連続テレビ小説「おちょやん」 (第46回・2021/2/8) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』(公式サイト)
第46回/第10週『役者辞めたらあかん!』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
千代(杉咲花)の新しい喜劇の一座は、一平(成田凌)を座長とする「鶴亀家庭劇」として船出をした。しかし、旗揚げ公演の稽古初日、一平の書いた台本は千之助(星田英利)に却下される。その上、代わりに千之助が書いた「手違い話」という台本で、しかも主役は千之助がやると言い出す始末…。さらに旧天海一座以外の劇団メンバーは、新派、歌舞伎、歌劇団の寄せ集めの役者だった。喜劇未経験の者たちでの芝居に不安は尽きない…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:中泉慧(敬称略)
今週の演出家は、本作初担当の中泉慧氏へ交代
オープニングのクレジットタイトルを見て驚いた。まさか、先週の演出担当が本作のメイン・ディレクターの梛川善郎氏で、いよいよ(一応)「新・道頓堀編」的な「新章」に入ったから、今週も継続すると思っていたら、いつも通りに盆子原誠氏への交代も無く、本作初担当の中泉慧氏へ交代した。
朝ドラの単独演出も今週が初めての演出家で心配だったが…
因みに、中泉慧氏の過去の担当作品は、朝ドラ『わろてんか』の第14週をベテランの東山充裕氏と共同演出、朝ドラ『まんぷく』の第22週をベテランの安達もじり氏と共同演出、そして、土曜ドラマ『心の傷を癒すということ』の第3話で遂にソロデビュー。と言うわけで、当然、朝ドラの単独演出も今週が初めてと言うことになる。
演出面を深掘りしたい私としては、心配しかないのが普通なのだが…
私には、先週とは全く違う『おちょやん』に見えた!
主題歌明けから、ビックリした。なんと、先週の第9週と雰囲気が全く違う。メイン・ディレクターが担当した先週と、初担当の今週のどちらが “本作らしい” のかは、まだ分からない。でも、恐らく、多くの視聴者が、「先週とは違う朝ドラに感じた」のではないだろうか。私には、全く違う『おちょやん』に見えたが…
主人公・千代の印象も存在感も "別物" になった!
その上、主人公の千代(杉咲花)の印象も存在感も “別物” になっていた。
まず、千代の台詞だが、先週の千代は、キンキン声で怒鳴るだけで台詞ではあっても “言葉” になっておらず、騒いで無理矢理に “道化ている” ように見せていただけだった。だから、内容も聞き取り難いし、頭に入って来なかった。まあ、頭に入れる程、重要なことも言ってはいなかったが。
お茶目で下っ端らしい自然体の千代が見られたのが良かった
また、先週の千代は登場しなくても良い場面に “ヒロイン特権” 発して、強引に割り込んで来て、主人公なのにウザい存在になっていた。
しかし、今週の千代は全く違った、まず台詞だが、全体的にトーンを抑えた。また、時に甲高い声を発する場面もあったが、それらも高峰ルリ子(明日海りお)との差別化を図る意味で成功してたし、劇団員で一番年下であると言う “お茶目な下っ端らしさ” もあって悪くなかった。
それらによって、今回の千代は、きちんと新しい劇団で新しい喜劇を作る劇団員の一人に見えた。その上、芝居茶屋「岡安」の人たちのとのやり取りも、奇をてらうことなく自然体の千代が見られたのは、とても良かった。
本作初担当でベテランでない演出家が"正常進化"と"軌道修正"をやるとは!
ハッキリ言って、本作初担当の、それもベテランではない演出家が、ベテランでメインの演出家の週よりも、私にとっては明らかな “正常進化”、“軌道修正” をやるなんて、一体このことをどう捉えたら良いのだろう。
演出家で作品の雰囲気が大きく変わるのは当然だから、今回を見て、恐らく確かなことは、今後もメインの梛川善郎氏が演出担当の週は、期待薄になりそう… と言うことだと思う。
あとがき
千代が、また「口達者で気が利く人」に戻りましたね。これも、良かったことの一つです。
それにしても、主人公の存在感や立ち居振る舞いや言動が少し変わるだけで、東京新派劇の名門「花菱団」元トップ女優と大ベテランの元歌舞伎俳優の引き立て役になりましたね。これ位に控えめで、徐々に才能を開かせて行く千代が、私が見たい千代であり、『おちょやん』に近い気がします。
先週は落胆と愚痴の毎日でしたが、今週はいい感じになりそうでうれしいです!
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【これまでの感想】
第1週『うちは、かわいそやない』
1 2 3 4 5 土
第2週『道頓堀、ええとこや~』
6 7 8 9 10 土
第3週『うちのやりたいことて、なんやろ』
11 12 13 14 15 土
第4週『どこにも行きとうない』
16 17 18 19 20 土
『おちょやん よいお年を!』
第5週『女優になります』
21 22 23 24 25 土
第6週『楽しい冒険つづけよう!』
26 27 28 29 30 土
第7週『好きになれてよかった』
31 32 33 34 35 土
第8週『あんたにうちの何がわかんねん!』
36 37 38 39 40 土
第9週『絶対笑かしたる』
41 42 43 44 45 土
第10週『役者辞めたらあかん!』/b>
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