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連続テレビ小説「おちょやん」 (第44回・2021/2/4) 感想

連続テレビ小説「おちょやん」

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』公式サイト
第44回第9週『絶対笑かしたる』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


自分を笑わせられたら新しい劇団に入ると約束した千之助(星田英利)を攻略できず苦しむ千代(杉咲花)。他方で天晴とともに万太郎一座に鞍(くら)替えした徳利の説得に奔走。万太郎のすごみを直に体感するも持ち前の機転と思いやりで徳利を連れ戻す。旧天海一座の4人が揃(そろ)い協力して千之助を劇団に引っ張り込もうと期待した矢先、一平(成田凌)が漆原に「自分の喜劇に女形は要らない」と言い出し新たな火種が巻き起こる
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:椰川善郎(敬称略)

「脳内音響ミキサー」で千代の声を抑えて前回も振り返る…

今週の感想は、千代(杉咲花)の “キンキン声” と “怒鳴り声” の演技指導と、(残念ながら期待もしているし好きな女優さんではあるが)杉咲花さんの演技が気になって愚痴ばかりになってしまった。だから、今回の内容と合わせて、前回分も振り返って、私なりの「脳内音響ミキサー」で千代の声を抑えて、感想を書いてみる。

まず、現状の時代背景の"おさらい"をしておきたい

さて、前回が騒々しくて分かり難かったが、そもそも時代は大正から昭和に移り、金融恐慌の煽りを受け、映画界や演劇界含め日本経済が不景気で、道頓堀の芝居小屋や芝居茶屋も不景気の影響を受けているのが、先週から今週にかけての時代設定だ。

先週では、何とかそのことが活かされたエピソードになっていたから、千代が道頓堀の芝居小屋を牛耳る上方演劇界のドンである「鶴亀株式会社」社長・大山鶴蔵(中村鴈治郎)に、道頓堀を盛り上げるための「新しい一座」への転身を命ぜられたわけだ。まず、そこを抑えておきたい。

前回で日参していた千代が来なくなった千之助の表情に注目

そして、前回のアバンタイトルでは、芝居茶屋「岡安」の先代女将・岡田ハナ(宮田圭子)も、一平(成田凌)が立ち上げる「新しい一座」へ期待していることが描かれた。もちろん、一平は成功しなければあとが無いと言う切羽詰まった状況だ。

そんな中で、毎日自分を笑わせに来ていた千代が来なくなった千之助(星田英利)が本を読んでいる目を一瞬だけ逸らせたカットには、何かをさしたような千之助の人間臭さが見えたような。

前回のワサビ抜きのバッテラで涙を誤魔化すくだりも…

また、千代が徳利(大塚宣幸)を居酒屋「水月」で説得するくだりだって、前回で気になった「「次は ちゃんと 皆さんと一緒にお芝居がしたいて ずっと そない思てました」の千代の台詞さえなければ、ワサビ抜きのバッテラで涙を誤魔化すくだりなんて、意外と人情話のようでもあって悪くなかったのだ。

今週の演出家の演出が、脚本と杉咲花さんをぶち壊している

まあ、最後の一平が言った「漆原さん… あなたには 辞めてもらいます」で次回へ引っ張るのは、脚本としてあざといが。でも、前回の15分間で描いたことは、道頓堀が不景気だと言うこと、一平が切羽詰まっていること、一平が新しい喜劇をやりたいことは分かったのだ。

ただ、繰り返すが、千代のキンキン声と怒鳴り声が多過ぎて、脚本が視聴者に見せたい部分が後退してしまったのが残念だったのだ。それもこれも、今週の演出担当・椰川善郎氏の演出が脚本と杉咲花さんをぶち壊しているからに違いないのだが…

漆原に男役をやらせたいなら、説得する順序が違うような…

ここからが、今回の感想になる。予想通り、「俺の作る喜劇に 女形は出しません」と言う、一平なりの万太郎一座に対抗するための新しい喜劇に、古臭い女形の役者は要らないと言う考えを漆原に伝えた一平。「女の役は 女の人に演じてもらいたいんです」と言う気持ちは分かる。気持ちは分かるが、その根拠が薄いような。

