桜の塔 (第4話・2021/5/6) 感想

テレビ朝日系・木曜ドラマ『桜の塔』(公式サイト)
第4話『父は警察官に殺された!! 犯人は…』の感想。
漣(玉木宏)は「警察に殺される」という亡父・勇仁(岡部たかし)の言葉を考え続ける一方で、今回の押収品横流しについて探り、1993年にも同じ手口の横流しがあったと知る。過去の事件には、権藤(吉田鋼太郎)ら‘薩摩派’の関与が疑われた。爽(広末涼子)と過去を調べ始めた漣は、薩摩派の覚えめでたい富樫(岡田健史)を仲間に引き込む。優愛(仲里依紗)はそっけない漣にいら立ち…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:武藤将吾(過去作/怪盗 山猫、3年A組、ニッポンノワール-刑事Yの反乱)
演出:田村直己(過去作/ドクターX1~6、未解決の女1,2、七人の秘書) 第1,2話
星野和成(過去作/ハゲタカ、僕らは奇跡でできている、SUITS 2)
片山修(過去作/相棒シリーズ、家政夫のミタゾノ4、七人の秘書) 第3,4話
音楽:村松崇継(過去作/未解決の女 警視庁文書捜査官、昭和元禄落語心中、竜の道 二つの顔の復讐者、70才、初めて産みますセブンティウイザン。)
主題歌:宮本浩次 「sha・la・la・la」
「全話の構成」が良く練られた連ドラ
前回(第3話)から、演出担当が『相棒シリーズ』等を担当している片山修氏になり、今回も更にスリリングな映像になった『桜の塔』の第4話。第1話と第2話は、単純な上條漣(玉木宏)が警察の上層部へのし上がるための悪徳刑事になっている様子を描いた復讐劇に思えたが。
第3話から、上條が昇進したため、ドラマの内容が一気に警察上層部内の話になり、早くも、まるで第1節から第2節へ進んだように見ていた。そして、第4話を見て、全話(何話かわからない)の構成として、実は第1節が第2節に対する、視聴者を欺くいい感じのイントロダクションだったことが見えて来た。
やはり、人間関係が複雑に交錯し変化する連ドラでは、「全体の構成」が大切だから、第4話までを見ても、本作が良く練られた連ドラであることが良くわかった。
『竜の道』に似た展開だが、それなら更に盛り上がるはず
予告編によると、次回(第5話)が「第一部完結」となっていた。と言うことは、第3節に進むのでなく、次回で、一区切りと言うか、更なる “巨悪” が見えて来て… と言う展開になるようだ。
形勢逆転と言うか、更なる “巨悪” と言う意味では、玉木宏さんの『竜の道 二つの顔の復讐者』に似た展開になっているが。ただ、復讐劇は、二転三転しないと面白くないし、『竜の道 二つの顔の復讐者』も、そんな感じで盛り上がったので、この調子で進んで欲しい。
否応にも "先が気になる展開" に作り込まれている
また、本作の脚本と演出が上手いのは、1話毎に明かされる事実の巧みな “小出し” と、ラストシーンの “もったいぶらせる感じ” だ。否応にも “先が気になる展開” に作り込まれている。謎解きドラマとしても面白いし、出世バトルとしても面白いし、ヒューマンドラマの楽しさも含まっている。地味な作品だが、見応えのある作品だと思う。
あとがき
これからが、核心に迫って来るようですね。警察官たちのヒューマンドラマの部分が多めに含まれるようになってきており、益々、先が読めなくなりました。次回も楽しみです。
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