恋はDeepに (第4話・2021/5/5) 感想

日本テレビ系・新水曜ドラマ『恋はDeepに』(公式サイト)
第4話『大波乱のWデートで突然のキス!?お互いに募る想い、膨らむ疑惑… そして衝撃の告白』の感想。
倫太郎(綾野剛)の私生活が気になり始める海音(石原さとみ)。そんな中、研究室に現れた倫太郎が開発プロジェクトを降ろされたと口にして、皆を驚かせる。藍花(今田美桜)はそんな倫太郎と海音の‘関係’が進展中だと察するが、鴨居(橋本じゅん)は心配でたまらない。一方、もやもやした気持ちを抱え、つい倫太郎を尾行してしまった海音は、公園で衝撃的な場面を目撃する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:徳尾浩司(過去作/おっさんずラブ、ミス・ジコチュー、私の家政夫ナギサさん)
演出:鈴木勇馬(過去作/東京タラレバ娘、今日から俺は!、俺の話は長い、#リモラブ) 第1,2,3話
岩本仁志(過去作/ナースのお仕事シリーズ、野ブタ。をプロデュース) 第4話
伊藤彰記(過去作/35歳の少女、ハケン占い師アタル、過保護のカホコ)
音楽:菅野祐悟(過去作/半分、青い。、シャーロックUS,テセウスの船、危険なビーナス、青のSP)
主題歌:back number「怪盗」(ユニバーサルシグマ)
これでは、海音の謎めいた設定なんて必要ないような…
前回までは、比較的、好意的に「人魚姫」由来のラブコメとして見てきたのだが。
これまでのように、海音(石原さとみ)が仕事をしている様子も描かれないから、ただの “恋に奥手のアラサー女子” にしか見えなかったのが残念。その上、倫太郎(綾野剛)までプロジェクトから外されてしまったから、こっちも “暇なアラサー男子” になってしまって。これでは、海音の謎めいた設定なんて必要ないような…
この話では、綾野剛さんと石原ひとみさんが、お気の毒…
それでなくも、ほぼラブコメではないのだから、むしろ、最初から純愛ドラマにしたら良かったのに。
いや、むしろ… と言うなら、二人を二十歳代前半の若い男女にして、女の子は “胸キュン” すると、腕に “うろこ” みたいなのが現れちゃってドギマギする深夜放送のファンタジー・ラブコメで良かったような。今回のエピソードでは綾野剛さんと石原ひとみさんでは無理だと思う。いや、お気の毒と言った方が良いかも知れない…
「海音はナニモノなのか?」を引っ張り過ぎ
その上、演出家が交代したせいか分からないが、顔のアップばかりが多用された上に、本作の “肝” である「海音はナニモノなのか?」を引っ張るために、わけのわからないエピソードばかりを盛り込んで、ホテル誘致とか海中展望台とか、どうでも良くなってしまった。一体、この展開の延長で何を描こうとしているのだろう?
海音の設定について、視聴者に教えていない情報が多過ぎる
もう第4話まで進んでしまっているので、書いても無駄なことなのだが。本作には問題点が3つある。
1つは、主要な登場人物たちの設定が不明瞭で不明確な上、あまり魅力的でない点。もう1つは、ストーリー展開が粗くて、ホテル誘致にしても、海洋環境破壊にしても、今一つ現実味を感じ難いこと。もちろん、好意的に解釈すれば、何となく合理的に思えなくもない。ただ、3つ目が大問題。それは、海音の設定について、視聴者に教えていない情報が多過ぎること。
海音には隠し事が多く、倫太郎が惹かれる理由も不明瞭…
ラブコメだろうが、恋バナだろうが、どんなドラマであっても、視聴者が主人公に共感したり、興味を抱かせないと、作品に感情移入できないし、面白さも伝わらない。だから、本作は「W主演」だから、海音か倫太郎の両方に共感させるのがベスト。
でも、海音については隠し事が多いし、倫太郎が海音に惹かれる理由も不明瞭。これでは作品に入り込めない。だから、先を見たいと思えなくなってしまったのだ。
あとがき
前回までは、互いの仕事も描いたし、相手を思ってドキドキするのも描かれていたのに。今回は、一言、雑。大人同士のラブストーリーに “ファンタジー要素” を加えるなら、もっと慎重、且つ丁寧に物語を構築して欲しかったです。何とか、残り半分はあるでしょうから、巻き返して欲しいです。
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