コタローは1人暮らし (第6話・2021/5/29) 感想

テレビ朝日系・オシドラサタデー『コタローは1人暮らし』(公式サイト)
第6話『美月殿を指名ぞよ』の感想。
なお、原作の漫画、津村マミ『コタローは1人暮らし』(小学館『ビッグコミックス』刊)は、既刊7巻を既読。
美月(山本舞香)が働くキャバクラにコタロー(川原瑛都)が現れ、美月を‘指名’。ずっと一緒にいる方法として狩野(横山裕)が挙げた言葉をうのみにしたのだ。そんなコタローをいとしく思う美月は、別れを受け入れない恋人・ナオト(小林竜樹)の存在に悩んでいた。やがて美月が暴力を振るわれる事態に。警察に言うよう助言する狩野に対し、コタローはアパートを出るよう告げる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:漫画・津村マミ『コタローは1人暮らし』(小学館『ビッグコミックス』刊)
脚本:衛藤凛(過去作/のだめカンタービレ、偽装不倫、私たちはどうかしている)
演出:松本佳奈(過去作/東京センチメンタルシリーズ、デザイナー渋井直人の休日、きょうの猫村さん) 第1,2,3話
樹下直美(過去作/オトナ高校、未解決の女シリーズ、東京独身男子) 第4,5,6話
音楽:篠田大介(過去作/映画「蜜蜂と遠雷」、きょうの猫村さん)
主題歌:関ジャニ∞「ひとりにしないよ」(INFINITY RECORDS)
1時間位の"人間愛"を描いた短編映画を見終えたような余韻
1時間位の “人間愛” を描いた短編映画を見終えたような、切なさ、悲しさ、苦しさ、懐かしさ、子供らしさ、希望、未来などに包まれた気持ちになった、『コタローは1人暮らし』の第6話。
父への後悔を背負ったコタローが美月に言った台詞が刺さる
ずっと、父親を “悪者” にしてしまった後悔を小さな背中に背負って生きて来たコタロー(川原瑛都)が、別れを受け入れない恋人・ナオト(小林竜樹)の存在に悩んでいる美月(山本舞香)に言った次の台詞が心に刺さる…
コタロー「美月どのは わらわと同じになっては駄目ぞ」
コタローの"グー"と"ギュ~ッ"で切な過ぎる別れが描かれた
コタローが、美月とず~っと一緒に居たいのに、アパートを出て仕事を変えろと告げるシーンも良かった。そして、遂に美月が「アパートの清水」203号室から出て行く日。コタローは、ずっと一緒に居られなくなったことを謝罪して抱きしめる美月に、こう言った…
コタロー「そんな約束… 忘れたである」
お面を被っているから、コタローの表情は見て取れない。しかし、コタローの両手が力強く “グー” になった。そして、いよいよ路上での別れのシーン。去って行く美月の背中を見送るコタローの両手は、狩野(横山裕)の田丸(生瀬勝久)のズボンを “ギュ~ッ” と握りしめていた。何とも、切ない別れである。
終盤の銭湯の脱衣所のシーンにコタローの"希望"が見えた
そして、終盤の銭湯の脱衣所のシーンに、コタローの後悔が、少し明るい希望に変わる気配が見えたのが良かった。「Dream Victory(夢の勝利)」から「DV 治療」へ繋がって、更に「わらわは もっと強い人間になるぞよ!」に帰着させる見事なセンス!
コタローが1人暮らしをしながら強い人間になって “Dream Victory” をその手にするのを期待したい。
あとがき
コロナ禍になって、仕事に於いては何一つ、いいことなんぞありません。でも、一つだけ “いいこと” があるとしたら。土日祝日には必ずあった結婚披露宴の仕事がパタリとなくなったために、土曜日の夜のドラマの感想を翌日の日曜日に書いて、読者の皆さんと、こうして早く共有できることです。
土曜日の夜は、『コントが始まる』と、この『コタローは1人暮らし』に癒されています。そして、辛い中でも感想を書く気になれるのは、コタローきゅんの優しさのお陰かも知れません…
次回の第7話は予告編にもあったように、弁護士の綾乃(百田夏菜子〔ももいろクローバーZ〕)がコタローと共に訪れるメイド喫茶のメイド役に、ももいろクローバーZの佐々木彩夏さんがゲスト出演します。
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