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連続テレビ小説「おちょやん」 (第106回・2021/5/3) 感想

連続テレビ小説「おちょやん」

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』公式サイト
第106回第22週『うちの大切な家族だす』の感想。


 本作は、2021/04/14 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


千代(杉咲花)が出演を決めたラジオドラマ「お父さんはお人好し」は、大阪で果物屋を営む夫婦と十二人の子どもたちが巻き起こす喜怒哀楽のホームドラマであった。千代と漫才師の花車当郎(塚地武雅)が夫婦役だった。初めての台本の読み合わせの日、千代は集まった出演者たちに、お互いに役の名前で呼び合わないかと提案する。すると当郎含め、子どもたちも大賛成。しかし、長女・京子は余裕のない表情で台本に目を落とすばかり…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:佐原裕貴(敬称略)

第14週から視聴モードを「好意的な解釈」から「様子見」に格下げしております。

アバンでの千代の"カメラ目線"に、イラっとしなかった

あれっ? 何だろ、この感覚。いつもなら、アバンタイトルの最後の千代(杉咲花)がカメラ目線で「多すぎるわ」と言う部分なんて、不快感しかないのに。今回は、不快感どころか、杉咲花さんの明るさも手伝って、心機一転の<竹井千代>の第1回、おっと月曜日に相応しい感じになっていた。

その理由は、その前段の演出の巧さにあると思う。アバンで描かれたのは、所謂「顔見せ」「顔合わせ」「本読み」と言った類のシーンだ。普通なら、単純に自己紹介をして<竹井千代>を強調するのに、今週の演出では短いカットを繋ぎ合わせ、それもほんの少しだけ尺を摘まんでテンポを出した。

そのお陰で、「子だくさん」と言う印象が強まった上に、コミカルに描かれたから、最後の楽屋落ち的な千代のカメラ目線が本編から浮かなかった。これ、かなり演出に助けられたと思う。

残り2週で、演出担当が"本作初担当"の佐原裕貴氏に!

さて、クレジットタイトルを見たら、残り2週となった第22週で、まさかの本作初担当の佐原裕貴氏に演出が交代していた。

調べてみると、朝ドラ『スカーレット」でも、最終週の1つ前の週の演出を担当しており(この時は、朝ドラ『ちりとてちん』の演出担当・原田氷詩氏と二人体制)、どうやら勘繰ると、NHKも新世代のディレクター育成のために、長丁場の朝ドラの終盤で経験を積ませて、腕試しと言ったところだと思う。

ただ、似たような仕事をしている立場で言うと、イベントは何でも最初と最後に最も注意が必要でだから、「また、最終週前で?」と言う個人的な疑問は残るが…

「お父さんはお人好し」の内容の説明をする演出も良かった

あらら。いいね、ラジオドラマ「お父さんはお人好し」の内容の説明をする演出。オープニング映像と重ねたイメージのアニメーションになっていて、東海道線に合わせて♪鉄道唱歌に合わせて警笛も鳴らして、テンポも良くて、コミカルで。こう言う、劇中劇の内容紹介を観たかった。

「竹井千代」が"中堅以上の喜劇女優"であるとを徹底的に強調して来た!

また、全体的に、演出で、演技指導で、編集で徹底されていたのが、「竹井千代」が “中堅以上の喜劇女優” であると言うことだ。

役名で呼び合おうと自ら提案したり、台詞を暗記することと芝居をすることの大切さを若手俳優たちに説いたり。また、脚本担当の長澤(生瀬勝久)が芝居の間の大切さと言う、ちょっとシビアな話をする時は、コミカルな劇伴を付けて和ませた。あくまでも、堅苦しくなく、でも、伝えるべきことはしっかりと。

それが今週の佐原裕貴氏の演出は、わきまえてやっている。これは、本当に良いことだ。

演出家が、脚本家の意図を正しく汲み取って映像化している

その後の、栗子(宮澤エマ)と春子(毎田暖乃)の千代とのやり取りも、ただの家族の団欒ではなく、1年ぶりに女優復帰した “中堅以上の喜劇女優” の「竹井千代」の舞台裏が、予想以上に丁寧に描かれた。鶴亀新喜劇の面々も、「岡福うどん」の面々も、あくまで脇役で「千代の応援団」と言う位置付けで表現された。

脚本も、これまでのように脇役に軸を置かずに、「女優・竹井千代」に軸を置いて書いているのがわかる。わかるから、この演出家もそこを正しく汲み取って、演出しているのだ。うん、こう言うのが見たかったのだ。

一平がここまで真剣に舞台の脚本を書き、苦しんでいるのを見た記憶がない!

