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連続テレビ小説「おちょやん」 (第83回・2021/3/31) 感想

連続テレビ小説「おちょやん」

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』公式サイト
第83回第17週『うちの守りたかった家庭劇』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


昭和19年2月、福助(井上拓哉)の出征の日がやってきた。妻のみつえ(東野絢香)と息子の一福、両親、そして幼なじみの一平(成田凌)と千代(杉咲花)に見送られながら、福助は前に向かって歩きだすのだった。その数日後、芝居茶屋「岡安」にとっても、特別な日がやってくる。道頓堀60年の歴史に幕をおろす日である。女将の岡田シズ(篠原涼子)と宗助(名倉潤)は、岡安を支えたお茶子たちに労いの言葉をかけるのだった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:原田氷詩(敬称略)

第14週から視聴モードを「好意的な解釈」から「様子見」に格下げしております。

約4週間ぶりに、大した感想が浮かばない…

折角、感想を読みに来て頂いた読者さんには申し訳ないが、今回ほど、大した感想が思いつかない放送回は、あの3月4日(木)の第63回以来だ。

あの時は、一度では本作で脚本家が何を言いたいのか分からなくなって、数回録画を見直して出た結論が、「もう、本作の感想を書くのを止めようかな?」で、翌日の5日(金)で「何の感動も無く…」と綴り、それ以来ちょうどと言って良いのか、約4週間が経過した。

Yahoo!テレビのあらすじ以上に、恐ろしい程の超箇条書き!

予告編で凡その予想はついていたが、福助(井上拓哉)の出征の日が昭和19年2月で、8分頃には昭和20年2月だから、あっと言う間に「1年後」と言うわけだ。その上、上記に転載したYahoo!テレビのあらすじ以上に、テンポが良い。と言うか、あらすじ以上に「つづく」直前の鶴亀家庭劇の解散まで、恐ろしい程の超箇条書き。

もはや、感動とか時代とか演劇がどうこう感じている暇がない位に箇条書き。これでは面白いもへったくれも無いような…

もう少し全員に設定相応の "老けメイク" をした方が…

それでも、気になった点が、あるにはある。それは、鶴亀家庭劇の劇団員たちが、外見よりも、意外と歳を食っていると言う設定だと言うこと。従って、「百久利(坂口涼太郎)が出征するのに他の人は?」と言う違和感が半端なかった。これ、千代(杉咲花)を含めて、もう少し全員に設定相応の “老けメイク” をした方が良かったような。

なぜなら、本作は、普通のドラマ、普通の朝ドラなら良くある「戦中の描写」的なもの(美術セットやイメージ映像や衣装やナレーション)が極端に少ないから、イマイチ “戦中” であることが分り難いのだ。そして、そんな分かり難い中で、箇条書きに描かれても、こちらは、あらすじを見せられているだけに感じてしまうのだ。

なぜ、戦中の緊張感や緊迫感や鬼気迫る臨場感を表現しないのか?

それと、もう一つ気になったのが、前述の「脚本家が何を言いたいのか分からなくなって」にも繋がることでもある、なぜ本作の “戦中” からは、戦中の緊張感や緊迫感や鬼気迫る臨場感が伝わって来ないのか… と言う点だ。

今回の15分を見ても、恐らく脚本にもそれらのことは強調されていない気がする。だから、演出もそこを強調しない。だから、余計に箇条書きになる。まあ、何でも右に倣えで同じような “時代” の表現をする必要はないが、戦中の緊張感や緊迫感や鬼気迫る臨場感を表現しない理由が見当たらないのだ。

この調子だと、敗戦の挫折感、絶望感も伝わらないような。一体、脚本家は戦争と言う “時代” を用いて、何を描こうとしているのだろう?

千代と花車当郎の即興漫才では出来るのに…

ただ、良かったことも一つあった。ん? 良かったことにして良いのか? まあ、良かったことにしておこう。それは、11分頃の防空壕内で、千代と、しゃべくり漫才で名を馳せる漫才師・花車当郎(塚地武雅)の牛とヒキガエルを使った小芝居。きっと、鶴亀家庭劇が目指すのも、あんな芝居なのかなぁと。

基礎に家庭(家)があって、その中で笑いや泣きのエピソードが入る感じ。その芝居(今回は、芝居と言うより、掛け合い漫才だが)を見て、険悪な雰囲気の防空壕内を、ほんのり明るくするような…

1分ちょっとの掛け合い漫才なら表現できるのに、「週5放送」になると、鶴亀家庭劇が目指している者、演じているものも見えなくなる。この辺のバランスを調整したら、もう少しは期待できるのではないだろうか?

あとがき

どうやら、しばらくの間は、戦中で「千代が女優になる物語」は一時停止のようですね。だったら、朝ドラお約束の「国防婦人会」や「空襲にやられた焼け野原」などを盛り込んで、映像的に、見た目に “戦中” であることを強調するのに期待しようと思います。

先の展開は分かりませんが、戦争体験が戦後の主人公に影響を与えないはずはないと思うので、とにかく、しっかりと “戦中を生き抜く人々” を描いて欲しいです。


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【これまでの感想】

第1週『うちは、かわいそやない』
1 2 3 4 5 
第2週『道頓堀、ええとこや~』
6 7 8 9 10 
第3週『うちのやりたいことて、なんやろ』
11 12 13 14 15 
第4週『どこにも行きとうない』
16 17 18 19 20 
『おちょやん よいお年を!』
第5週『女優になります』
21 22 23 24 25 
第6週『楽しい冒険つづけよう!』
26 27 28 29 30 
第7週『好きになれてよかった』
31 32 33 34 35 
第8週『あんたにうちの何がわかんねん!』
36 37 38 39 40 
第9週『絶対笑かしたる』
41 42 43 44 45 
第10週『役者辞めたらあかん!』
46 47 48 49 50 
第11週『親は子の幸せを願うもんやろ?』
51 52 53 54 55 
第12週『たった一人の弟なんや』
56 57 58 59 60 
第13週『一人やあれへん』
61 62 63 64 65 
第14週『兄弟喧嘩(げんか)』
66 67 68 69 70 
第15週『うちは幸せになんで』
71 72 73 74 75 
第16週『お母ちゃんて呼んでみ』
76 77 78 79 80 
第17週『うちの守りたかった家庭劇』
81 82

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内容昭和19年2月。福助(井上拓哉)が出征する。少しして。“岡安”が終わる日。シズ(篠原涼子)は、お茶子たちに暇を出す。ひと月後。千代(杉咲花)たちの上がっていた劇場も閉鎖され。。。敬称略作、八津弘幸さん脚本協力、吉田真侑子さん予告で分かっていたこととは言え。想像を超える、テンポの良さ。。。は、良いように言いすぎか。完全に、箇条書きですね。一気に昭和20年だし。
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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