連続テレビ小説「おちょやん」 (第67回・2021/3/9) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』(公式サイト)
第67回/第14週『兄弟喧嘩(げんか)』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
鶴亀家庭劇と万太郎一座のどちらかのうち、一人でも多く客を呼べた一座が、世界の喜劇王チャップリンに、道頓堀を代表して喜劇芝居を見せることができる…。大山社長(中村鴈治郎)発案の、千之助(星田英利)と万太郎(板尾創路)の一騎打ち。千代(杉咲花)は、鶴亀家庭劇が世界に認められれば…と胸が高鳴る。一方、いつも以上に強引でムキになる千之助。女優たちを怒らせ、収拾がつかない。さらに居酒屋で万太郎と鉢合わせし…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:小谷高義(敬称略)
「鶴亀家庭劇」の現在の状況が良く見えたのは良かった
面白いかどうかは別にして…
今回は、主人公のモノローグを入れて、登場人物たちもそれぞれ意見を言って、千之助(星田英利)が書いた台本の中身(内容ではない)が見えたことで、「鶴亀家庭劇」の現在の状況が良く見えた。出来れば、一平(成田凌)の台本を含めて、どんな内容の演目なのかを教えて欲しかったが、脚本家が書いていないならしょうがないか…
今までより舞台や俳優を扱うドラマなのが分かるだけ"マシ"
と愚痴ってはみたが、全体の印象は前回同様に、卑下する程に悪くない。そもそも、本作は主人公が女優で、のちに大女優になる物語なのに、舞台、稽古、台本などの描写が極端に少ない。記憶にあるのは、「鶴亀家庭劇」の初公演のエピソード程度しかない。その意味で、今までより舞台や俳優を扱うドラマであることが分かるだけ “マシ” だ。
演出はそんなに悪くないが、脚本がまた同じ展開になりそう
だって、思い返せば、先週までは、ほぼ主人公があちこちの騒動へ首を突っ込んでは、主人公特権を発動してちゃっちゃっと解決する、ドタバタするだけのホームドラマだった。
だから、文字通り「舞台裏」を描くのは間違ってはいない。でも、今回の終盤での歌舞伎出身の俳優で大ベテラン・小山田正憲(曽我廼家寛太郎)の「台本の盗み読み騒動」を見ると、また主人公特権が発動されそうだが…
あとがき
切り分けて考える必要があるのかどうか悩むところですが、私は、今週の「脚本と演出」の組合せは、これまでで一番 “マシ” だと思って見ています。それは、いくらか、千代のギャーギャー声が抑えられている点や、どアップの連続が少ない点を評価しての判断です。
ただ、脚本だけ切り分けて考えると、千之助と万太郎(板尾創路)が互いの対抗心を剥き出しにして劇団で騒動を起こすのを “また” やるの? と言う感じは払拭できません。また、主人公特権を発動し過ぎて、主人公が世界観を壊す可能性もあります。そこを今週はギリギリ演出で抑え込んでいる… そう見えています。
とは言え、結局、面白いかどうかと問われたら “微妙” です…
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【これまでの感想】
第1週『うちは、かわいそやない』
1 2 3 4 5 土
第2週『道頓堀、ええとこや~』
6 7 8 9 10 土
第3週『うちのやりたいことて、なんやろ』
11 12 13 14 15 土
第4週『どこにも行きとうない』
16 17 18 19 20 土
『おちょやん よいお年を!』
第5週『女優になります』
21 22 23 24 25 土
第6週『楽しい冒険つづけよう!』
26 27 28 29 30 土
第7週『好きになれてよかった』
31 32 33 34 35 土
第8週『あんたにうちの何がわかんねん!』
36 37 38 39 40 土
第9週『絶対笑かしたる』
41 42 43 44 45 土
第10週『役者辞めたらあかん!』
46 47 48 49 50 土
第11週『親は子の幸せを願うもんやろ?』
51 52 53 54 55 土
第12週『たった一人の弟なんや』
56 57 58 59 60 土
第13週『一人やあれへん』
61 62 63 64 65 土
第14週『兄弟喧嘩(げんか)』
66
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