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連続テレビ小説「おちょやん」 (第63回・2021/3/3) 感想

連続テレビ小説「おちょやん」

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』公式サイト
第63回第13週『一人やあれへん』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


千代(杉咲花)は一平(成田凌)を連れ出し、京都に向かった。それは、一平の母親から襲名を説得してもらえば、きっと一平も納得するに違いないと思いついたからだった。しかし、捜索は想像以上に難航する。次第に一平は、あきらめモード…。千代は、僅かな望みをかけてカフェーキネマの情報網を頼ることに。夜、店の常連客に聞き込みを続ける二人。あることをきっかけに、自分の母、夕(板谷由夏)の手がかりをつかむのだった…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:梛川善郎(敬称略)

まえがき

午前中に『おちょやん』の投稿が出来ずに、お仕事中の昼休みに感想を読もうと思っていた読者さんへ間に合わなかったこと、すみませんでした。今朝、ちょっと体調が優れず(現在、復活しました)、2本分の感想を書いて、今回を見たら、何だか感想がまとまらず、余計に時間がかかってしまいました(謝)
さて、今回の放送を見て、感じたことがあります。まず、そこから書こうと思います。

どうも、今回の主人公に対する描写が納得いかない…

まず、主人公に対する描写について。そもそも、今回の「母と息子の再会シーン」をやることになったのは、前回で、社長の大山(中村鴈治郎)が一平(成田凌)に「天海天海一座と須賀廼家万太郎一座の対決をな 何としても実現して この道頓堀を盛り上げてもらわなあかん」と言って、「2代目になりたくない一平を説得できるのは、実の母しかしない」と唐突に考えた千代(杉咲花)が起こした騒動だ。

千代は「マットン婆さん」で、"母親の無償の愛"を学習したことにすれば、少しは納得出来る

さあ、ここからが、どう解釈しようか迷ったのだ。だって、そもそも千代は「母の愛」を知らない人だった。でも、本作を好意的に解釈すれば、先日の舞台「マットン婆さん」で、「母親の無償の愛」を学習したことになっている。だから、一平の母・夕(板谷由夏)に対しても当然に “母親の無償の愛” を求めたに違いない。

その、前のめりな気持ちが、次のように言わせたと思えなくもない。

千代「天海さんに追い出されて 憎んではる気持ちは分かります。
   けど 一平は何も悪ない。せやさかい 話 聞いたっとくれなはれ」

千代は “母親の無償の愛” は学習したけど、「親子の機微(容易には察せられない微妙な事情)」まで学習していない。そう言う人生も歩んで来ていない。良くも悪くも、口達者で気は効くが、“行き当たりばったり” の人生を歩んできた人だから。

だから、「旅館 夕凪」の中まで入って行くし、先日求婚された人の母親に対しても「一平」と呼び捨てだし、冷たい夕の態度を見て激高するし、ビンタもするし、掴み掛る。こう好意的に解釈すれば、今回の「母と息子の再会シーン」は何となく納得がいく。

でも、千代は旅館の前で一平の背中をポンと押すだけで良かったと思う

ただ、私はその自分の解釈に漠然と納得できない。やはり、千代は本件では赤の他人なのだから、旅館の前で一平の背中をポンと押すだけで良かったと思う。そして、出て来た一平の表情を見て、何も聞かず帰路につく… くらいのさじ加減で良かったと思う。

千代が出しゃばったせいで、いや、正確に言えば、脚本が千代を出しゃばらせたために、「人情話」が「ただの騒動」になってしまった、そう思う。

3週連続で「人情話"風"」を続ける意味が分からない…

さて、一平の母が、見つからない、そしてカフェー、そして見つかると言う一連のことを、7分間も割いて描く必要があっただろうか。それこそ、黒衣(桂吉弥)の語りで「何とか見つかりました」で済む話では?

そして、これ以上に分からないのが、本作のヒロインが有名女優になることが分かっているのに、今週を含めた3週間で、千代が女優を目指しているような雰囲気すら殆ど無いことだ。先々週は「みつえと福助の恋バナ」、先週は「弟・ヨシヲ」、今週は「一平と母の再会」。3週続けて「人情話 “風”」をやっている。

敢えて、“風” と付けたのは、「人情話」としては明らかに人物設定が雑で薄っぺらで、登場人物たちの “情” も感じないし、感動も出来ないから。

「芸人や役者は、どんなことも"芸の肥やし"にする…」をやって欲しい

でも、「人情話 “風”」をやるな! とは思わない。是非とも、「人情話 “風”」を千代が演じる舞台の演目や、千代の演技の勉強に重ねて描いて欲しいのだ。例えば、いつぞやの「山村千鳥一座」の時のように。

千代の最初の師匠となった山村千鳥(若村麻由美)との演技を通して、女優魂や女性としての生き様を学んだり、座員の薮内清子(映美くらら)とのやり取りから、師匠と弟子、尊敬と言う気持ちを教わったり、新たな試みの台本の舞台「正チャンの冒険」を通して、千代自身が人生の冒険を決意したように、やって欲しいのだ。

ほら、良くあるではないか、芸人や役者は、どんなことも “芸の肥やし” にすると。あれを、やって欲しいのだ。

あとがき

まだ、今週は3回残っているから、どのような展開になるかわかりませんが、金曜日に襲名するのは明らかですよね。とにかく、千代が様々な出来事を “芸の肥やし” にしながら、有名な女優になる物語を見たいです。

また、一平の子ども時代を演じた中須翔真くんは、朝ドラ『スカーレット』でヒロイン喜美子の長男・川原武志の幼少期を演じた子役さんでした。なかなか、いいお芝居をしてくれました。


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【これまでの感想】

第1週『うちは、かわいそやない』
1 2 3 4 5 
第2週『道頓堀、ええとこや~』
6 7 8 9 10 
第3週『うちのやりたいことて、なんやろ』
11 12 13 14 15 
第4週『どこにも行きとうない』
16 17 18 19 20 
『おちょやん よいお年を!』
第5週『女優になります』
21 22 23 24 25 
第6週『楽しい冒険つづけよう!』
26 27 28 29 30 
第7週『好きになれてよかった』
31 32 33 34 35 
第8週『あんたにうちの何がわかんねん!』
36 37 38 39 40 
第9週『絶対笑かしたる』
41 42 43 44 45 
第10週『役者辞めたらあかん!』
46 47 48 49 50 
第11週『親は子の幸せを願うもんやろ?』
51 52 53 54 55 
第12週『たった一人の弟なんや』
56 57 58 59 60 
第13週『一人やあれへん』
61 62

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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