恋はDeepに (第5話・2021/5/12) 感想

日本テレビ系・新水曜ドラマ『恋はDeepに』(公式サイト)
第5話『大人のファンタジーラブコメ第2章開幕!二人の運命を結ぶ指輪 明かされる彼の過去』の感想。
「……私、人間じゃないの」海音(石原さとみ)の告白に混乱する倫太郎(綾野剛)。一方の海音は、海を守ることに集中するため、倫太郎への想いを断ち切ろうとする。そんな中、蓮田トラストと鴨居研究室が合同で星ヶ浜水族館でのイベントを行うことに… 藍花(今田美桜)と榮太郎(渡邊圭祐)の恋は急進展するが榮太郎にも秘密があるようで… そしてイベント終了後、海音の家を訪ねた倫太郎が目にしたものとは!?
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:徳尾浩司(過去作/おっさんずラブ、ミス・ジコチュー、私の家政夫ナギサさん)
演出:鈴木勇馬(過去作/東京タラレバ娘、今日から俺は!、俺の話は長い、#リモラブ) 第1,2,3話
岩本仁志(過去作/ナースのお仕事シリーズ、野ブタ。をプロデュース) 第4話
伊藤彰記(過去作/35歳の少女、ハケン占い師アタル、過保護のカホコ) 第5話
音楽:菅野祐悟(過去作/半分、青い。、シャーロックUS,テセウスの船、危険なビーナス、青のSP)
主題歌:back number「怪盗」(ユニバーサルシグマ)
演出家の交代で、前回までの海音と倫太郎の面影が消えた…
冒頭から、海音(石原さとみ)が前回までより “よりぶりっ子(古いか?)”に。倫太郎(綾野剛)は前回までより “デレデレ” に。まるで、前回までの海音と倫太郎の面影すら消されたような新キャラで登場した第5話。クレジットを見たら、第5話にもなって本作初担当の演出家に交代していた。
彼、第4話まで本気で見て、連ドラで大切な連続性を担保したつもりで演出、演技指導したのかと疑ってしまった。もちろん、石原さとみさんは、こっち方面の演技は大の得意だしお手の物。だから、演出家の要求以上にノリノリで演じてる。一方の綾野剛さんは、そのノリに合わせるのは必死な感じで。
いや、綾野剛さんが、個性派で演技力のある俳優さんであることは、私のこれまでの彼が出演したドラマの感想を読んで頂ければ分かるはず。でも、なにか、綾野剛さんが痛々しく見えてしまって…
W主演の俳優とキャラクターの"ギャップ"が大き過ぎる
その理由は簡単だ。 主演2人の俳優と、キャラクターの “ギャップ” が大き過ぎるのだ。ドラマ上の年齢設定は、海音が34歳、倫太郎が35歳になっている。しかし実際は、34歳と39歳が演じているのだ。もはや、40歳直前の大企業で働く男が、「人間じゃない」と言っているアラサーちゃんに恋をしている段階で、それだけで、かなりファンタジーなのだ。
「人魚」の設定があろうが、無かろうが。そこへ来て、今回の脚本に於ける、個々のエピソード、例えば、イベントや着ぐるみ、居酒屋でのどんちゃん騒ぎ、海の資料館での迷子と100万人突破など、ご都合主義でチープな展開を盛り込んだ。その上、今回の演出家による、過剰なファンタジー演出によって、これまで以上に嘘っぽく見えたのが、本当に残念だ。
一気に「子供じゃあるまいし…」レベルになったのが残念…
本作については、「人魚姫」を題材にしたラブコメとして、挑戦的な連ドラであると、これまで評価して来た。「オジサンも楽しめるファンタジーなラブコメ」だとも、書いて来た。
しかし、流石に、今回の脚本と演出は、演者とキャラクターに “ギャップ” に違和感しかなかった。もはや「子供じゃあるまいし…」と言うレベルに達する直前って感じ。第5話まで見て言うのも何だが、石原さとみさんと綾野剛さんを活かすドラマの企画には、なっていないような。それか、この内容なら、もう少し若い俳優さんでやった方が…
あとがき
海音が生まれ育ったのが星ヶ丘海岸で、海洋生物たちを仲間と思っているから、マリンリゾート建設計画を阻止しようと言う気持ちは理解出来きます。だったら、今回で分かった鴨居研究室長(橋本じゅん)の数値改ざんについても、猛反対しないと辻褄が合わないような。
それと、レアメタルって、海岸から数百キロ離れた海底で採取するものでは? 潮干狩りみたいなパワポで説得力無いような。いくら、ファンタジーでも、ラブコメでも、人魚だろうが、22時から放送するドラマで、「大人のファンタジーラブコメ」をサブタイトルで大きく謳うなら、もう少し大人も楽しめる作品にして欲しい。
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