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恋はDeepに (第1話・2021/4/14) 感想

恋はDeepに

日本テレビ系・新水曜ドラマ『恋はDeepに』公式サイト
第1話『史上最強ラブコメ! 海を愛する女とツンデレ御曹司の運命の恋… 彼女のヒミツとは!?』の感想。



海を愛する‘魚オタク’の海洋学者・海音(石原さとみ)は、星ヶ浜海岸に海中展望タワーの建設計画があると知り、何とか食い止めたい。一方、「蓮田トラスト」の会長兼社長・太郎(鹿賀丈史)の次男・倫太郎(綾野剛)は英国から呼び戻され、星ヶ浜でのリゾート開発の陣頭指揮を任される。環境保護を訴える海音と開発を推進する倫太郎、相対する2人はテレビ局で出会う。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:徳尾浩司(過去作/おっさんずラブ、ミス・ジコチュー、私の家政夫ナギサさん)
演出:鈴木勇馬(過去作/東京タラレバ娘、今日から俺は!、俺の話は長い、#リモラブ) 1
   岩本仁志(過去作/ナースのお仕事シリーズ、野ブタ。をプロデュース)
   伊藤彰記(過去作/35歳の少女、ハケン占い師アタル、過保護のカホコ)
音楽:菅野祐悟(過去作/半分、青い。、シャーロックUS,テセウスの船、危険なビーナス、青のSP)
主題歌:back number「怪盗」(ユニバーサルシグマ)

自身を持って「期待度・星1つ」を点けたドラマが始まった

日本テレビ系列の水曜よる10時からの『水曜ドラマ』枠が、当たりハズレが多いのは良く知っているつもり。また、この放送枠を含めて、最近のラブコメをオジサンの私の好みには合わなくて食傷気味なのも、よく理解しているつもり。

更に、最近の石原さとみさん主演のドラマは、いずれも視聴率に恵まれていないことも、石原さとみさんが演じるのは「普通に働く女性」の割に、バッチリメイクとファッション雑誌から出て来たような出で立ちで登場することも、よく知っているつもりだ。

だから、当然の如く、『2021年4月期/春ドラマ視聴予定&期待度!配役,スタッフ,概要は?』では、自身を持って「期待度・星1つ」にした。従って、第1話と言えど最初から期待せずに鑑賞を始めた…

脚本、演出、音楽、そして主題歌まで含めて、かなりの布陣

さて、「期待度・星1つ」とは言っても、上記のスタッフ一覧を見て頂ければお分かり頂けると思うが、脚本、演出、音楽、そして主題歌まで含めて、かなりの布陣だ。強いて弱点を挙げるなら、脚本家も演出家も、過去にベタなラブコメの代表作が無いことくらい。

従って、ラブコメ食傷気味の私でも、第1話は、楽しめるかどうかは別にして、それなりに魅(見)せて来ると思っていたのは確かだ。

冒頭の10分間で初期設定も見えず、"ツカミ"は失敗か…

しかし、その僅かな期待は、冒頭の10程度でもろくも破壊された。昨日から第1話の放送が始まった脚本家・坂元裕二×主演・松たか子によるロマンティックコメディー『大豆田とわ子と三人の元夫』だが、好みが分れる作風だったが、序盤で徹底的にナレーションを使って初期設定の説明を、これでもかと言わんばかりに視聴者へ叩き込んで来た。

その感想でも書いた通り「ナレーションの多い脚本は駄作」と思っている私だから、個人的には評価はしなかった。だが、本作はどうだろう? とにかく、W主演でW主人公のはずなのに、10分間も見ているのに、キャラクター設定が見えて来ない。でも、話は進む。

で、大抵のドラマは20分間も見ていれば、方向性や全体の初期設定が見えて来るものだが、それらも見えて来ない。ダラダラと見ていたら、やっと30分過ぎに、海音(石原さとみ)が倫太郎(綾野剛)が陣頭指揮を任されている星ヶ浜でのリゾート開発に関わることが判明。うん? これ? お仕事ドラマ?

