恋はDeepに (第6話・2021/5/19) 感想

日本テレビ系・新水曜ドラマ『恋はDeepに』(公式サイト)
第6話『必ず君を守る… 彼女の秘密を共有した二人 愛の告白と覚悟のキス 禁じられた恋が加速』の感想。
鴨居(橋本じゅん)の不在に海音(石原さとみ)はぼうぜん。不安でいっぱいの海音を、倫太郎(綾野剛)は自宅へと案内する。研究室の面々も心配して蓮田家へ。そこで藍花(今田美桜)は海音と倫太郎に、榮太郎(渡邊圭祐)のことを相談する。一方、太郎(鹿賀丈史)が、光太郎(大谷亮平)と倫太郎からそれぞれ星ヶ浜に対する思いを聞き、その上でどちらをリーダーにするか決めると告げる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:徳尾浩司(過去作/おっさんずラブ、ミス・ジコチュー、私の家政夫ナギサさん)
演出:鈴木勇馬(過去作/東京タラレバ娘、今日から俺は!、俺の話は長い、#リモラブ) 第1,2,3,6話
岩本仁志(過去作/ナースのお仕事シリーズ、野ブタ。をプロデュース) 第4話
伊藤彰記(過去作/35歳の少女、ハケン占い師アタル、過保護のカホコ) 第5話
音楽:菅野祐悟(過去作/半分、青い。、シャーロックUS,テセウスの船、危険なビーナス、青のSP)
主題歌:back number「怪盗」(ユニバーサルシグマ)
前半17分間は、『恋はDeepに』から『恋はSaltに』に!
序盤から特に何もなく、ただただ、海音(石原さとみ)が “海の精” であることを強調するだけの、塩水、加湿器、海藻サラダで時間繋ぎし。もはや、『恋はDeepに』と言うより『恋はSaltに』に。で、気付いたら17分も、それだけで時間を消化。
これなら、いっそ、ドキッとしたら肌に鱗でも出るような特殊メイクで、分かり易く視聴者に「ファンタジー」を押し付けてくれた方がスッキリするのに。だって、もう、折り返しを過ぎた第6話なのだから。ぼちぼち、いろいろハッキリとさせてくれないと、人間である私が海中にいるわけでもないのに、息苦しくなる。
どうして、毎回「ファンタジー要素」を曖昧に描くのか。全く、理解できない…
中盤は、恋バナファンサービスの『恋はSweetに』へ
やっと、話が動き出したのが18分。でも、その後の展開は、とにかく『恋はDeepに』と言うより、綾野剛さんお目当ての視聴者向けサービスのオンパレードと『恋はSweetに』を全開で放映。
ドラマの本筋に全く関係無いが、ここまで視聴率低下が止まらないと、取る策は、話を進めるか、ロマンスを強調するかにしかなくなったのだろう。だって、最終回のオチなんて、どうにでもなっちゃうわけだから。
登場人物が多過ぎな上に、エピソードも盛り込み過ぎ
それにしても、大人の事情だか知らないが、本作って、とにかく、登場人物が多い。その上、脇役までに見せ場を作り過ぎの傾向が強い。そのために、恋バナの要素、お仕事ドラマの要素、その上、お家問題、登場人物たちの過去、脇役の恋バナなどが、大量に盛り込まれ過ぎ。
それだけなら、各出演者をお目当ての視聴者が満足するから視聴率は、それなりに上がるはずなのに上がらない。
第6話なのに、シリアス、コミカル、ファンタジーで混迷中
そりゃそうだ。流石に、ストーリー展開が雑な上に、ストーリーに背骨が通っていない。だから、単純に分かり難い。そして、分かり難くしている猛一つの要素が、シリアスなのか、コミカルなのか、ファンタジーなのか、第6話にもなっているのに、まだ指向性が定まっていない。
それなのに、冒頭で17分間(全体の約1/3)もファンタジー要素をぶち込んで来る。流石に、これでは何を描きたいのかが見えて来な過ぎる。どうして、ここまで混迷させて平気なのだろう…
あとがき
前回のサブタイトルで『大人のファンタジーラブコメ第2章開幕!』とありました。でも、これのどこが、「第2章」なんでしょう? 「第1章」より、海音が “海から来た精” らしさを強調しただけで、話は特に進んでません。まあ、敢えて言うなら倫太郎(綾野剛)の弟・榮太郎(渡邊圭祐)が何かやりそうな雰囲気を醸し出しているだけ。
ここまで、アラサー男女の恋バナを押し出すなら、お仕事パートって必要なのかな? 単純に海が好きな男女が知り合って、海洋破壊を止める程度で良かったのでは?
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