今回の脚本と演出が良いのは、千代の周辺だけでない。一平(成田凌)と灯子(小西はる)の家庭の部分も、灯子の顔は見せずに、筆が進まない一平の手と、子供をあやす灯子の手だけを強調して、ここでも、一平の座長として客が嫁べ手喜ぶ芝居を作る難しさと言う “舞台裏” を描いた。

これまで、全くなかったとは言わないが、一平がここまで真剣に舞台の脚本を書き、苦しんでいるのを見た記憶がない。もしや、この位の演出が以前にもあったら、一平が灯子と浮気したのも、(良いことではないが)ドラマとして説得力はあったかも知れない…

この調子で進めば、意外と「女優・竹井千代の物語」になりそう…

12分頃の、本番前の控室のくだりなんかも、良かった。中堅女優の千代の、家族を大切にする気持ちや、全ての人へ優しいことや、機転が利くことも見えた。好意的に見れば、これまで描かれて来なかった部分が、大袈裟に言えば “やっと、繋がって見えた” ような気さえした。

もちろん、まだ月曜日だから、わからない。ただ、何となく感じるのは、道頓堀の人たちをこれ以上に強調することは無さそうなことと、このまま金曜日まで「お父さんはお人好し」の放送のことだけで引っ張れば、意外と「女優・竹井千代の物語」になりそうなことだ。

あとがき

今日は、良かったです。しっかりと、中堅女優になった竹井千代が周囲に気を配り、機転を利かせ、若手女優のケアもする。そう、こう言うのが見たかったのです。

女優を目指している時代も、ちょっと売れ出した時代も、道頓堀でそれなりに売れっ子女優になった時代でも、公私を含めて、芝居や演劇にどうやって向き合っているのかと言う、文字通りの “千代の舞台裏” が見たかったのです。それが、今日は見られて良かったです。

これ、もしかすると、最終週はメイン・ディレクターの梛川善郎氏になる可能性はあります。でも、この調子で進んだら、最終週も佐原裕貴氏の演出が良かったと感想に書くと思います。本作の脚本は決して褒められた代物ではありません。しかし、その脚本を更にぶち壊したのはメイン・ディレクターの梛川善郎氏の、一方的な “千代推し” の演出だったのです。

せめて、今週だけでも、『おちょやん』を見てて良かったと、思わせて欲しいです。


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【これまでの感想】

第1週『うちは、かわいそやない』
1 2 3 4 5 
第2週『道頓堀、ええとこや~』
6 7 8 9 10 
第3週『うちのやりたいことて、なんやろ』
11 12 13 14 15 
第4週『どこにも行きとうない』
16 17 18 19 20 
『おちょやん よいお年を!』
第5週『女優になります』
21 22 23 24 25 
第6週『楽しい冒険つづけよう!』
26 27 28 29 30 
第7週『好きになれてよかった』
31 32 33 34 35 
第8週『あんたにうちの何がわかんねん!』
36 37 38 39 40 
第9週『絶対笑かしたる』
41 42 43 44 45 
第10週『役者辞めたらあかん!』
46 47 48 49 50 
第11週『親は子の幸せを願うもんやろ?』
51 52 53 54 55 
第12週『たった一人の弟なんや』
56 57 58 59 60 
第13週『一人やあれへん』
61 62 63 64 65 
第14週『兄弟喧嘩(げんか)』
66 67 68 69 70 
第15週『うちは幸せになんで』
71 72 73 74 75 
第16週『お母ちゃんて呼んでみ』
76 77 78 79 80 
第17週『うちの守りたかった家庭劇』
81 82 83 84 85 
第18週『うちの原点だす』
86 87 88 89 90 
第19週『その名も、鶴亀新喜劇や』
91 92 93 94 95 
第20週『何でうちやあれへんの』
96 97 98 99 100 
第21週『竹井千代と申します』
101 102 103 104 105 
第22週『うちの大切な家族だす』

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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