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ディレクターの端くれとして"東京五輪演出統括の辞任"を考える

ディレクターの端くれとして「東京五輪演出統括の辞任」を考える

イベントの演出、ディレクターの端くれとしてとして考えた

世間で久し振りに「ディレクター」、「クリエイティブ、「演出」が話題になったこの度の一連の報道を、私もイベントの演出、ディレクターの端くれとして、皇族の方々の式典も演出させて頂いたこともある、一応20年以上、細々とクリエーターと言うのを生業にしている立場として考えると、いろいろな思いが浮かんできた…

マスコミの"言葉尻を取るフィルター"を過した情報によると

さて、この度の一連の報道は、所謂、マスコミの “言葉尻を取るフィルター” を通過した情報でしか判断できないが。その “フィルター” を通過した情報によると、私の解釈はこんな感じだ。

ブタ演出の提案LINEが流出して、制作統括が引責辞任か…

ポッチャリ体形の女性タレント、渡辺直美さんにブタ耳をつけさせて、ピンク衣装を着せる「オリン “ピッグ”」と言うPRキャラクターを創ると言う アイディアを、2020年3月の演出家チーム内のグループLINEで他のスタッフに提案したところ、女性スタッフを中心に大ひんしゅくを買ったと言う内容が、一般世間に知れ渡った。

そのことで、提案者である東京五輪・パラリンピックの開閉会式演出を統括するクリエーティブディレクターの佐々木宏氏(66)が女性タレントの容姿を侮辱する演出を提案していたことを認め、謝罪文を発表し、大会組織委員会の橋本聖子会長に電話で辞任の意向を伝えた。

更にこれを受けた橋本会長は18日の昼に会見を開き、佐々木氏の辞意を受け入れたことを明かしたと言うことらしい。

ブタの耳を付けさせて「オリン"ピッグ"」は明らかにやり過ぎ…

佐々木氏の提案は女性の体形を演出に利用すると言う点ではそんなに腹立つことではないと思う。水着を着た女性が広告に登場するのと同類だから。でも、それをブタの耳を付けさせて「オリン “ピッグ”」と言うPRキャラクターを創ると言う提案は、明らかにやり過ぎと思う。

「アイデア出し」が目的の"ブレイン・ストーミング"の重要性

皆さんもご存知かもしれないが、イベントの演出を考える際に、一番最初にやるのは、数名の演出担当のチームが「アイデア出し」のために “ブレイン・ストーミング” と言う作業をする。ここでは、与えられたイベントや行事を成功させるために何をするべきかを、予算は無視して、あれこれ思い付くままに意見を出し合う。

この時点では、倫理的にNGなことも言うし、法律的にNGなことも、取り敢えず全員が全部を吐き出す。この条件抜きで全員が全部を吐き出す段階がとても大事。この時に、思考の連鎖が自然と生まれて、アイデアがアイデアを生み出して行くからだ。

大事なのは多くの提案から「社会通念上NGなことはNG」と選別するフィルターの有無

そして次に段階は、個々の提案に対して、全員が意見を言って行く。そして、徐々に提案の数が絞り込まれるわけだが。大切なのは、その絞り込み作業を、複数の、出来れば老若男女を交えたチームでやること。これが、「社会通念上NGなことはNG」であると言う “フィルター” になる。

今回の件で言えば、単純にその機能が働いた… と言うだけのように思う。なぜなら、歪んだチームや組織ならトップダウンになるはずだろうし、有名なクリエイティブディレクターで演出統括の佐々木氏には下の者は反論できないと思うから。

内々の私見を、言葉を切り取って世間に暴露するのは道義的に良くないと思う

むしろ、私が疑念を抱くのは、あくまでも、まだ初期段階でのアイデア出しの他愛もないやり取りであり、一つの私見であるものが、世間に暴露されたことの怖さと言うか、謎。

これが、きちんと議事録を残すような会議での内容なら、その時点でこんな提案を出すのはNGだと思うが、もっとそれ以前のアイデア出しの段階のやり取りを、正に “言葉尻” を取るような感じで切り取って、世間に暴露するのは “道義的に” 良くないと思う。

