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連続テレビ小説「おちょやん」 (第66回・2021/3/8) 感想

連続テレビ小説「おちょやん」

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』公式サイト
第66回第14週『兄弟喧嘩(げんか)』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


昭和7年、天海一平(成田凌)が二代目天海天海を襲名し、千代(杉咲花)と夫婦となって、3年の月日が流れた。鶴亀家庭劇は道頓堀で順調に人気を上げていく中で、千代は座長の妻として、大忙しの毎日を送っていた。そんな千代に、岡安のシズ(篠原涼子)は、離縁しろと言い放つ…。一方、世界の喜劇王チャップリンの来日が大々的に報道される。大山鶴蔵(中村鴈治郎)は、鶴亀家庭劇と万太郎一座を競わせようとある事を画策する…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:小谷高義(敬称略)

演出が5人目に交代して、全体的に"いい感じ"へ…

ここへ来て、演出家が本作は初担当で5人目、朝ドラ演出は『スカーレット』がデビュー作の小谷高義氏に交代した。

そのお陰かどうか、相変わらず騒々しい部分もあるが、意外と静かに見せる場面もあって、演出的には悪くなかった。また、3年も時間経過したために、月曜日としては状況説明が多くなり、ドタバタとやる場面も少なかったのは好印象。

更に、褒められる時に褒めておかないと、次が何時になるかわからないから書き留めるが、先週までで描写不足だった、一平(成田凌)の仕事ぶりや、描かれなかった3年間をシズ(篠原涼子)の台詞で補強した。もう、先週までの意味不明な部分は無しにして、今から描くことに繋がる不明瞭な部分を、台詞でもいいから補強するのは良いことだ。

カメラワークとカット割りも、メインDより良い位…

また、演出的に褒めたいところも書いておこう。6分頃、「岡安」で千代(杉咲花)が一平の愚痴をシズに零す場面のカメラワークとカット割り。

今まで、特に本作のメイン・ディレクターである梛川善郎氏なら、このような千代がまくしたてるシーンは、基本的に手持ちカメラで千代を立たせて顔のアップを狙って、他の人たち個別に撮影って感じが多かった。

しかし、今日の小谷氏は、宗助(名倉潤)を含めた3人全体を引きの画で押さえておいて、カメラを切り替える手法で、所々へ千代のアップを入れては、また引きの画に戻ると言うカメラ・スイッチング。その引きの画もカットが戻る度にゆっくりとズームインするから、千代が嫌いな人にはイラっとするだろうが。

基本的な主人公の気持ち、この場面で言えば「一平への妻の愚痴」を表現するには、“喋れば喋る程に” と言う感じが募って、上手いと思う。「岡安」の入り口の暖簾を大きめに揺らす効果も、なかなか雰囲気があって良かったし…

今までの描写不足を後半戦でどんどん補強したらいいと思う

11分頃、劇場の支配人・熊田(西川忠志)が座員たちに「大入り袋」を渡す場面があった。先週の「土曜日版」の感想で、社長の大山鶴蔵(中村鴈治郎)が「期は熟した」と言わせるなら、「大入り袋」を使うべきだと書いたが、客に渡すのでなく座員に渡す形ではあったが、ちゃんと気持ちが通じたようだ。

今回は、序盤から、何となくだが、描かれなかった3年間で、「鶴亀家庭劇」がそれなりに人気の一座に成長したことをあれこれと散りばめていた。この「大入り袋」もその一つだ。

今さら感は拭えないが、逆に、3年前までは無視して、今回、いいや、今週から描写不足だった部分は、今回のように積極的に台詞やナレーションや映像で補強、補足したら良いと思う。だって、今観ている人の多くは、かなり好意的な解釈を自身でやっている、やれている人たちだから、その人たちに、より明確な情報を与えることは是非ともやるべきだ。

あとがき

今週、いや、本作の後半戦が上手く行くかどうかは、今週の演出家で「鶴亀家庭劇」の実力が、「須賀廼家万太郎一座」と “一騎打ち” に値するように見せられるかどうかに懸かっているような気がします。終盤、楽屋で円陣を組んで座員たちが対策を練るシーンがありましたが、ああいうのも良いと思います。

まあ、脚本が変わらないと難しい面はありますが、今週を乗り切ればなんとかなる気がして来ました。でも、今週のサブタイトルは『兄弟喧嘩』ですから、また千代がスピンオフになる可能性もあります。でも、演劇が描かれないと本作はダメだと思うので、しっかり描いて欲しいです。

今朝、起きたら下記がYahoo!ニュースに掲載されていました。提灯記事も、ここまで来ると見上げたもんだすなぁ…
朝ドラ『おちょやん』はなぜおもしろいのか? 見せ場が多く、これから波乱も…(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース


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【これまでの感想】

第1週『うちは、かわいそやない』
1 2 3 4 5 
第2週『道頓堀、ええとこや~』
6 7 8 9 10 
第3週『うちのやりたいことて、なんやろ』
11 12 13 14 15 
第4週『どこにも行きとうない』
16 17 18 19 20 
『おちょやん よいお年を!』
第5週『女優になります』
21 22 23 24 25 
第6週『楽しい冒険つづけよう!』
26 27 28 29 30 
第7週『好きになれてよかった』
31 32 33 34 35 
第8週『あんたにうちの何がわかんねん!』
36 37 38 39 40 
第9週『絶対笑かしたる』
41 42 43 44 45 
第10週『役者辞めたらあかん!』
46 47 48 49 50 
第11週『親は子の幸せを願うもんやろ?』
51 52 53 54 55 
第12週『たった一人の弟なんや』
56 57 58 59 60 
第13週『一人やあれへん』
61 62 63 64 65 
第14週『兄弟喧嘩(げんか)』

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Author : みっきー

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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