大豆田とわ子と三人の元夫 (第2話・2021/4/20) 感想

関西テレビ制作・フジテレビ系・火9ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(公式サイト)
第2話『明かされる離婚の秘密と男の本音』の感想。
また、本作は昨夏に全話を撮影終了しているため、要望などは基本的に書きません。
遠慮せずとわ子(松たか子)に近づく鹿太郎(角田晃広)がうらやましい慎森(岡田将生)は、公園で知り合った翼(石橋菜津美)に弱音を吐く。その鹿太郎は女優の美怜(瀧内公美)と接近し、八作(松田龍平)も親友の恋人・早良(石橋静河)と出会う中、とわ子は唄(豊嶋花)の案で、元夫達を招いてすき焼きをすることに。慎森はとわ子が思い出のソファを処分したことにショックを受ける。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:坂元裕二(過去作/東京ラブストーリー、問題のあるレストラン、カルテット)
演出:中江和仁(過去作/映画「嘘を愛する女」、きのう何食べた?) 第1,2話
池田千尋(過去作/プリンセスメゾン、まどろみバーメイド)
瀧悠輔(過去作/僕はどこから)
音楽:坂東祐大(過去作/美食探偵 明智五郎)
ナレーション:伊藤沙莉(過去作/ひよっこ、これは経費で落ちません!、いいね!光源氏くん)
挿入歌:「Ils parlent de moi feat. Maika Loubte」
「All The Same feat. Gretchen Parlato, BIGYUKI」
主題歌:「Presence I (feat.KID FRESINO)」STUTS & 松たか子 with 3exe(第1話)
「Presence II(feat. BIM, 岡田将生)」STUTS & 松たか子 with 3exe(第2話)
私にとっては、良い意味でなお一層、好みが分れる作風に…
第1話よりもナレーション(伊藤沙莉)が少なったのは、まず良かったこと。そして、ナレーションが減ったことで、脚本家・坂元裕二氏がお得意の軽妙な会話劇を軸にしたストーリー展開が、より強調された第2話。映像も映画っぽい色合いで被写界深度が深くて奥行き感とクッキリ感があり、劇伴の使い方も独特で、なお一層、好みが分れる作風になった。
ただ、第1話よりも、ストーリーの中心が、かなり慎森(岡田将生)と、彼に関わるとわ子(松たか子)に絞り込まれたため、複雑さは薄まったと思う。
翼の、次の台詞が本作の全てを言い当てているように感じた
さて、今回は、とわ子の「戦争より嫌い」が物議を醸し出しそうだが、私が注目した台詞は、37分頃、慎森(岡田将生)へ、公園で偶然出会った小谷翼(石橋菜津美)が言った次の台詞だ。
翼「スポーツの世界の一番は 勝った人じゃないよ。
金メダル取った人でもないよ。
グッド ルーザー。
負けたときに 何を思ったか 何をしたかで
本当の勝者は決まるんだよ」
この台詞が、“大豆田とわ子と三人の元夫” の “4人” で描こうとしている、全てのような気がした。離婚後に何を思うか? 離婚後に何をするか? 正に、これだと思う。
全体に丁寧に作り込まれている "雰囲気"が良い…
で。私は、坂元裕二氏が創り出す世界観には、好き嫌いがあって、本作はどちらかと言うと、第2話の言葉遊びを含めた台詞回しは好きな部類だ。しかし、大笑いする程に面白い訳でもない、ワクワクもドキドキもない。言ってしまえば感動もない。ないない尽くしだが、全体に丁寧に作り込まれている雰囲気が良い。ただ、それだけ。なんか、不思議なドラマだ。
あとがき
継続視聴をやめる程ではないんですよね。ただ、前回と同様に「先が気になる連ドラ」ではありません。従って、やはり、2時間ドラマくらいの方が良かったと、今回も思いました。それと、クレジットを転載して気付いたのですが、主題歌が1話ごとに違うんですね。次回も、様子見で…
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【これまでの感想】
第1話
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