連続テレビ小説「おちょやん」 (第53回・2021/2/17) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』(公式サイト)
第53回/第11週『親は子の幸せを願うもんやろ?』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
岡安のお茶子たちを巻きこみ、千代(杉咲花)が仕掛けたシズ説得の大芝居は見事に失敗。みつえ(東野絢香)と福助(井上拓哉)の恋仲は、犬猿の間柄の母親たちの知るところとなり、二人とも猛反対。一方、鶴亀家庭劇にも暗雲が…。次回公演予定だった、一平(成田凌)作の台本「母に捧ぐる記」は、千之助(星田英利)によって大幅に書き直されてしまう。結局、千之助扮するお婆さんが主人公の「マットン婆さん」を上演することに…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:大嶋慧介(敬称略)
登場人物の行動が、不自然過ぎる!!!
話の展開、特にシーンの順番と繋がりに違和感を覚えたため、何度か録画を見直したが、結局、やはり違和感しか無かった。一言で言えば、登場人物の行動が不自然過ぎるのだ。
これ、もっと単純に、「岡安」に初めての客人たちが来て賑わって、お茶子たちが久し振りの客で嬉しそうに働いて、シズ(篠原涼子)がホッとしたところまでアバンタイトルにして…
主題歌明けに、例の客が「実は、福富に頼まれて…」と口が滑って、頭に来たシズが、「桃太郎の鬼退治」みたいに、千代(杉咲花)とみつえ(東野絢香)をしたがえて「福富楽器店」に乗り込もうとするが、千代とみつえは断って…
シズだけ一人「福富楽器店」へ行き、「岡安」の家に戻った千代とみつえにハナ(宮田圭子)が「岡安 VS 福富」の因縁話をするだけで良かったのでは? それなら5分もあれば十分ではないか。
「岡安 VS 福富」なのは、ほぼ全員が知っているコトでは?
それなのに、千代とみつえを一度「福富楽器店」に行かせて「岡安」に戻して、また?「福富楽器店」って、無意味過ぎる。やはりこれは、丁寧とは言い難い。明らかに時間の無駄遣いだ。
だって、そもそも、「福富から暖簾分けした岡安が繁盛しているのが気に入らず、岡安とは犬猿の仲」と言うのは、だいぶ前に描かれているし、視聴率が下がり続けているなら新規視聴者なんてそうはいないのだから、「岡安 VS 福富」なのは、ほぼ全員が知っているコト。
話が進んでいるのに、わざわざハナに因縁話をさせることそのものも時間の無駄遣いでしかないのだ。
無駄な "シーンの行ったり来たり" をやる必要なんてない!
それに、昨今のドラマ制作事情を踏まえれば、出来るだけ無駄を省いて、更に同時に出演する演者は少なくすべき状況なのだから、あんな無駄な “シーンの行ったり来たり” をやる必要なんてないのだ。
もっと、芝居へ真摯に向き合う千代を描くべきでは?
こんな時間を無駄遣いするなら、折角、前回では未完成だった台本も完成したのだから、千代が台本を読むとか、座員たちと稽古をする描写を入れた方が良かったと思う。今回の15分間では、千代は自分の劇団と自分の女優になる夢より、みつえの恋バナに興味があるように映っていた。果たして、これで良いのか?
良いはずがない。そもそも、みつえと福助(井上拓哉)の恋仲が上手く行くかどうかに、千代は関係が無いのだ。大いに影響があるのは「岡安 VS 福富」であり、「シズ VS 菊」であるのは、奇しくも本作が今回で明瞭にしたではないか? 流石に、いくら今週が「スピンオフ週」でも、ストーリーが不自然で迷走し過ぎだと思う。
あとがき
この状態で、木曜日と金曜日で、鶴亀家庭劇の新作「マットン婆さん」をきっかけに、千代がみつえと福助の接着剤になる展開に持って行くのでしょうね。やるなら、もっと芝居の内容と、ドラマの筋書きを合わせて欲しいです。何か、今週は雑過ぎます!
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【これまでの感想】
第1週『うちは、かわいそやない』
1 2 3 4 5 土
第2週『道頓堀、ええとこや~』
6 7 8 9 10 土
第3週『うちのやりたいことて、なんやろ』
11 12 13 14 15 土
第4週『どこにも行きとうない』
16 17 18 19 20 土
『おちょやん よいお年を!』
第5週『女優になります』
21 22 23 24 25 土
第6週『楽しい冒険つづけよう!』
26 27 28 29 30 土
第7週『好きになれてよかった』
31 32 33 34 35 土
第8週『あんたにうちの何がわかんねん!』
36 37 38 39 40 土
第9週『絶対笑かしたる』
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第10週『役者辞めたらあかん!』
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第11週『親は子の幸せを願うもんやろ?』
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