連続テレビ小説「おかえりモネ」 (第9回・2021/5/27) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おかえりモネ』(公式サイト)
第9回/第2週『いのちを守る仕事です』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
山の中で激しい雷雨に見舞われた百音(清原果耶)と圭輔(阿久津慶人)。百音は翔洋(浜野謙太)に電話で状況を伝えるが、翔洋や川久保(でんでん)たちも、雨の激しさのせいで2人を助けに来られない。雷に当たらないよう姿勢を低くして助けを待つ2人だったが、雨は一向にやまず、圭輔はみるみる体力を消耗していく。必死に考えを巡らせた百音は、とっさにある人物に電話をかけ、助言を求める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?)
演出:一木正恵(過去作/どんど晴れ、ゲゲゲの女房、まれ) 第1,2週
梶原登城(過去作/おひさま、あまちゃん、マッサン)
桑野智宏(過去作/ウェルかめ、梅ちゃん先生、あまちゃん)
津田温子(過去作/龍馬伝、西郷どん、いだてん)
音楽:高木正勝(過去作/映画「バケモノの子」、「未来のミライ」、「静かな雨」)
主題歌:BUMP OF CHICKEN「なないろ」
語り:竹下景子
制作統括:吉永証(過去作/トクサツガガガ、詐欺の子)
須崎岳(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
気象考証:斉田季実治(NHKニュース7、ニュースウオッチ9)
※敬称略
なぜ、百音たちが小学生を連れて山に入ったのか?
とにかく、ツッコミどころが満載過ぎて、1つずつツッコんでいるとキリがないから大半は無視しておく。但し、今後も楽しみに見たいと思っている私としても、これだけは言っておきたい。「なぜ、小学生を連れて、百音たちがハイキングコースとは言え避難小屋のあるような山に入ったのか?」だ。
確かに、「山の天気は変わり易い」とよく言われる。よく言われるから、それを利用して “想定外の騒動” を作って、ヒロインの “転機” の動機にしたかったのだろう。そう言う脚本家の意図は理解出来る。
百音の"引率デビュー"なら、サヤカが後方支援しても…
ただ、どうしても解せないのは、このエピソードの被害者が林間学校に参加している小学生たちだと言うこと。そして、小学生たちに同行したのが担任の先生と、新人の百音(清原果耶)と、森林組合の課長で地元の「能」の伝承者・佐々木(浜野謙太) だけってことが解せないのだ。
前回のアバンタイトルでの出発シーンを見ると、参加した大人は、佐々木と百音と、谷口と川村と言う教師らしき人を合わせ4人。子どもは12人。そして、百音は「では 早速 山の中での注意事項をお話します」と言って、主題歌に行ってしまう。そして、主題明けは既に山の中を歩く一行。
ここで、百音が生徒たちに “山の注意事項” を教えている時に間違った情報を言ってしまって、サヤカ(夏木マリ)が百音へアドバイスをするとかするシーンを入れたら良かったのに。その上で、百音の “引率デビュー” なのだから、サヤカも一緒に付いて行って後方支援をしても良かったような。それくらいに、難易度の高い “仕事” ではないのだろうか?
"山のプロ"が集まる森林組合と言う基本設定が揺らぐ一大事
そして、前回の11分頃に佐々木と男性教師の谷口のこんなやりとりもあった。
佐々木「今日は 雨の予報は ながったですけどねえ」
谷 口「山の天気は 急に変わったりしますよね」
佐々木「まあ 今 戻れば 大丈夫ですよ」
確かに、佐々木は出発前に天気予報を確認している。その上で出発している。でも「山の天気は変わり易い」のだ。
そして、もう一つ解せないのが、誰もがスマートフォンを持って、ざっくりした天気予報ではなく、10分後の天気だって、数時間後の雲の動きまでリアルに見ることが出来るアプリがある時代。現に気象予報士の朝岡覚(西島秀俊)だって、ちょちょいとネットで調べただけで、あそこまで詳細に分かるのだから。
サヤカを含めて “山のプロ” が集まる森林組合が、決行したのは間違っていたと思う。まあ、こう言うのにツッコミを入れ始めたら、フィクションであるドラマが成立しないのは十分に承知しているつもりだ。
でも、先日の “能” の時だって天気予報を活用して成功したのだから、あっちは成功で、こっちは失敗と言うのは都合が良すぎるような気がして、残念だった。
ドラマなんだから、菅波医師が同行するのだってアリでは?
森の説明役は佐々木だから、サヤカが同行するとダブってしまう。でも、もっと百音の “引率デビュー” を強調して、それこそ “ドラマ” なのだから、診療所の医師・菅波光太朗(坂口健太郎)に同行するようにサヤカが命令しても良かったと思う。だって “ドラマ” なんだから。
あとがき
この展開(論理構成)=「窮地を救ってくれた朝倉に憧れて気象予報士になりたい」になるのでしょうか(苦笑)
ここは、山中で大雨で遭難しかけているのだから電話するべきは「森林組合」では? サヤカだって、山の主なのだから天気も山のことも良くわかっているのでは? これ、朝倉が「森林組合」に来ている時に、この騒動を起こせば良かっただけでは? だって “ドラマ” なのだから…
でも、やはり山で急に悪天になって、その窮地をどう凌ぐのかを教えるのは、サヤカか森林組合の人じゃないのかなぁ。
まあ、今回の全てのツッコミ何処は無視します。そして、次回も、窮地に陥っても、いろんな人たちが協力したり、助言をくれたりして、乗り越えることが出来る “ポエム” だと好意的に解釈しておきます。
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★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/15573/
【これまでの感想】
第1週『天気予報って未来がわかる?』
1 2 3 4 5 土
第2週『いのちを守る仕事です』
6 7 8
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