桜の塔 (第2話・2021/4/22) 感想

テレビ朝日系・木曜ドラマ『桜の塔』(公式サイト)
第2話『俺を撃て!! 勝率1%の昇進バトル』の感想。
同期の漣(玉木宏)、新垣(馬場徹)、馳(渡辺大知)の3人から、警視正候補2人を選ぶ投票が行われることに。‘薩摩派’の警備部長・権藤(吉田鋼太郎)と‘東大派’の警務部長・吉永(光石研)の派閥票を持つ新垣と馳が圧倒的有利の中、漣はボーガンを使った連続通り魔事件の捜査で、無党派票の取り込みを狙う。爽(広末涼子)らは事件を予言する動画を調査。その裏で漣は策を巡らす。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:武藤将吾(過去作/怪盗 山猫、3年A組、ニッポンノワール-刑事Yの反乱)
演出:田村直己(過去作/ドクターX1~6、未解決の女1,2、七人の秘書) 第1,2話
星野和成(過去作/ハゲタカ、僕らは奇跡でできている、SUITS 2)
片山修(過去作/黒革の手帖2017、相棒シリーズ、家政夫のミタゾノ4、七人の秘書)
音楽:村松崇継(過去作/未解決の女 警視庁文書捜査官、昭和元禄落語心中、竜の道 二つの顔の復讐者、70才、初めて産みますセブンティウイザン。)
主題歌:宮本浩次 「sha・la・la・la」
中華店で上條が大食いチャレンジをする際の店内BGMが…
まず、本編の感想ではないが。中盤で水樹爽(広末涼子)の実家・中華料理店「龍鉄」で、上條漣(玉木宏)が、特製チャーハンの大食いチャレンジをやっている時に、店内に流れていたBGMがAKB48の「365日の紙飛行機」だった。
AKB48の「365日の紙飛行機」と言えば、ドラマ好きならお分かりになると思うが。ヒロインの夫・白岡新次郎 役の玉木宏さんの好演が話題になった、2015年度下半期放送のNHK連続テレビ小説『あさが来た』の主題歌だ。シリアスなドラマの中での、スタッフの遊び心。こう言うのは、ドラマ好きなら嬉しいものだ。
まだ第2話としては、捻りもあって、まずまずの仕上がり
さて、本編の感想。一人でボーガンを持った犯人の犯行現場に乗り込む点や、銃弾を事前に抜いておいた拳銃で上條を脅せば改心すると思った水樹の描写には、ちょっと単純すぎるとは思ったが。ストーリーの展開は第1話とほぼ同じなため、新鮮味には欠ける。
しかし、終盤の「北斗七星」と「こぐま座」で、一応捻りも加えており、とにかく、劇中が2016年だから、2021年まで描くなら、似たようなカタチで進んで行かざるを得ないから、まだ第2話と言うのを考えると、これ位でも良いと思う。
上條がライバルを蹴落として、のし上がる雰囲気が弱い
世間の評判は別にして、広末涼子お目当ての一人だからと言うのもあるし、出演者陣の豪華なところも、警視庁の出世バトルの面白く見ている。
ただ、ちょっとだけ気になる点がある。まず、出世バトルのドラマの割に、主人公がライバルを蹴落として、のし上がるっている雰囲気が弱いこと。結果的にはバトルになってはいるが、前出の本作のカタチは、あくまでも主人公が非合法なやり方で “手柄” を立て、その結果として上層部らに評価を得ると言うもの。
今のところは、ライバルが手柄を立てないから良いのだが。今後、ライバルも手柄を立てて出世するとなると。まあ、そうなった方が、「バトル」としての面白味は出ると思うが…
水樹が、上條の野望の"障害"になると面白くなると思う
もう一つ気になった、と言うか、ちょっと期待したいこと。今回の終盤での上條と水樹のやり取りだ。私にとっては、想定していなかった、第2話で、水樹が上條の “仕業” を見抜いて、それを上條が認めたこと。
前述のように、もしも、ライバルが手柄を立てないままだとすると、今後の展開に、「水樹が上條の邪魔をする」と言う要素が出てくる可能性がある。いや、是非とも、やって欲しい。だって、主人公の手段を択ばない野望に対して、何らかの “障害” がないと、物語が単純、マンネリ化してしまい、結果的にご都合主義になってしまう可能性があるから。ここは、是非とも期待したいところだ。
あとがき
何気に、芸人・Mr.予言者を演じた渡部豪太さんの演技が良かったです。全体的には、第1話よりも落ち着いた感じになってきましたね。もう少し “バトル” らしさを醸し出しても良いかなと思います。次回にも期待します。
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【これまでの感想】
第1話
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