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Eテレ【名作照明ドラマ】「ハルカの光」〔全5回〕 (第4話・2021/3/1) 感想

Eテレ ドラマ「ハルカの光」

NHK Eテレ・Eテレ【名作照明ドラマ】『ハルカの光』公式
第4話の感想。



「人はいつも光を求めている」という西谷(古舘寛治)の決まり文句をそらんじる謎の女性(緒川たまき)が来店、自分に似合う照明を要望する。大切な人を‘光に奪われた’らしい彼女に、ハルカ(黒島結菜)は夕日から発想された照明を薦める。その光は1年前、人生にくじけそうになったハルカを立ち直らせたものだ。そして東日本大震災で被災したハルカを救ったのも、ある光だった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:矢島弘一(過去作/コウノドリ2、健康で文化的な最低限度の生活)
演出:松原弘志(過去作/中島美嘉「Helpless Rain」PV、秦基博「青い蝶」PV) 第1,2,5
   長澤佳也(過去作/映画「春待つ僕ら」や「風の電話」のプロデューサー) 第3,4
毎週予告および告知CMの「語り」:小手伸也(過去作/コンフェデンスパンJP、 SUITS/スーツシリーズ)

今回は、前回と時間軸で直結するエピソード

前回の終盤で、ボクサーの左京(駿河太郎)の “最後のスパーリングを見ていたハルカ(黒島結菜)と西谷(古舘寛治)のシーンに流れていた” 米国のラッパー、エミネムの楽曲「ルーズ・ユアセルフ("Lose Yourself")」から始まった第4話。前回と今回は時間軸で繋がっていると言う設定だ。もちろん、前回を見て覚えていなければわからないが…

"ハルカが光に魅了される理由"が解き明かされるエピソード

そして、ハルカが帰路の途中で、自分が働く名作照明の専門店「エクラ」の前に立ち止まると、そのまま時間軸が1年前に遡り、初めて「エクラ」を訪れたシーンになって、例の映画『ティファニーで朝食を』の「ムーン・リバー」が流れて来る。

まずは、これまで、ぼやけて描かれていた “ハルカが光に魅了される理由” が少しずつ明かされて行くエピソードからだ。そして、時間軸が現在に戻って、「人はいつも光を求めている」という西谷(古舘寛治)の決まり文句をそらんじる謎の女性(緒川たまき)が来店する。

そして、今回のタイトルバックの楽曲は、ジャズのスタンダード・ナンバー「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン(Fly Me to the Moon)」。日本語では、「私を月に連れて行って」だ。1960年代のアメリカ、アポロ計画の真っ只中でフランク・シナトラが発表した楽曲。

アメリカへの憧れ、アメリカへの力を象徴すると共に、人々の夢を包括するような楽曲は、のちに描かれる謎めいた女性の生き方や、今回の全体のテーマをとても上手く暗示させた。

街灯にヒントを得たとされた「アルコランプ(Arco Lamp)」

そして翌日。謎の女が「エクラ」へやって来て、最初に目を止めた名作照明が、アッキーレ・カスティリオーニ+ピエル・ジャコモ・カスティリオーニ(カスティリオーニ兄弟)が、1962年にデザインが発表され「アルコランプ(Arco Lamp)」。

本作では、街灯にヒントを得たと説明があったが、別の説では「釣り竿と車のヘッドライトをヒント」にデザインされたとも言われている。とにかく、室内を照らす照明を、屋外のアイテムから発想した点で、この斬新なデザインは今もなお高い評価を得ている。


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謎の女性は、好きだった男性が「光と心中してしまった」と…

ここでのBGMは、トランペッターのマイルス・デイヴィスとピアニストのビル・エヴァンスによって作曲された(と、される)楽曲「ブルー・イン・グリーン(lue in Green)」だ。マイルスが書いた歌詞によると、この楽曲は「嵐の夜に建物の中で愛し合う恋人」の歌であり、恋人との合言葉も「Blue in Green」であると歌われている。

のちに、この謎めいた女性と店長の西谷の関係が明かされる伏線になっているのが、何ともオシャレだ。

謎の女性は、好きだった男性が「光と心中してしまった」と言って、場面が変わると、これまで女性が来ていた黒の衣装が、喪服に見えて、劇伴は、1966年公開の米国の西部劇映画の金字塔とされる『続・夕陽のガンマン』のテーマ曲となり、画面手前に「十字架」が映り込んだセピア色の謎めいた雰囲気へ。

