連続テレビ小説「おちょやん」 (第94回・2021/4/15) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』(公式サイト)
第94回/第19週『その名も、鶴亀新喜劇や』の感想
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
万歳と千兵衛は初日以来、稽古場に顔を出さない。一方、千之助(星田英利)も稽古で台詞が出なかった日を境に、姿を見せない波乱の船出。そんな中、新しい劇団員の灯子から、終戦後の道頓堀で公演したマットン婆さんの話を聞く千代(杉咲花)と一平(成田凌)。鶴亀新喜劇は自分の居場所だという灯子の言葉に力が湧く。その夜、寬治が帰還した。千代にガラス玉を差し出し、ヨシヲ(倉悠貴)との満州の酒場での出来事を話し始める…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:梛川善郎(敬称略)
第14週から視聴モードを「好意的な解釈」から「様子見」に格下げしております。
この形でのヨシヲの退場劇が決まっていたなら、もっと千代との関係を描くべきだったのでは?
弟・ヨシヲ(倉悠貴)を、このような形で退場させることが当初から決まっていたのなら、幼少期から含めて、もっともっと千代(杉咲花)とヨシヲの関係、やり取りを描くべきだったと思う。そして、同時に、ヨシヲと寬治(前田旺志郎)の出会いの経緯が、ほぼ “偶然” で語らずに、きちんと筋道を作って、それなりの尺を割いた方が良かったと思う。
いっそ、万太郎(板尾創路)を “ナレ死” させても… だ。だって、明らかにヨシヲが絡むエピソードは、主人公の生い立ちに通じるわけで、そこが強調されれば “スピンオフもどき” には見えなくなるはずだから。
一平に役を貰った万歳、もっと大袈裟に泣いても良かったような…
あと、ちょっと気になったこと。終盤で一平(成田凌)が「万歳さんにやってもらいたい」と言った時に、万歳(藤山扇治郎) が眼鏡を取って、嬉し泣きをした。あの時の藤山扇治郎さんの背中の丸まり方や泣き声の雰囲気などが、祖父の藤山寛美さんに似ており思い出してしまった。折角のいい芝居なのに、他の登場人物にカット割りするのもどうかと思うが。
それよりも、万歳は万太郎を尊敬していた弟子なのだから、ここはもっと大袈裟に泣いて、周囲の笑いを引き出しても良かったような。そう言う演出が、喜劇を描くドラマ、泣き笑いのエピソードではないだろうか…
あとがき
悪いとは思いませんが、過程が “偶然” と “端折り過ぎ” で、感動できるまでには昇華しませんね。それにしても、最終回の5月15日までちょうど1か月。普通の朝ドラならエピローグが始まる頃ですが、本作は未だ、どの辺なのかもわかりません。困りましたね。
それと、寛治を演じている前田旺志郎さんが、昨夜から放送開始の水曜深夜放送のテレ東のドラマホリック『DIVE!!』に出演されています。
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【これまでの感想】
第1週『うちは、かわいそやない』
1 2 3 4 5 土
第2週『道頓堀、ええとこや~』
6 7 8 9 10 土
第3週『うちのやりたいことて、なんやろ』
11 12 13 14 15 土
第4週『どこにも行きとうない』
16 17 18 19 20 土
『おちょやん よいお年を!』
第5週『女優になります』
21 22 23 24 25 土
第6週『楽しい冒険つづけよう!』
26 27 28 29 30 土
第7週『好きになれてよかった』
31 32 33 34 35 土
第8週『あんたにうちの何がわかんねん!』
36 37 38 39 40 土
第9週『絶対笑かしたる』
41 42 43 44 45 土
第10週『役者辞めたらあかん!』
46 47 48 49 50 土
第11週『親は子の幸せを願うもんやろ?』
51 52 53 54 55 土
第12週『たった一人の弟なんや』
56 57 58 59 60 土
第13週『一人やあれへん』
61 62 63 64 65 土
第14週『兄弟喧嘩(げんか)』
66 67 68 69 70 土
第15週『うちは幸せになんで』
71 72 73 74 75 土
第16週『お母ちゃんて呼んでみ』
76 77 78 79 80 土
第17週『うちの守りたかった家庭劇』
81 82 83 84 85 土
第18週『うちの原点だす』
86 87 88 89 90 土
第19週『その名も、鶴亀新喜劇や』
91 92 93
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