バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~ (第5話・2021/2/5) 感想

テレビ東京系・ドラマ24『バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~』(公式)
第5話『バイプレーヤーに明日はない!?』の感想。
5チャンのサスペンスドラマは、毎回殺人ゲームが引き起こされるストーリーと視聴者の考察合戦で盛り上がり、好調だった。しかし、視聴者の「いいね」が少なければ殺害されて降板になるため、自分がいつ殺されるのかが分からない役者達は終始不安に。そんな中、主演の原田龍二(本人役)が殺害された。現場は生き残りを懸けた役者達のアピール合戦へと発展する。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作:なし
脚本:ふじきみつ彦(過去作/バイプレーヤーズ1,2、きょうの猫村さん) 第1,2,3,5話
宮本武史(過去作/バイプレーヤーズ1,2、テレビアニメ・紙兎ロペ) 第4話
演出:松居大悟(過去作/バイプレーヤーズ1,2)第1,2話
浅野敦也(過去作/バイプレーヤース1,2゙のプロデューサー兼任、2で演出)第3,4話
守下敏行(過去作/バイプレーヤーズ2)第5話
トミー・チャン(過去作/隕石家族)
音楽:佐藤洋介(過去作/バイプレーヤーズ1,2)
オープニングテーマ:アオ/10-FEET
エンディングテーマ:今宵もかろうじて歌い切る/竹原ピストル
俳優同士の「殺されて出番が無くならないサバイバルゲーム」が始まると言う発想が面白い
今回の舞台は、5チャンが制作、第5スタジオで収録中のサバイバルゲームさながらの「殺人ゲーム」が毎回展開されるサスペンスドラマ『わたしの番です』。もちろん、日テレの『あなたの番です』のパクリ、いや改め、リスペクトして内容で始まった。
で、早速、主演の原田龍二(本人役)が殺害された。それによって、撮影現場も同時に俳優同士の「殺されて出番が無くならないサバイバルゲーム」が始まると言う発想が面白い。
視聴者の「いいね」が少なければ殺害されて降板になるシステムへのアンチテーゼ
最初は、ディレクターやプロデューサーへの売り込み合戦で、高杉真宙(本人役)が尊敬している言われ、おだてられて気分が良くなった田中要次 (本人役)が自己アピール作戦に出るが、視聴者の「いいね」が少なければ殺害されて降板になるシステムになったために、生き残りに無関心を装っていた尾美としのり(本人役)が先陣を切ってサバイバルゲームに参戦して来た。
俳優陣の切実なサバイバルゲームがリアルに描かれた第5話
NHKの大河ドラマの出演の関係で、一人だけ早く殺されたい高杉真宙(本人役)が劇銃で殺されたらSNSで炎上して、ナント田中要次 (本人役)が殺されたことに!
そして、死に方は田中に一存されると、田中は、最初、『太陽にほえろ!』で松田優作さん演じた “ジーパン刑事” の殉職シーンのオマージュから始まって、ゾンビのように刺されても刺されても起き上がり、最期はゾンビメイクで死んでいった。それが功を奏して、高杉が演じたかった役を横取りした格好に。
俳優陣の切実なサバイバルゲームがリアルに描かれた第5話だった。
あとがき
遠藤憲一(本人役)のシーンも、独立していますが面白いですね。また、絶対にやると思って期待していた、ジャスミン(北香那)の「あるよ」もありましたし。
それにしても、前回はバズるドラマで視聴率を上げるエピソードで、今回はバズると脚本の運びが変わると言う、今の日本のテレビ制作の皮肉さをパロディ仕立てで描くのは、流石にテレ東らしい面白味がありますね。
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