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にじいろカルテ (第9話/最終回・2021/3/18) 感想

にじいろカルテ

テレビ朝日系・木曜ドラマ『にじいろカルテ』公式
第9話/最終回『さよなら真空先生-ありがとうずっと大好き』の感想。
また、本作は昨夏に全話を撮影終了しているため、要望などは基本的に書きません。



「~のくせに」という禁句を口にした回数で朔(井浦新)が1位に。真空(高畑充希)と太陽(北村匠海)は、朔に何をしてもらうか相談する。一方、太陽が最近暇だと言い出し、朔はそんな話をすると大変なことが起きると、医療ドラマを引き合いに出す。直後、村の住人になったばかりの男性・藤田をはじめ、診療所に患者が次々と訪れた。真空の体調を気遣いつつ、抜群のチームワークで診療に当たる3人を、嵐(水野美紀)ら村の人々は誇らしく思う。そして、3人や村の皆がこぞって出場するのど自慢の予選の日がやって来る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:岡田惠和(過去作/ひよっこ、最後から二番目の恋、少年寅次郎、姉ちゃんの恋人)
脚本協力:本田隆朗(過去作/レンタルなんもしない人#5,9,10、ゲキカラドウ#5)第2,4,5,6,7,8,最終
演出:深川栄洋(過去作/偽装の夫婦、破獄、僕とシッポと神楽坂、犬神家の一族2018)
音楽:ワンミュージック(過去作/黒革の手帖2017,2021、家政夫のミタゾノ1,2,3)
主題歌:藤井風 「旅路」(HEHN RECORDS / UNIVERSAL SIGMA )

「好みが分れる作風」の要因は、演出によるファンタジー要素の強調だと思う

最初から、好みが分れる脚本と演出の作品であり、3月上旬に『岡田惠和×井浦新『にじいろカルテ』対談 脚本と演出と役者がプラスに作用した幸せなドラマ(オリコン) - Yahoo!ニュース』を読んで以降は、このあり得ない程のファンタジーの世界観が、岡田惠和氏の脚本に書かれていた世界観を超えた、全話担当の演出家・深川栄洋氏による演出によって創出されたものであることを知った。

やはり、脚本の世界観の方が若干シリアスであり、映像化された方がよりファンタジー要素が強まったのが、前述の「好みが分れる作風」の要因だったと思う。

「どうやって真空がバスから降りたのか? 」が気になったらダメかも…

従って、例えば、終盤で車椅子に乗った真空(高畑充希)がボンネットバスから降り着いたカットがあったが、あれだって誰がどうやって乗せて下したのか良くわからないままだ。でも、そこを曖昧と受け取るか、ファンタジー要素と受け取るかで、本作の評価も変わると思う。

台詞はシリアスなのに、映像はファンタジーなのを貫き通したのは天晴れ

と言うことで、「じゃあ、結果的にみっきーさんは、どうなのよ?」と言うことだが、答えは最後の最後まで、台詞はシリアスなのに、映像はファンタジーなのを貫き通したのは天晴れだったと言う気持ちだ。

終盤の「90秒間」のために、8話までの「賑やか」があった!

そう私に判断させたシーンがある。私にとっては全9話を通して、最も脚本家と演出家の思いが上手く噛み合った名シーンだと思う場面だ。

それは、車椅子に乗って帰って来た真空が、車椅子を朔(井浦新)に預けて、太陽(北村匠海)と二人で虹ノ村診療所内を歩き回って、「人としていかがなものか!? ポイント表」に辿り着いて朔の台詞が入って来るまでの、二人が無言のシーンだ。時間にして「1:03:35 ~ 1:05:05」の「1分30秒間」。

真空が何も言わずに院内を触りながら歩いていると、これまでの村人たちとの思い出が、音声だけで表現された、あの場面だ。具体的な回想シーンを用いるのではなく、音声だけで以前の賑やかなやりとりを表現したことで、視聴者の中に存在する様々な場面を引き出して、テレビの中とテレビの外を繋ぐ役割をさせた。

恐らく、あの 90秒間のために、これまで「賑やか過ぎるのでは?」と思う位に、意図的に賑やかに演出して来たのだと思う。音声だけで全てを真空も太陽も視聴者も思い出せるように。そう思うと、やはり最終回の「90秒間」のためのち密な計算による演出だったと思わざるを得ない。だから、良く出来たドラマだったと改めて思う。

緩急に飛んだ展開からのハッピーエンドは良かったと思う

また、最終回の構成も意外過ぎる程にメリハリがあって驚いた。予告編では真空が相当シビアな状況になると想像していたが、前半の殆どはいつも通りの雰囲気。そして、多発性筋炎には嚥下障害が伴うことが多いと言う病状を活かした(と言う表現が正しいかわからないが)、これまでも必要以上とも感じた大量の食事シーンでの真空の発症。

そこから一気にシリアスに展開しつつも、しっかりといつも通りのほんわかムードに戻して、更に、立てるようになったのだから “ハッピーエンド” として良いと思える結末まで、緩急に飛んだ展開は良かったと思う。

全話を通して"天然のように湧いて来る愛"を描き通した作品

全話を通して見ると、以前から東京から来ていた外科医と看護師と共に一つ屋根の下で暮らしながら、個性豊かな村人たちと触れ合い、命と向き合い成長していく、自らも難病と闘う医師の物語として、しっかりと主人公を中心に描きつつ、メインの3人の友情を超えた家族愛のようなものを描き、更に村人たちとの一体感を、よくぞ最後まで貫いて描いたと思う。

最近の岡田惠和氏の脚本のドラマの中では、『セミオトコ』を超えるような意欲作だったが、コロナ禍で放送される連ドラとしても、“天然のように湧いて来る愛” みたいなものを描いてくれて良かったと思う。

あとがき

痛風歴30年の私にとっては、足の親指の腫れと激痛だけで「痛風」と診断するのはあり得ません。ただ、「痛風」に良くない食品として “プリン体” の入ったもの、ビールやウニや干物などは知る人が多いと思いますが、劇中に登場したポテトチップスも意外とダメなことは知らないのでは?

これは “プリン体” でなく、大豆油やコーン油などの食用油に代表される “オメガ6系オイル” が悪さをします。特にポテトチップスやスーパーの弁当など、事前に調理に使った油が出荷されて店頭に並ぶ過程で酸化して、炎症の原因になるのです。因みに、私の痛風は遺伝性です。

おっと、ドラマの感想から離れてしまいました。まとめますと、好みが分れる作風ですが、世界観を最後まで貫いたこと、そして、第8話までの賑やか過ぎる程の描写が、最終回の「90秒間」にしっかりと活かされたこと、そして、“天然のように湧いて来る愛” みたいなものをファンタジーで描いたのは、上手い企画のドラマだったと思います。


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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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