連続テレビ小説「おちょやん」 (第82回・2021/3/30) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』(公式サイト)
第82回/第17週『うちの守りたかった家庭劇』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
赤紙が来て、招集されることになった福助(井上拓哉)から、妻のみつえ(東野絢香)と息子の一福のことを託された千代(杉咲花)と一平(成田凌)。千代は、福助が出征する前に、トランペットで大好きなジャズの曲を思う存分演奏させてあげたいと考える。しかし一平(成田凌)は、このご時世にそんなことをすれば問題になり、鶴亀家庭劇の興行にも影響しかねないと心配する。出征壮行会の当日、千代は福助をある場所に連れ出す…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:原田氷詩(敬称略)
第14週から視聴モードを「好意的な解釈」から「様子見」に格下げしております。
やはり、今週も脇役エピソードの「二本立て」か…
まあ、何と言うか、「ほぼ二本立て」って感じだろうか。コロナ禍の事情があって、本来なら、「岡安の閉店」と「福助の壮行会」を金曜日に持って来て、きれいにまとめたら、少しは「週5放送」と言う一括りにする意味はあったのだろうが。
結果的に「ほぼ二本立て」だから、2つのエピソードに一体感が乏しく、残り1か月半の閉店セールの幕開けって感じ。ただ、こちらのセールは全く盛り上がってはいないが…
存在感の薄い脇役の出征にしては千代も絡んでおり悪くない
とは言え、昨今の事情を考えた上で、本作中では、それほど存在感が強かった記憶もない福助(井上拓哉)の出征エピソードとしては、そんなに悪いとは思わない。一応は千代(杉咲花)も絡んでいるし、何となく「鶴亀家庭劇」も役立っているし。もはや、これ以上、千代の活躍を盛り込むのを望むのは無茶過ぎるから、これでもマシだと思わないと。
壮行会の割に、福助の両親の存在感が薄過ぎるのは気になる
ただ、壮行会の割に、福助の関係者、特に両親の菊(いしのようこ)と福松(岡嶋秀昭)の台詞が少なかったのには大きな違和感が。序盤で、息子の?一幅(西村竜直)は台詞があっただけに、福助の関係者は膨らませるにも人数に限界があるのだから、しっかりと両親の気持ちも盛り込んで、2回をギュウギュウ詰め位な感じにしたら良かったのに…
「♪埴生の宿」は定番曲だが、本作では安直な選曲な感じ…
それと、福助がトランペットで拭いた楽曲が『埴生の宿』。前半はバラード風で、後半は軽快なジャズアレンジになっていた。この楽曲、どうして選曲したのだろう… と、考えてしまった。この『埴生の宿』は、小説『ビルマの竪琴』で、日本兵と敵兵が歌う象徴的なシーンで歌われる楽曲。
映画でもそう。だから、ここでも福助が無事に帰国することを願っての選曲にしたのだろうか。まあ、名作映画『二十四の瞳』を始め、『火垂るの墓』、『ゲゲゲの女房』、『マッサン』でも使われているから “お約束” な楽曲ではあるが、本作で使うとなんか安直な選曲に聞えてしまうのは何故だろう…
あとがき
次回の展開次第ですが、いくら脇役の出征と言っても、両親の心情をもう少し描いても良かったような。まあ、こんな感じでは、明日の序盤でサクッと出征して、残りは「岡安の閉店」でしょうが。
それにしても、考えようによっては「まだ、1か月半も」残っているのです。なのに、千代が大阪を大乗する女優になる気配は一向にありませんし、むしろ最終回に向かって、前述の通りに人気(ひとけ)のない閉店セールのような静けさ。もう少し、主人公を立てても良いと思います…
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【これまでの感想】
第1週『うちは、かわいそやない』
1 2 3 4 5 土
第2週『道頓堀、ええとこや~』
6 7 8 9 10 土
第3週『うちのやりたいことて、なんやろ』
11 12 13 14 15 土
第4週『どこにも行きとうない』
16 17 18 19 20 土
『おちょやん よいお年を!』
第5週『女優になります』
21 22 23 24 25 土
第6週『楽しい冒険つづけよう!』
26 27 28 29 30 土
第7週『好きになれてよかった』
31 32 33 34 35 土
第8週『あんたにうちの何がわかんねん!』
36 37 38 39 40 土
第9週『絶対笑かしたる』
41 42 43 44 45 土
第10週『役者辞めたらあかん!』
46 47 48 49 50 土
第11週『親は子の幸せを願うもんやろ?』
51 52 53 54 55 土
第12週『たった一人の弟なんや』
56 57 58 59 60 土
第13週『一人やあれへん』
61 62 63 64 65 土
第14週『兄弟喧嘩(げんか)』
66 67 68 69 70 土
第15週『うちは幸せになんで』
71 72 73 74 75 土
第16週『お母ちゃんて呼んでみ』
76 77 78 79 80 土
第17週『うちの守りたかった家庭劇』
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