連続テレビ小説「おちょやん」 (第19週/土曜日版・2021/4/17) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』(公式サイト)
第19週『その名も、鶴亀新喜劇や』の
『土曜日版』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
終戦から3年、千代(杉咲花)たちは、地方で公演を続けていた。そんなとき、鶴亀の社長、大山鶴蔵(中村鴈治郎)から、道頓堀に戻ってこい、という連絡がくる。一平(成田凌)は、鶴蔵がどうして、万太郎一座ではなく、自分たちに声をかけたのか不信に思う。実は、須賀廼家万太郎(板尾創路)は、病で声を失っていた。そのことを知った、須賀廼家千之助(星田英利)は、万太郎最後の公演に助っ人として参加することにする。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
第19週の「土曜日版」の仕上がりは、なかなか良かった
N「新たな劇団の始まりとともに
出会いや別れが千代ちゃんに訪れます」
決して、好意的に見ているつもりも、見るつもりも、感想を書くつもりもない。しかし、第19週の「土曜日版」の仕上がりは、なかなか良かったと思う。毎日15分、週5回で見ていると、異常に端折っている部分や箇条書きにしか見えない展開もあったし、「週5放送」を上手く使えていないなと思える構成も確かにあった。
喉の奥に突っかかっていた魚の小骨が、取れたような感じ…
確かにあったが、こと、今週の「土曜日版」では、これまで喉の奥に突っかかっていた魚の小骨が、やっと取れたような感じがした。
まず、何とも言えない威圧感と威厳と存在感で千之助(星田英利)の喜劇役者魂を支配し続けた「須賀廼家万太郎一座」を率いる喜劇王・万太郎(板尾創路)が、千之助の一世一代のアドリブ芝居で大往生させたように見えた。
寬治(前田旺志郎)が弟・ヨシヲ(倉悠貴)の助けによって満州から帰還したと言う千代(杉咲花)喜びと、その代償のようにヨシヲの死を知る “姉やん” の悲しみ。しかし、寛治の話で、あのヨシヲの最期が人を助けて撃たれて死んだと言うことを聞いて、一平(成田凌)も千代と一緒に心のどこかで安堵の気持ちがあったように見えた。
また、万太郎の死と千之助の引退は、新生・道頓堀喜劇の分岐点でもあり、世代交代の象徴として描かれたように見えた。
脇役の話ばかりで、「千代が見て来た道頓堀の喜劇界」に…
但し、「土曜日版」が良く出来ていたことは、大いに認めるが、朝ドラとして既に約4か月半放送し、残り1か月と言うことを考えると、一体、本作の主人公・千代の生き様が描かれたとは思いづらい。
どうしても、印象強い脇役のエピソードばかりが強調されて来たため、内容が「千代が見て来た道頓堀の喜劇界」のような物語になっているのは否めないのだ。従って、そこを改善して貰わない限り、いくら「土曜日版」が良く出来ても、本編しか見ない視聴者がいるのだから、満足度はまだまだ上がらないと思う。
あとがき
予告編によると次週、一平の浮気で離縁… ですか。いつも通りの、脇役で引っ張る週のようです。それも、何の思煎れもない灯子(小西はる)で。いつになったら、千代が女優、喜劇に身を入れて、日本中に知られる女優になる話になるのでしょう?
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【これまでの感想】
第1週『うちは、かわいそやない』
1 2 3 4 5 土
第2週『道頓堀、ええとこや~』
6 7 8 9 10 土
第3週『うちのやりたいことて、なんやろ』
11 12 13 14 15 土
第4週『どこにも行きとうない』
16 17 18 19 20 土
『おちょやん よいお年を!』
第5週『女優になります』
21 22 23 24 25 土
第6週『楽しい冒険つづけよう!』
26 27 28 29 30 土
第7週『好きになれてよかった』
31 32 33 34 35 土
第8週『あんたにうちの何がわかんねん!』
36 37 38 39 40 土
第9週『絶対笑かしたる』
41 42 43 44 45 土
第10週『役者辞めたらあかん!』
46 47 48 49 50 土
第11週『親は子の幸せを願うもんやろ?』
51 52 53 54 55 土
第12週『たった一人の弟なんや』
56 57 58 59 60 土
第13週『一人やあれへん』
61 62 63 64 65 土
第14週『兄弟喧嘩(げんか)』
66 67 68 69 70 土
第15週『うちは幸せになんで』
71 72 73 74 75 土
第16週『お母ちゃんて呼んでみ』
76 77 78 79 80 土
第17週『うちの守りたかった家庭劇』
81 82 83 84 85 土
第18週『うちの原点だす』
86 87 88 89 90 土
第19週『その名も、鶴亀新喜劇や』
91 92 93 94 95
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