漁から港に戻って来る父の漁船が放つ一筋の漁火が希望の光

そして、次に紹介される名作照明は、ハルカがその照明に導かれるように最初に店内に入って来た時に一目惚れした、フランス人の建築家、ベルトラン・バラスが1970年にデザインしたペンダント照明「ヒアカムズザサン(HERE COMES THE SUN)」。でも、この場面では、オチのために、敢えて商品名は明かされない。

そして、話は、ハルカと東日本大震災と家族の思い出話に進んで行く。ここで、前回でハルカが言った「頑張っている人に『頑張って下さい』って言うの 私 嫌なんです」が思い出される。久し振りの漁から港に戻って来る父の漁船が放つ一筋の漁火が「希望の光」だと言う。


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"春の到来による安堵"とは真逆だった、10年前の東日本大震災の記憶が重なる秀逸なエピソード!

実は、謎めいた女性は、「茜」と言うなの西谷の元奥さんだった。ここで、序盤で「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」が使われた意図が少し見えて来た。そして、新しい自分の人生を歩む勇気をハルカから授かった鈴木茜は、西谷を軽くハグして、店を出て行く。残された西谷は、アコギで弾き語りをする。

その楽曲が、2番目に紹介された “春のやさしい光” を感じさせる名作ペンダント照明「ヒアカムズザサン(HERE COMES THE SUN)」の由来となった、1969年4月、ジョージ・ハリスンが、親友のエリック・クラプトンの家で春の柔らかな日差しを感じて書いたとされるビートルズの名曲「HERE COMES THE SUN」だった。

“春の到来による安堵” を歌に込めたとされるこの楽曲と、 “春の到来による安堵” とは真逆だった10年前の東日本大震災の記憶が重なると言う、何とも言えぬエピソードだった。

あとがき

今回も、名作照明の誕生秘話と、名作映画の劇伴の引用、そして、人それぞれの人生観を見事に重ね合わせた秀作でした。そして、まさか、古舘寛治さんの弾き語りを聴けるサプライズ! あと1回で終わってしまうのがもったいないです。

第1話~第4話 一挙放送決定!
3月6日(土)・7日(日) Eテレ午後4時~


第3話で最初に紹介された名作照明は、世界的彫刻家イサム・ノグチ氏による上質な和紙を使用した照明彫刻「AKARI」シリーズの1つ。少し崩したシルエットが、より彫刻らしい表情を見せてくれるのが特徴。今回は手軽な価格の小ぶりな「1N」をご紹介します。


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第3話で2つ目に紹介されて名作照明は、2020東京オリンピック聖火リレートーチのデザイナー吉岡徳仁氏によるテーブル照明ToFU LED(トーフ)」です。

吉岡氏が、2000年頃に「灯具をすべてアクリルに埋込む」と言うアイデアがありましたが、まだ当時はハロゲンランプの時代で実現不可能でした。それを、LED照明の採用によって具現化したのが「ToFU」。原始的で素朴で繊細な独特の世界観が名作照明たる由縁です。


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第2話で紹介された名作照明は、“光の魔術師” や “光の詩人” 等の異名を持つ照明デザイン界の巨匠で40年にも亘り、独自のランプや照明デザインを行ってき照明デザイナー、インゴ・マウラーによるテーブルランプ「ワン フロム ザ ハート」です。

赤いハートの形をしたシェードの中に光源が入っており(小さなワニも隠れています)、上部にハート形の鏡が付いており反射して美しい陰影を生み出す仕掛けになっています。置き場所は壁際がおススメです。


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第1話に登場した照明器具は、フィンランドの建築家・建築家のAlvar Aalto(アルヴァ・アアルト)が手掛けた「A330S Golden Bell(ゴールデンベル)」。「金の鐘=ゴールデン・ベル」の名が示すように、金属製の鐘のような美しさと滑らかなシルエットが特徴です。1937年発売当初から人気のロングセラー商品でもあります。

シンプルなデザインなので、いろいろは場面で使える上に、単体で楽しむのも素敵ですが、カウンターやダイニングテーブルの上に複数並べると、グッとお洒落な空間になります。


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【これまでの感想】
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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