情報を流出させた人物と、今の時期に報道した文春に偏った意図があるような…

繰り返しになるが、一度は軽率な気持ちで提案したものを、いろいろな人が問題を指摘して、撤回と言うか、その案は採用されていないわけだ。この部分については、報道ベースでの判断になるが、一応 “正常バイアス” が機能したのだ。

人間は間違うこともある。つい言い過ぎてしまうことだってある。でも、それを他の人から指摘されて成長したり社会と馴染んだりして行くものだと思う。それを、過去の内々のやり取りの一部を切り取った報道によって、佐々木氏の仕事上の適正や人間性まで疑うようにマスコミが旗振り役になって世間を誘導して、詰め寄るのはちょっとやり過ぎのような。

むしろ、情報が流出したこと。文春が今の時点で問題として表面化させることの方が、何か流出させた側や報道する側の、偏った意図を感じてしまったのだが。

とんでもなく悪趣味でモラルが欠如したやり方がまかり通る世の中では、軽々に発言が出来なくなるのが怖い…

そして、こうやって、何でもマスコミに銃砲をリークすれば金になるとか、世間がバズるとか、更に嫌いな相手を陥れるような、とんでもなく悪趣味でモラルが欠如したやり方がまかり通る世の中では、イベント企画だけでなく、いろんな職業やいろんな組織の中で、自分は “遊び心” や “場の雰囲気づくり” のために言った言葉も、独り歩きする可能性があると言うことだ。

それを考えたら、ブレイン・ストーミングであろうとLINEだけなく、メールや音声録音されて使われる可能性があるから、常に世間の批判を受けないと言うことを考えてしか、モノづくりの現場で話せなくなるような。映画やドラマ、バラエティー番組や娯楽全般の疲弊に繋がるような気がする。

演出を非現実を売る商売として考えれば、最終的な作品の品質と制作過程は別の話のような…

また、敢えて反論を覚悟で言うが。よくドラマや映画の Blu-ray などの映像作品に、メイキング映像が付録でついて来るが、あれだってカメラが回って、商品化されることを前提に作り込んでいるわけだから。わざとNGシーンを作って面白く演出している映像だってある(見れば、一目瞭然だ)。

今流行りのドッキリ企画だって、どこまで真実かはわかったものではない。そう、正確に言うなら外部に出せない部分はちゃんと隠して、表に出せる者だけ出して商売しているわけ。

夢を売る商売、非現実を売る商売して、イベント企画や演出や運営を考えた場合、最終的にお客さん(クライアントを含んでも構わない)の目に触れる部分に、とんでもなく悪趣味でモラルが欠如した部分が出ないように、そして不快な思いをする人がいないように仕上がっていれば、その制作過程は作品の品質とは別な気がする。

もちろん、制作過程に於ける、過重労働や差別とは別の次元の話としてだが…

あとがき

私は、この度の一連の報道を見て思ったのは、1年も経って、本番まで4か月ほどしかない今の時点で情報が流出したのは、恐らく佐々木氏を演出統括の座から降ろしたいとか、足を引っ張りたい人たちの意思や意向が記事へ反映されていると思うと言うこと。

すぐに謝罪文を出した理由が良くわかないです。確かに、あれだけ叩かれれば、辞めた方が早いと考えたかも知れません。でも、「あくまでも内々のアイデア出しの初期段階で言ってしまったこと」と真摯に謝罪して、五輪を成功させると言う職務を全うするのが、佐々木氏が演出統括としてやるべき行動だったと私は思います。

また、すぐに申し合せたように大会組織員会の橋本聖子会長(56)「私としてもショックを受けた」「あってはならないこと」とコメントしたり、丸川珠代五輪担当大臣が「全く不適切なものであり、あってはならないものだと思う」と発言したのも、両名を陰で牛耳る “何か大きな力” が動いているようで、この話題にこれ以上乗るのは怖いなと思います。

と言うわけで、私は仕事が激減しているので、こんな大きな仕事が舞い込んだら大喜びですが、巻き込まれるのは御免ですね。と言うか、私になんて仕事は回ってきませんが(笑) それよりも、5月と6月に予定されている私にとっての大きな仕事が無くならないかの方が、気になって気になって…。辞任できるだけ余裕があるってことですね。ふ~~~っ。



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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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