連続テレビ小説「おちょやん」 (第97回・2021/4/20) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』(公式サイト)
第97回/第20週『何でうちやあれへんの』の感想。
※ 本作は、2021/04/14 にクランクアップ(撮影終了)しています。
※ 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
千代(杉咲花)が劇団を辞めないように説得するも、聞く耳を持たない灯子(小西はる)。夜、寬治が顔に痣をつくって、家に帰ってくる。灯子が劇団を辞めるのは、一平(成田凌)と何かがあり、居づらくなったからだと言い張る劇団員とのけんかが原因だった。千代は、そんなことはあるはずがないと信じなかったが、一平の様子が何やらおかしい。しまいには寛治が聞いたことは事実だと認める始末。千代は冷静さを失い、修羅場と化す…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:盆子原誠(敬称略)
第14週から視聴モードを「好意的な解釈」から「様子見」に格下げしております。
千代の「はあ?」の連続には、不快感が増した
前回はアバンタイトルで「夢オチ」。今回は、千代(杉咲花)の「はあ?」の連続。前回の感想でも書いたが、あれを本気で面白いと思って脚本家と演出家は放送したのだろうか? 今回も、冒頭から受け付けない。どうして、これが千代の好感度を下げるだけでなく、不快感を増すことにしかならないことに気付かないのだろう?
いっそ、一平を "女好き" の設定にしておいて…
つまらないなぁ。いっそ、一平(成田凌)を “女好き” の設定にしておいて、千代が「あんた、またぁ~」って怒鳴って、浮気を許す方が、時代も描けるし、一平と千代が夫婦に見えるのに。だって、千代は、そう言う “クズの肉親” を許してきた過去(設定)があるのだから、ここでこそ、その設定を活かすことこそが、連続ドラマなのでは?
唐突に大山社長を登場させて、千代を"物わかりの良い妻"へ
それを、唐突に大山鶴蔵(中村鴈治郎)を登場させた上に、千代を “物わかりの良い妻” に作っちゃった。こうするならするで、今度はもっと、千代が座長である一平を支える姿や見守る様子を描くべきだったと思う。
結局、行き当たりばったりでエピソードを繋げるから、結果的に箇条書きになるし、連続性も無くなってしまった。ただ、それだけのことがが、連ドラでそれをやるのは手抜きか、勘違いだと思う。
なぜ千代は灯子が一平を許したら浮気をチャラに出来るの?
論理展開がわからないのは、私がバカだからだと思うが。
一平は、台本が書けない鬱憤(苦悩とは書かない)を晴らすために、灯子(小西はる)と浮気をした。妻の千代を裏切ったことになるから、一平は千代に責められてもしょうがない立場。これは、分かる。で、浮気相手となった灯子が、一平のことを本当に好きになってしまって、本妻の千代に会いたくないから劇団を辞めたいと言い出すのも、分かる。
でも、みつえ(東野絢香)がチラッと言っていたことが本当なら、千代は一平のことを愛しているから別れたくない。ここまでも分かる。ただ、「もし 灯子が一平を許してくれんねやったら うちは 一平とも これまでどおりで構(かめ)へん」と言う、千代の思考回路と、脚本家の論理展開がわからないのだ。
これ、百歩譲って、千代が一平とどうしても離婚したくないから、苦肉の策で捻り出した “とんでもない論理展開” だとするなら、少しは好意的に考えることは出来る。浮気されて、気が動転して、何を言っているのか自分でもわからないみたいな感じで。まっ、もうどうでもいいか…
あとがき
まさか、一平と千代の間に子どもが出来なかった(千代は、劇中では40歳前半の設定だから)から、流石に千代は一平を許せない… と言うこと? だから、寬治(前田旺志郎)に「お母さん」と呼ばせたかったってこと?
自分が手塩にかけて育てた新人女優・灯子が、こともあろうに、愛する一平の子どもを身ごもったことが「千代の悲劇」で、金曜日には離婚した “元夫婦” が “元恋人役” を演じて、悲劇が転じて喜劇になる… とでも、好意的に解釈しろと言うのは、無理があり過ぎますよ。そもそも、夫婦にも、教える立場の女優にも見えていないのですから…
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【これまでの感想】
第1週『うちは、かわいそやない』
1 2 3 4 5 土
第2週『道頓堀、ええとこや~』
6 7 8 9 10 土
第3週『うちのやりたいことて、なんやろ』
11 12 13 14 15 土
第4週『どこにも行きとうない』
16 17 18 19 20 土
『おちょやん よいお年を!』
第5週『女優になります』
21 22 23 24 25 土
第6週『楽しい冒険つづけよう!』
26 27 28 29 30 土
第7週『好きになれてよかった』
31 32 33 34 35 土
第8週『あんたにうちの何がわかんねん!』
36 37 38 39 40 土
第9週『絶対笑かしたる』
41 42 43 44 45 土
第10週『役者辞めたらあかん!』
46 47 48 49 50 土
第11週『親は子の幸せを願うもんやろ?』
51 52 53 54 55 土
第12週『たった一人の弟なんや』
56 57 58 59 60 土
第13週『一人やあれへん』
61 62 63 64 65 土
第14週『兄弟喧嘩(げんか)』
66 67 68 69 70 土
第15週『うちは幸せになんで』
71 72 73 74 75 土
第16週『お母ちゃんて呼んでみ』
76 77 78 79 80 土
第17週『うちの守りたかった家庭劇』
81 82 83 84 85 土
第18週『うちの原点だす』
86 87 88 89 90 土
第19週『その名も、鶴亀新喜劇や』
91 92 93 94 95 土
第20週『何でうちやあれへんの』
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