家に帰った百音のシーンの演出が先週までと全然違う。クレジットには、演出担当が『まれ』等を担当して来た一木正恵氏から、本作2人目、『あまちゃん』等を担当した梶原登城氏に交代していた。あの短い尺を繋いで時間経過を描写すると言うのは前2週には無かったから新鮮だ。と言うか、今風って感じ。
7月になって、やっと家賃の話と言うのも…
で、アッと言う間に、2014年(平成26年)7月に。セミのアップの季節を表すインサートカットなんて、いい感じだ。そして、初任給は「4・5・6月分」。え~と、さっき大量に残っている好意的な脳内補強力を使って、主題歌明けからは潔く “矛盾” を消し去ったのだが、また疑問が…。なぜ、7月に家賃の話をすることにしたのだろう。
わざわざ、ご丁寧に「時間表示」を入れるなら、家賃の話は正式採用の時と、5月末の初任給でも良かったと思うが。
まあ、初任給は3か月分で給料袋が “分厚い” ってのをやってから、初任給を持って帰省をやりたかったのだろうが。でも、サヤカ(夏木マリ)は「米麻町森林組合の創設者」なのだから、5月の段階で初任給や家賃を含めて教育していた方が、ただの「大家と店子」とか「山の大先輩と新人」以外の人間関係も描けたでしょうに。
先週より百音のアップが多めだが、笑顔が多いのは悪くない
三度目に「好意的な脳内補強モード」に戻すと、気仙沼の観光ビデオと、百音の帰省風景だ。そして、先週までよりも、百音のアップが多め。これ、賛否両論分かれるだろうが、私は悪くないと思う。
特に先週はヒロインの笑顔になるシーンに不自然さがあったが、今回は久し振りの帰省で笑顔に必然性がある。百音の笑顔と、気仙沼の美しい自然の風景。それだけでも、先週の騒動を忘れさせてくれる力強さを感じた。とにかく、仕切り直しと言う意味では、月曜日から演出家も交代し、心機一転でやって欲しい。
あとがき
演出家が『あまちゃん』担当だったので比較するわけですが。『あまちゃん』は地味だった女の子が、東京から三陸で海女になってから明るくなって、やがて東京でアイドルになって… みたいな、とんでもない非現実的なストーリー展開でしたが、そこをコミカルとシリアスを上手に組み合わせて、独特な世界観を創ったと思います。
それに対して、今作は、『あまちゃん』よりも、もっと繊細な “気持ちがたゆたう” 10代の女の子の心理描写に挑戦しているように思います。それだけに、メリハリがちょっと薄め。更に清原果耶さんの演技も繊細過ぎるから、ちょっぴり重さもあるんですよね。ですから、今週は、メリハリをつけて、重苦しさを取り払う1週間になったら良いなって思います。
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★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/15591/
【これまでの感想】
第1週『天気予報って未来がわかる?』
1 2 3 4 5 土
第2週『いのちを守る仕事です』
6 7 8 9 10 土
第3週『故郷の海へ』
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