いや、流石に30分見ても、ラブコメの片鱗すら見えないのは、いや、片鱗すら見せない理由が見当たらない。因みに、私が本作をベタなラブコメだと知っているのは、前述の「期待度」の記事を書いたから。

それが無かったら、この時点で、ちょっと変わり者で気が強い海洋学者が、巨大不動産企業の御曹司と恋をして、御曹司の心が変わって、やがて環境に優しい海中展望タワーが完成するお仕事ドラマに見えたと思う。

「ナレーション漬けにして、ドラマの初期設定の説明をきちんとすべき!」とは言わないが、30分も見たのに、ただ、登場人物たちが会話しているだけで中身がないのは、如何なものかと思う。

王道のラブストーリーなら、海音と倫太郎だけで成立する話

立場が対峙する男女が、やがてツンデレや胸キュンする類いのラブストーリーは多いが、これが「ラブコメ」かどうかは別にして、ここまで「恋バナ」を中心に第1話から描く連ドラは珍しい。逆の視点で見るなら、かなり時代遅れな感じ。でも、最近のラブストーリーに慣れている人には、少々取っつきにくいかも?

これ、このベタと言うか、時代遅れな感じで最終回まで進むのだろうか? だとすると、ハッキリ言って、登場人物は海音と倫太郎がいるだけで成立してしまう。脇役が出て来る度に、ドラマが止まってしまうから。

最大の懸念材料は登場人物の設定の描写がとても雑で粗い点

それにしても、1時間を見終えて感じたのは、登場人物たちの設定の描写がとても雑で粗いこと。かなり好意的に脳内補完をしているから、何とか理解は出来たが、流石に、そんなに多いとは言えない脇役を含めて、今一つ設定が分からないのはどうかと思う。最終的な「人魚姫」をなぞったような第1話の結末までの、導線も雑で唐突だし。

お陰で、テンポも良くないし。これ、特に綾野剛さんファンの人は、どんな思いで見ているのだろう? と言うか、誰が得するドラマなのだろうと思ってしまった。

あの結末なら、ファンタジーな大人の恋バナで良かったのに

これ、先日放送が終わった小芝風花主演のドラマ『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』みたいに、主人公が人間以外のモノと会話ができる設定があるなら、最初からそこを強調して、もっとファンタジックな大人向けのラブストーリーにしたら良かったのに。

なんか、綾野剛さんが以前に主演した『フランケンシュタインの恋』」や、『海月姫』も浮かんで来てしまった。

ゴシップネタとは言え知ってしまうと見方が変わってしまう

それと、こんなゴシップネタ(情報源)を信じてどうするんだと思うが…

昨年末に結婚した石原さとみさんだが、本作のクランクインの直前に、今年の1月中旬に新型コロナウイルスのPCR検査で陽性反応が出ていたことを、2月上旬になって後出し発表。その頃、綾野剛さんは主演映画『ヤクザと家族~The Family』のPRの真っ只中なのに、ドラマ「恋はDeepに」で共演する話題の方が前に出てしまったことに、えらくご立腹したそう。

更に、本作のクランクイン直前だったために「ドラマのスタッフやキャストが感染でもしたら」と激怒したと言う。まあ、どこまで真実か分からないが、後出し発表も、クランクイン直前も事実だから、綾野剛さんが、そう言う目で石原さとみさんを見つつ、演技をしていると思うと、ドラマへ感情移入するのは益々難しくなると思う。

あとがき

まだ、撮影終了していないようなので、視聴者の反応を受けて軌道修正してくる可能性はあります。これ、公式サイトには堂々と「史上最強のラブコメ」と記載がありますが、むしろ、ラブコメと言うより “王道” のラブストーリーなのでは? なんか、全体のチグハグさが気になりました。

でも、第1話で離脱する程ではなかったので、第2話も様子見します。それと、最後に。個人的に一番 “ツボ” に嵌ったのは、鴨居家の水槽で飼われている “ウツボ” の声が、『サザエさん』の “穴子さん” の声優・若本規夫さんだってことです。



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★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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