今ここにある危機とぼくの好感度について〔連続5回〕 (第2話・2021/5/1) 感想

NHK・土曜ドラマ『今ここにある危機とぼくの好感度について』(公式サイト)
第2話〔連続5回〕の感想。
真(松坂桃李)の説得が失敗し、元カノで非正規研究者のみのり(鈴木杏)は、岸谷教授(辰巳琢郎)の論文不正を世間に告発。大学当局は本調査に乗り出すことを余儀なくされる。だが、理事の須田(國村隼)らから過小報告のプレッシャーを受けた調査委員・上田教授(国広富之)が倒れてしまい、みのりもなぜか調査への協力を拒み始める。そんな中、大学で一、二を争う変人・澤田教授(池田成志)が調査委員を継ぎ、真を訪ねてくる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:渡辺あや(過去作/火の魚、朝ドラ「カーネーション」、ロング・グッドバイ、ワンダーウォール)
演出:柴田岳志(過去作/みをつくし料理帖、透明なゆりかご、マンゴーの樹の下で) 第1,2話
堀切園健太郎(過去作/篤姫、スニッファー嗅覚捜査官、フェイクニュース)
音楽:清水靖晃(過去作/みをつくし料理帖、透明なゆりかご、マンゴーの樹の下で)
語り:伊武雅刀
コメディ要素が増え"らしさ"は増したが、話が分かり難くなったのは減点要素
第1話より、コメディ要素が増えたのは良いことだが、その分だけ話が分かり難くなった。従って、現代社会を斬るブラックコメディーらしさは増したが。
あくまでもそれは “らしさ” であって。第1話では多少感じることが出来た、倫理的に避けられるタブーに対する風刺的な描写も減って、私が見たかったブラック・コメディ(ブラックジョークや過激な描写が魅力の、大人が楽しめるコメディ)とは、残念ながら遠ざかってしまった。
多くの人に面白味を伝えることこそ、一番やるべきでは?
と言うわけで、前回よりも面白さを感じるのが困難になってしまった。いや、当然、面白さを感じている人もいると思うが、NHKで放送するなら、多くの視聴者へ面白味を伝えないと、ドラマとして描く必要すら無いような。
更に、前回以上に、ブラック・コメディとしても、ヒューマンドラマとしても、どっち付かずになっているため、結果的に中途半端になってしまった。これだけのスタッフとキャストを集めているのに、どうしてドラマの方向性が定まらないのか、その方がNHKのドラマ制作の闇に感じてしまった。
あとがき
もう少し、「第1話のおさらい」を冒頭に加えても良かったですね。今期は面白いドラマが多いので、週末にインパクトがないドラマは、あまり記憶に残らないので。残り3話で、好転しそうな気がしないので、感想は今回で終わります。期待していたのに…
「楽天市場」からのおすすめ商品や企画
「Amazon」からの最新のお知らせ
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/15470//
【これまでの感想】
第1話
- 関連記事
-
- コタローは1人暮らし (第2話・2021/5/1) 感想 (2021/05/02)
- コントが始まる (第3話・2021/5/1) 感想 (2021/05/02)
- 今ここにある危機とぼくの好感度について〔連続5回〕 (第2話・2021/5/1) 感想 (2021/05/02)
- 連続テレビ小説「おちょやん」 (第21週/土曜日版・2021/5/1) 感想 (2021/05/01)
- 生きるとか死ぬとか父親とか〔全12回〕 (第4話・2021/4/30) 感想 (2021/05/01)