「他とは違う=女形は不要」は確かにそうかも知れない。でも、芝居も脚本もまだ勉強中の一平が、その一点で漆原を切り捨てるのは、説得力に欠けるような。事実、一平は「正直 俺にも まだ よう分からへん」と言っているし。まあ、何でも最初にやるときは、これぞ! と言う根拠なく始めるのかも知れないが。

だとしても、「常識を変えたい」と言う気持ちと、「50年後も忘れられへん喜劇を作りたいんや」と言うのは、違う思想のような。やはりここは、「俺は、こう言う喜劇をやりたい」と言うのを前段で提示する展開にしておいた方が良かったと思う。

その後の脚本作成段階で、いろいろ考えた挙句に「(自分が作りたい喜劇の)女の役は 女の人に演じてもらいたいんです」と発言した方が説得力もあるし、分かり易かったと思う。

それをしないで、一平が「漆原さん… 男の役を やってもらえませんか」と土下座したところで、ただ単純に座員として1人確保しておきたいだけで、女形へも、漆原への理解もリスペクトも感じない。そう言う座長として一平を描いて良いのだろうか。

今週の話は、千代がいない方が良かったように思う…

さて、千代だが。今回も怒鳴る必要のない部分まで怒鳴ったかと思いきや、今度はモノローグにする必然性を感じないシーンへモノローグを入れて来た。こう言う脚本と演出が『おちょやん』らしいコミカルな表現だと確信しているようだが、やればやるほど、裏に流れているストーリーが見えなくなる。

と言うわけで、「好意的な脳内補完」と「脳内音響ミキサー」で今回の15分を振り返ると、視聴者が知るべきは、一平と漆原の関係、一平の苦悩、そして千之助がどの一座に行くのか? だけ。

要は、千代は必要ないのだ。私は、元気で明るい杉咲花さんが演じる千代は好きだ。でも、少なくとも今回の15分間に千代の出番は必要なかったと思う。いや、むしろ今週の「一平が新しい喜劇の一座を立ち上げるエピソード」には千代がいない方が、内容がスッキリしたし、分かり易くもなったし、それぞれのキャラクターも立ったのでは… と、まで思ってしまった。

それこそ、今週は(来週も)千代が出ない「スピンオフ週」にして、のちに出来る「鶴亀家庭劇」一座の基礎部分が出来てから、千代が入って来て、新人喜劇女優として、時にドタバタ、時に苦労し、時に笑って見せた方が良かったのでは?

あとがき

こう言っては、元も子もないですが、ドラマを壊しているのが、主人公の千代と千代の父・テルヲ(トータス松本)と言うのが問題ですね。

恐らく、一座が立ち上がっても暫くの間は、脚本や演技や客の入りなど上手く行かないわけで、更に一座は様々なジャンルからの寄せ集めキャラで作られていますから、それらの人生話もやるでしょうし、正直、一応キャラが確定している千代の出番は必然的に少なくなると思います。

いや、少なくして、脇役の説明が一通り終わった再来週くらいから、早く一座を立ち上げて、「新人喜劇女優の千代ちゃん」が活躍すればよいのでは。こんな状態で、ヒロイン特権を発令して無理矢理に出番を作っても、千代も杉咲花さんも好感度が上がるわけでは無いと思うので…


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【これまでの感想】

第1週『うちは、かわいそやない』
1 2 3 4 5 
第2週『道頓堀、ええとこや~』
6 7 8 9 10 
第3週『うちのやりたいことて、なんやろ』
11 12 13 14 15 
第4週『どこにも行きとうない』
16 17 18 19 20 
『おちょやん よいお年を!』
第5週『女優になります』
21 22 23 24 25 
第6週『楽しい冒険つづけよう!』
26 27 28 29 30 
第7週『好きになれてよかった』
31 32 33 34 35 
第8週『あんたにうちの何がわかんねん!』
36 37 38 39 40 
第9週『絶対笑かしたる』
41 42 43

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内容一座の面々を前にして、一平(成田凌)は、漆原(大川良太郎)に、“新しい喜劇”のために“女形”は必要無いと伝えた。全ては、見に来てもらう客のためだという。一方、千之助(星田英利)は、万太郎(板尾創路)や、天海天海(茂山宗彦)とのことを思い出していた。敬称略作、八津弘幸さん脚本協力、吉田真侑子さんもしも。。。今週のエピソード。主人公が、全く登場していない方が、良い感じのシリアスなエピソードに...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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