オー!マイ・ボス!恋は別冊で (第10話/最終回15分拡大スペシャル・2021/3/16) 感想

TBS系・火曜ドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(公式)
第10話/最終回15分拡大スペシャル『いつか未来が…』の感想。
仕事中も潤之介(玉森裕太)のことばかり考え、ついに幻覚まで見始めた奈未(上白石萌音)。一方、大物女優の娘を売り出す極秘企画が進行中の「MIYAVI」では、麗子(菜々緒)が編集長を降りたため、クライアントから広告掲載見送りの申し出が来る。麻美(高橋メアリージュン)は責任を取って辞任し、半田(なだぎ武)が臨時の編集長に。その矢先、極秘企画の情報が漏れ…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:田辺茂範(過去作/参道高校合唱部!、トクサツガガガ、インハンド、美食探偵明智五郎)
演出:田中健太(過去作/半沢直樹、小さな巨人、陸王、下町ロケット) 第1,2,5,8,最終話
石井康晴(過去作/花より男子シリーズ、テレウスの船、逃げるは恥だが役に立つ) 第3,6,9話
山本剛義(過去作/凪のお暇、コウノドリ2、私の家政夫ナギサさん)) 第4話
井村太一(過去作[演出補]/インハンド、恋はつづくよどこまでも) 第7話
主題歌:Luv Bias/Kis-My-Ft2
結果的に、「通常1時間枠」で良かったと思う
前回が最終回でも良い位に、ほぼ前回でいろんなことは決着がついているため、あとは、奈未(上白石萌音)と潤之介(玉森裕太)がどうなって、麗子(菜々緒)がどの道を選ぶかくらいが、最終回で描くべきこと。従って、当初から「15分拡大」は長過ぎると思ってはいたが、やはり結果的には「通常1時間」で良かったように思う。
回想シーンの大量投入で、テンポが悪くなったのが残念…
と言うのも、前回まで、これまた徹底的に言いたくなる位に、奈未の仕事上の成長を描かず来たのが本作。ただ、この最終回の「奈未と麗子の、ほぼ人情話」のような結末をつくるには、奈未の仕事上の成長を視聴者へ強く印象付ける必要がある。そこで本作が選択したのが、回想シーンの大量投入だ。
それによって、前回から、かなりシリアスな雰囲気になっている本作に、ラブコメ時代&お仕事ドラマ時代のコミカルな描写が挿入されたため、結果的に全体的なテンポが悪くなったのが勿体なかった…
回想に頼らず麗子に教育される奈未を描くべきだったと思う
まあ、15分拡大はTBSの “大人の事情” があっただろうし、コロナ禍の撮影で奈未が退社するまでに “ここまで” 成長したと言うのを新たに撮影出来なかった “大人の事情” もあったかも知れない。
でも、あの唐突な奈未の退社を描くなら、回想に頼らず頑張って、麗子(菜々緒)のもとで頑張って働く奈未の成長を描いてテンポ良く作り込んだ方が、奈未への共感や感情移入も、よりし易かったように思う。
最終回だけ、衣装や装飾品、メイクのやり過ぎに違和感…
また、最後の最後まで見ても、録画を見直しても分からなかったこと。それは、どうして最終回だけ登場人物たちが着ている衣装、身に着けている装飾品、メイクなどが、まるでデパートのショーウィンドウから出て来たような、“新品” で “モード” 風になってのか? ってこと。
正直、演出的に見ていて、あまりにも前回までの衣装とギャップがあり過ぎて、まるで「テレビ版」と「劇場版」位の差があったような。最終回だからスポンサーや衣装さんや演出家が張り切り過ぎたのなら、やり過ぎたと思う。
でも、新装開店のファッション誌「MIYAVI」を映像化する意味でやったのなら、ちょっとは理解出来るかも。でもやはり、ちょっとした脇役までピシッとキメ過ぎるのは、フィクションだとしても、気になってしょうがなかった…
コロナ禍の今だからこそ"大切な要素"を盛り込んだ最終回!
とまあ、一通り愚痴を書いたが、全体としてはキレイにまとめたなぁと思う。正に、終わり良ければ総て良し… と言う感じだ。
一度は破局した奈美と潤之介(玉森裕太)がヨリを戻して、これからも一緒に互いの夢を追いながら結ばれると言うハッピーエンドは、コロナ禍で放送される連ドラとしても、普通のラブコメとしても、ちょっぴり “人情” とか “思いやり” とか “離れて分かるその人の存在の意味” とか、コロナ禍の今だからこそ大切な要素を盛り込んだ最終回になったのは良かった。
「胸キュンお仕事&ラブコメディー」ならラストシーンは…
あとは、評価を悩んだのが、ラストシーン。確かに最後は、子どもからのベンチで、ペンキでキスは王道中の王道。でも、「胸キュンお仕事&ラブコメディー」なら、更にそのあとに、麗子にこき使われて、たくさんの荷物を抱えて走る奈未じゃないのか?
中沢の使い方が、オジサンを意外に"胸キュン"させた
とは言え、『恋はつづくよどこまでも』は第1話で継続視聴を停止したオジサンとしては、今作は意外と毎回楽しめた。それはきっと、麗子と言うキャラクターで仕事に向かう姿勢を描いたことと、中沢(間宮祥太朗)と言う男性キャラクターの使い方が、オジサンにも意外と “胸キュン” させたのも大きいと思う。
あとがき
感想の投稿が遅くなったので、自然に世間の評判を目にしてしまいました。すると、意外にも高評価の人と真逆に真っ二つになっているようですね。上白石萌音さんへの抵抗感とか、奈未の仕事に向き合う姿勢の中途半端なところが、働く女性には気が障るのでしょうかね(想像ですが)。私は逆に、今どき若者像を見られて面白かったです。
また、前回の感想にも書きましたが、「俳優・玉森裕太」がとても良かったと思います。51分頃のスーツ姿で「いつか笑いたいから」と言った時の表情は、とても素晴らしかったです。玉森さんも本日(3月17日)で30歳、おめでとうございます。
そこで、「俳優・玉森裕太」を応援したいオジサンとしては、「子犬系男子」もお似合いですが、これからは「大人のオトコ」、「同性が憧れるようなカッコいい俳優さん」を目指して欲しいです。
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